Page 481 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼特別会計370兆円の正体は? ウミサチヒコ 05/7/24(日) 11:15 ┗Re(1):特別会計370兆円の正体は? チャトラ 05/7/25(月) 1:09 ┗Re(2):特別会計370兆円の正体は? ウミサチヒコ 05/7/25(月) 5:31 ┗Re(3):特別会計370兆円の正体は? ウミサチヒコ 05/7/25(月) 8:57 ┗Re(4):特別会計370兆円の正体は? ウミサチヒコ 05/7/26(火) 10:04 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 特別会計370兆円の正体は? ■名前 : ウミサチヒコ ■日付 : 05/7/24(日) 11:15 -------------------------------------------------------------------------
経済通のみなさん、教えて下さい。 私たちは国会の花形委員会「予算委員会」で85兆円だかの、けんけんがくがくの議論を見ますが、この370兆円は一体なんでしょうか?国会ではタッチできていないものなんじゃあないでしょうか? 国の予算は85兆円ではなくて、実は450兆円、GDPに匹敵するものが政府によって勝手に運用されているっていうことじゃあないでしょうか?詳しい方、教えて下さい。 |
ウミサチヒコさんへ 特別会計について、私の理解していることを書きます。 財政法で、国が特定の財源を使って特定の事業をする場合や、特定の資金を 保有し運用する場合などに限って、一般会計と区分した「特別会計」の設置 を認めています。 特別会計は受益と負担の関係が明確になり、効率的運用や、歳出削減の努力 を促すことができると財務省は説明してきました。そのため、国会での審議 もこれまで、 一般会計が中心で、特別会計は注目されてこなかった。 特定の財源を特定の目的に使うので議論の余地が少ないとガラクタ議員は思 っていたのです。財源を集めすぎて、不要不急の事業に使ったり、多額の余 剰金を積み上げたりしても、ガラクタ議員は黙認していたのです。しかも。 一般会計から予算が繰り入れられ(平成16年度で47兆円)て、受益と負担の 関係が不明確になっても財務省の説明に疑いをもたなかったのです。 平成16年度の特別会計の歳出総額の単純合計は387兆円で、これには会計相互 の出入りがあるので、それを差し引くと、純合計額ハ207兆円です。国の一般 会計は82兆円ですが、特別会計への繰入額47兆円が含まれていますから、これ を差し引いた一般会計の歳出の純合計額35兆円に比べると極めて大きいのです。 主な特別会計の1兆円以上の歳出額は 国債整理基金 82兆3760億円 財政融資資金 45兆1636億円 厚生保険 30兆1968億円 交付税及び譲与税配布金 19兆2189億円 国民年金 15兆6274億円 労働保険 4兆2525億円 道路整備 3兆9792億円 治水 1兆2642億円 各省は一般会計で認められなかった新規事業を所管の特別会計から引き出す ケースは長年に渡って慣習になっており、これが各省と族議員のもたれあい になっており、既得権の温床になっているのです。 旧年金福祉事業団が全国につくったグリーンピアなどはその例であり、年金 積立金を運用するための組織がハコモノつくりに手を染め、その大半が赤字 になっているのです。公的年金を特別会計で経理して、失態した例です。 政府は、財政改革と称して、財政制度等審議会の特別会計小委員会で見直し を行い、平成16年度の特別会計予算に反映させたと言っているが、わずか 5000億円の削減に過ぎない。特別会計予算全体の0.24%である。 全国会議員は頭を丸めて国民に土下座しても、尚、足りない。ハゲの議員は どうしたらよいかのう。 |
▼チャトラさん:おはようございます。 >ウミサチヒコさんへ >全国会議員は頭を丸めて国民に土下座しても、尚、足りない。ハゲの議員はどうしたらよいかのう。 まったくです。議員達は一体戦後60年、何をしてきたか。まったくの犯罪人、むだめし食いです。が、中には何人か、マジメに考えている議員もいました。 民主党の馬渕澄夫衆院議員(45歳)です。彼が6月30日放送の「朝日ニュースター」で「特別会計と無駄」について語った資料が入手できました。特別会計は「31」あって、規模は411兆円だと。彼は「真水部分として100兆円」という見解です。しかし、これがデタラメ。 労働保険3兆8974億円で言うと、実際給付額、これにはまさかウソはないだろうから、これが2兆円強。失業率5%として年間300万人に20万円支払われています、ラフなオーダーです。しかしその他の支出で不要と思われるものが4600億円ある。1割強が「ハコモノ」など無駄・不急の支出となっている。 かくのごとく、無駄使いが行われている。特別会計の趣旨とは違った支出が湯水のようになされているのは、「年金基金のグリーンピア」ばかりではない。 さらに、馬渕氏の見解では「31」あるうちの特会(特別会計)の「8〜10」は不要のものとされている。 国有林・地震保険・船員保険・森林保険・道路・土地改良・治水・登記・食糧管理、ありとあらゆる事業特別会計・資金運用特別会計が組まれている。特会の総額は、チャトラさんの見解では200兆円、馬渕氏の見解では100兆円(?)だが、この三分の一が、そもそも無駄な会計であるという。真淵氏は従って「10兆円は無駄」としているが、私は一般会計と合わせれば「30・40兆円は無駄」と見ている。30兆円と言えば、消費税15%に相当する(10兆で5%という)。 私が「財政・予算の見直しをすれば、お金は湯水のように湧いてくる」と前に断言したのが、これだ。共産党のように「戦闘機を一機減らせば学校がいくら建つ」なんて規模じゃあない。 予算を生活扶助に回せ。そして母子家庭や一人暮らしの老人を救え。そうして若者は家族のくびきを離れ、自由に教育を受け、一人で働く。これが少子高齢化とそれからくる社会の困難を救う。 |
追い討ちです。 >民主党の馬渕澄夫衆院議員(45歳)です。彼が6月30日放送の「朝日ニュースター」で「特別会計と無駄」について語った資料が入手できました。特別会計は「31」あって、規模は411兆円だと。彼は「真水部分として100兆円」という見解です。しかし、これがデタラメ。 >労働保険3兆8974億円で言うと、実際給付額、これにはまさかウソはないだろうから、これが2兆円強。 労働保険の内、いわゆる失業保険の給付2兆円強をつかさどるために、事業経費を7000億円予算計上しています。2兆円の給付のために、なぜ7000億円も使っているのか、という疑問が出てきます。 日本赤十字社の「赤い羽根募金」なんかもそうですが、みんな「事業」の名目で甘い汁を吸っている。 日本国はすべてこの構造です。2兆円のために7000億円も使うなど、それこそ民間ではありえません。無駄使いです。そうやって作りまくった「ハコモノ」は、採算が取れなくなり非難を浴び出すと、10500円とか105000円で売り飛ばすそうなんです。国民財産の横領です。 これが「政官財癒着・国民財産無駄使い・横領」の姿なのです。それを支え、支えられているのが、「自民党・公明党非合法政権」であり、これを支えるからくりが「一票の格差」と「小選挙区制度」です。 「国から30兆円を取り戻そう!」このスローガンが野党から出る日を待ちます。 |
民主党・馬渕議員の対談をWEb化しましたので、参照下さい。 http://www.scn-net.ne.jp/~casings/News%20Shinsou.htm |