Page 550 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼もしも日本が弱かったら ウミサチヒコ 05/8/3(水) 11:31 ┣Re(1):もしも日本が弱かったら ごまめの翁 05/8/4(木) 13:52 ┗Re(1):もしも日本が弱かったら (の逆) ワン太郎 05/8/4(木) 17:51 ─────────────────────────────────────── ■題名 : もしも日本が弱かったら ■名前 : ウミサチヒコ ■日付 : 05/8/3(水) 11:31 -------------------------------------------------------------------------
ごまめの翁さんのつぶやきより… >今考えると、もし日露戦争に負けていたら日本はどうなっていただろう。恐らく今の様な日本は無かっただろう想像するだけでも恐ろしい。ひょっとしたら今の中国や朝鮮の国民と同じ事をソ連に向いて言っているか、ソ連圏内の属国の国々と同じ運命を辿っているかもわからない。 >私の様な庶民には難しすぎる。何処で日本は犯してはいけない過ちをおかしたのだろう。軍隊を持つと云う事は、昔犯した過ちを日本は二度犯す事に成る可能性はあるのだ。 縄文時代すでに日本列島には30万人が住んでいて、世界でももっとも人口が稠密であったという。日本列島というものがあったとしても、もしこれが樺太や千島列島のような気候であったら、おそらく日本民族というものはなかったであろう。暖かく、自然に恵まれていたからこそ、縄文人と南方・大陸との混血があった。 もしこの気候がなかったら、あったとしてももう少し厳しいものであったら、縄文人は無いか非常に弱く、南方や大陸の一部にすぎず、混血といえるほどのことなくそれらの一部に同化して、天皇もなく、豊臣秀吉もなく、伊藤博文もなく、中国か台湾や朝鮮の一部となっていたであったろう。あるいはチェジュ島のように、さしたる独自の文化もなく。 だが、平将門(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%B0%86%E9%96%80)の時代より、日本列島は戦に明け暮れた。それは、原始共産制が早期に崩れ、階級社会の「発達」があったからだろう。そのために、元寇も撃退し、日本は国を成して行く。 徳川幕府の時代、大江戸100万は、世界の大都会であった。中国は清の衰退期であった。もし、日本の気候がもう少し厳しいものであったら、日本は大陸侵略など考えもつかず、列強の侵略に抗するに精一杯であっただろう、なにしろ「日本」は香港や台湾やチュジュ島のように中国・朝鮮の一部であったろうから。日露戦争など起きようがなく、確かに中国(&日本列島)は深い侵略を列強から受けたであろう、だが、それは日本帝国主義ほどであったかどうか。 東アジアと列強資本主義国との「戦い」は日米決戦という形でとりあえず収束した。日本という存在がなかったら、東アジアと列強資本主義国はどうなっていただろう。南アメリカ・コースか。高度文明インカもスペインにやぶれた。だが、中国はインカよりは格段に発達していた。中国(&日本列島)はインドの運命をたどったかもしれない。すくなくとも中国・朝鮮は日帝ほどの深手は負わなかったかもしれない。 歴史に「もしも」はない、と言われる。それは歴史学者の想像力の無さの弁解かもしれない。 こう考えて来ると、封建主義にしても資本主義にしても、有史以来今日まで絶えず抑圧者と被抑圧者が社会には存在して来たという事実だ。1848年共産党宣言、1871年パリコミューン、1917年ロシア革命、これらの運動にも関わらず、いやそれ故か、世界では争いが耐えない。とにかく99%の人間が戦争はいやだと言っている、大同につくとは、このことではないだろうか。 |
ウミサチヒコさん 貴方は博識ですから何でもご存じですね。私は歴史関係は苦手ですが、日本が大陸と陸続きに成っていなかった事が他国からの侵略を受けずに現代に至ったと思っています。 古代より力の有るものが支配をする。そしてそれ以上力のあるものが出て先の権力者を滅ぼす事の繰り返しが、今の地球人類の歴史の様な気がしています。 だから私は武器も軍隊も戦争ない地球が理想的と思っていますが、戦争で金儲けをしている国が有る限り無理な相談でしょう。 又色々ご教授御願致します。 |
私は逆を夢想します。 「(70年前の)日本が強かったなら・・・」 「強い」という意味は「軍事力」でなく「外交力」についてです。 「軍事力」はあの程度で、「外交にもっと長けて」いたなら・・・。 近隣国(大衆)からの信頼を得、欧米のしたたかさの「ウラをかく」ような外交力があったなら・・・であります。 幕末には、英・米・仏との絶妙なバランス外交が展開できたのに・・・ なぜ昭和は外交力がプアーになったのか? 人材でしょうか? 私は「天皇が軍服を着たから」という説に賛成します。 (明治天皇が軍服を着るのを見て「もうだめだ」と嘆いた公家達がいたそうです) もともと天皇(と公家)は権威と外交だけで永らえてきました。 軍事には1000年も携わってきませんでした。 天皇が軍服を着たことによって「外交 < 軍事」となりました。 それでも欧米列強との衝突は避けられなかったでしょう。 しかし、結果は大変な差があったでしょう。 では、現状は? 依然として「外交 < 軍事」です。 軍事が強いのではなく、外交が弱いという意味です。 (バランスをとるため「軍事を弱くする」というのは愚の骨頂の話でしょう) 「外交を強く」しなければいけません。 そのためには・・・ ここからの話を展開すれば「ウミさんの反発」を招くのは必至です。 |