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 ▼グループホーム 認知症受け入れ拡大  J.I 05/3/30(水) 2:48
   ┣Re(1):グループホーム 認知症受け入れ拡大  悠々 05/4/2(土) 16:17
   ┃  ┣Re(2):グループホーム 認知症受け入れ拡大  石頭の息子 05/4/3(日) 0:24
   ┃  ┃  ┗Re(3):グループホーム 認知症受け入れ拡大  J.I 05/4/3(日) 3:47
   ┃  ┃     ┣Re(4):グループホーム 認知症受け入れ拡大  石頭の息子 05/4/3(日) 10:11
   ┃  ┃     ┃  ┗Re(5):グループホーム 認知症受け入れ拡大  J.I 05/4/7(木) 1:14
   ┃  ┃     ┗Re(4):グループホーム 認知症受け入れ拡大  悠々 05/4/6(水) 19:53
   ┃  ┃        ┗Re(5):グループホーム 認知症受け入れ拡大  J.I 05/4/7(木) 1:36
   ┃  ┗一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  ぎみゆら 05/4/3(日) 12:37
   ┃     ┣Re(1):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  悠々 05/4/9(土) 8:36
   ┃     ┃  ┗Re(2):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  ぎみゆら 05/4/11(月) 16:45
   ┃     ┗Re(1):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  T.S 05/4/9(土) 12:46
   ┃        ┣Re(2):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  J.I 05/4/9(土) 17:17
   ┃        ┣政治家は現場の声に敏感に  団塊党 05/4/9(土) 18:16
   ┃        ┃  ┗Re(1):政治家は現場の声に敏感に  なゆ 05/4/11(月) 9:21
   ┃        ┗Re(2):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  J.I 05/4/11(月) 3:13
   ┃           ┣Re(3):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  秋明菊 05/4/11(月) 9:04
   ┃           ┃  ┣Re(4):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  J.I 05/4/12(火) 3:39
   ┃           ┃  ┃  ┗Re(5):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  秋明菊 05/4/12(火) 19:12
   ┃           ┃  ┃     ┗Re(6):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  パンドラ 05/4/12(火) 22:38
   ┃           ┃  ┃        ┗Re(7):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  秋明菊 05/4/14(木) 8:42
   ┃           ┃  ┗Re(4):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  ぎみゆら 05/4/12(火) 18:50
   ┃           ┃     ┗Re(5):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  秋明菊 05/4/12(火) 22:33
   ┃           ┃        ┗Re(6):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  ぎみゆら 05/4/14(木) 12:02
   ┃           ┃           ┗Re(7):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  秋明菊 05/4/15(金) 8:33
   ┃           ┃              ┗Re(8):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  ぎみゆら 05/4/16(土) 18:47
   ┃           ┃                 ┗Re(9):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  悠々 05/4/23(土) 8:52
   ┃           ┗Re(3):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  T.S 05/4/17(日) 0:05
   ┃              ┗介護保険制度の見直し  J.I 05/4/17(日) 2:35
   ┣<政治が機能していない  J.I 05/4/3(日) 2:51
   ┣介護保険の将来は暗い・・  北の老兵 05/4/12(火) 11:34
   ┃  ┗Re(1):介護保険の将来は暗い・・  J.I 05/4/13(水) 3:05
   ┃     ┗Re(2):介護保険の将来は暗い・・  北の老兵 05/4/13(水) 11:07
   ┃        ┗Re(3):介護保険の将来は暗い・・  J.I 05/4/14(木) 2:59
   ┗Re(1):グループホーム 認知症受け入れ拡大  珠 05/4/17(日) 8:59

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : グループホーム 認知症受け入れ拡大
 ■名前 : J.I
 ■日付 : 05/3/30(水) 2:48
 ■Web : http://www.tim.hi-ho.ne.jp/wec7/kaigo_index.htm
 -------------------------------------------------------------------------
    3月28日の朝日新聞、1面トップに厚労省が
グループホーム入居対象者の「入居制限」緩め?
認知症で日常生活に支障があれば誰でも利用できる
ようにする・・と言う記事が出ていました。

 「重度の人も受け入れることになるため、施設
管理者や職員らを対象にした研修も充実させる・・

 それ、「研修を充実」したらすむ事なんでしょうか。

 グループホームというのは・・まあ、いろいろある
けれど・朝日新聞の記事によれば「住みなれた地域
で小人数が家庭的な雰囲気で暮らしながら介護を受ける
施設。法人格があれば一般企業でも介護保険事業者の
指定を受けることができ、・・企業の参入で施設数は
急増・・」

 小人数・5人から9人・・今厚労省の決めた基準では
要介護者・というか利用者3.5人に介護担当職員が
1人・が最低、まあ大抵の施設は2人、乃至2.5人
みたいですが、これが深夜になると利用者15人だったか
18人だったかに1人・(1人対3.5人と言うのは職員数
ですから)

 深夜、何人もの認知症の人を含めて10人もの要介護者
の面倒を看るってどんな事か厚労省判っているのでしょうか

 ついこのあいだグループホームで悲惨な事件が起こった
ばかりだ、というのに。(深夜の勤務者が二人いたら
起こり得ない事故でしたね。この事件の加害者も普段良い
介護をしていて管理者、というか責任者の人も理解できない
と)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):グループホーム 認知症受け入れ拡大  ■名前 : 悠々  ■日付 : 05/4/2(土) 16:17  -------------------------------------------------------------------------
   昨日の公共放送から。若い熱意ある介護福祉士がグループホームの
夜間勤務に従事していました。認知症の8人の入居者にたいして、
夜間の13時間は一人勤務!!起き出して来る人と向き合い、所要をこなし、
2時間ごとの見回り・・どんなふうに考えても一人の任には重すぎます。


一人では袋小路に陥るような状況でも、二人なら、何とかできた体験が
あります。もう腰が抜けて立てなくなった時に「お手伝いしますから
一緒にやりましょうよ」と、勇気づけてくれた相手がいてこそ、
続けられた在宅介護でもありました。

一人より二人、三人と仲間がいればさまざまな知恵もでてくるでしょう。
夜間は特に2人ペアでの勤務は欠かせません。スタッフを一人に(孤立)
させないこと。スタッフの気持のゆとりがそのまま要介護者に対する気持の
ゆとりに繋がるのはいうまでもありません。いかなる若さや情熱を
もってしても、介護の現場には想像をこえる現実があります。
そして、何よりかれらは生身の人間なのです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):グループホーム 認知症受け入れ拡大  ■名前 : 石頭の息子  ■日付 : 05/4/3(日) 0:24  -------------------------------------------------------------------------
   10数年前に家族が世話をしていて「愛情が憎悪に変わる」とさわがれていました、家族がマンツーマンでしてもこのような重い負担になるのに、行政の遅れと現場を知らないのには怒りを覚えます。

介護保険が出来てからも、業者が雨後の竹の子状態で、儲け優先の介護施設が実に多い。

それと、親類に認知症がいるので良く分かるのですが、比較的金銭に余裕があっても派遣されてくるヘルパーさんの質も低い人が多くて、本当に訓練を受けたのか疑問に感じるヘルパーさんもいる、家族もヘルパーさん任せで、酷いのは無断で薬を使って眠らせて楽をする、物や金がなくなることもあります。

一人だけですが、一級のヘルパーさんで、経験が豊富でお世話をする認知症のかたも重度であるが信頼している方がいます、先の酷いヘルパーさんとは雲泥の差があります、でも同じ報酬なのです。

これからはますます老齢社会になります、理想としては遠くの介護施設へ預けるとか、バスで送り迎えするのでなく、出来うれば認知症の方の生活圏で健常者と分けない施設を目指してもらいたい。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):グループホーム 認知症受け入れ拡大  ■名前 : J.I  ■日付 : 05/4/3(日) 3:47  ■Web : http://www.tim.hi-ho.ne.jp/wec7/kaigo_index.htm  -------------------------------------------------------------------------
   >石頭の息子様

 ヘルパーの質、儲け本位の事業者・・確かに
そうなのですけれど・・
 この間どこだったか・のグループホームで不正請求
が摘発されてその施設を運営していた人は施設を閉めて
故郷に・だったか帰ってしまわれました。そこでやって
いたのは介護記録・かな?の改ざん・どこだったかの
テレビでそこの職員さんなどにインタビューしていましたが
「どこでもやっていることだし・・」とか。不正を咎める
のは易しいのですが、そうしなければやっていけない
実情も有るようです。例えば深夜勤を1人で・なんて
とんでもないと私も思うのですけれど、深夜勤を2人常時
置こうと思ったらかなりの介護職員を増員しなければ
ならないでしょう。有料の老人ホームでさえ深夜勤は厚
労省の基準に準じているようです。

 不正請求はずいぶん以前から問題になっていましたが
行政側としては、それを厳しく言うと参入する業者が
いなくなるから・・だそうです。

 ヘルパーさんや・の質の問題もその待遇は1人で食べて
行くのがやっと、家庭など持てない・・時給900円、良くて
1100円?の世界ですから・・

今気がついたのですけれど、私が何時も見ている「介護
ネットワーク」現場の人達の声がいっぱい・がホーム
ページのURLにのっているようです

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):グループホーム 認知症受け入れ拡大  ■名前 : 石頭の息子  ■日付 : 05/4/3(日) 10:11  -------------------------------------------------------------------------
   J.Iさん、

言葉が足りませんでした、介護の社会制度は始まったばかりです、なので介護される方、その家族、介護する体制、そこで働く方、今は全てが手探り状態であると思います、しかし認知症のみならず老齢要介護者を家族が隠していた時代から時が経っていますが、陰湿な旧弊社会認識がまだ残っています。

4年程前に、認知症家族、医師、弁護士のワークショップに参加したことがありました、参加されている各方面の方々は熱心でしたが、如何せん少数でした、成年後見人制度一つにしても、医療界と法曹界の連携は無きに等しいものでした。

私は介護者の奉仕精神に頼るのではなく、社会的にも地位を与え、手厚い報酬を社会保障として整えることを優先すべきと考えています、医療においても看護士さんの実態は未だに整備されているとは思えません、医療施設の経済事情がそれを阻んでいます、ましてや介護体制はまだ産声をあげたところなのです。

日本が本当に社会保障に取り組むならば、公平な高福祉、高負担であるべきと考えています、少子化、老齢社会になりつつある時、早急な議論が求められます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):グループホーム 認知症受け入れ拡大  ■名前 : J.I  ■日付 : 05/4/7(木) 1:14  -------------------------------------------------------------------------
   >石頭の息子さま
 おっしゃる通りとおもいます。
「・・陰湿な旧弊社会意識が・・・」とにかく
いまだに「老親は長男の嫁がみるべき」という
意識というか認識が「隠然と」あるようですね。

「・・・・介護者の奉仕精神に頼るのでなく・・」
一昨年だったかの婦人公論が高齢者介護を特集
していました、そのなかに諏訪(でしたっけ)
の病院の鎌田院長の・・・病院の運用に・というか
にボランテイアの方を4〜50人来てもらって・・
職員は本来の職務に専心・だったか。つまりは
人員の不足を「奉仕者」でおぎなっている・という
ことですね。良い事だ、とは思いますが望ましい
姿なのかどうか・・
 おっしゃるように高福祉・高負担ということが
社会的に認められないと・・

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):グループホーム 認知症受け入れ拡大  ■名前 : 悠々  ■日付 : 05/4/6(水) 19:53  -------------------------------------------------------------------------
   先月末、母のところに出向いた折に手にした地方新聞に、介護保険料を
改ざんし不正請求をして廃業に追い込まれた3ヶ所の業者の記事がでて
おりました。地方と大都市の地域性はおおいに異なるにしても、すでに
各方面から指摘されているように介護認定の公平さや介護保険料請求の
チェック体勢には問題が少なくありません。

首都圏に属するこの地域は、近年ぞくぞくと民間資本の介護施設が建設
されています。ある施設のスタッフは「これから20年が勝負なのよ。
その後は老齢人口も減ってくるから。施設の原価償却等を考慮すれば
あと2、3年が建設のピークかも」。”介護ビジネス”は確実に利益を
生み出す業種といわれているように思います。脳裏に浮かぶのは
介護保険導入直前のセミナーでの光景。基調講演を行った五木寛之氏の
話の内容はすっかり忘れてしまったのですが、当時の厚生官僚と
介護ビジネスに参入したばかりのジュリアーナをプロデユースした経験を
持つあの方の姿が強烈でした。

あの時から、数年を経て増え続けるグループホーム。利益を生み出す
ためには人件費の抑制が効果的で、良質なケアを考えれば人手が最重要。
せめて、夜間の職員が2人対応の施設を選択の基準にしたいですね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):グループホーム 認知症受け入れ拡大  ■名前 : J.I  ■日付 : 05/4/7(木) 1:36  -------------------------------------------------------------------------
   >悠々さま
 「介護ビジネスに参入したばかりのジュリアーナを
プロジュースした経験を持つあの方の・・」
 その「方」わたしもテレビに派手に?出たり
また新聞などでもいろいろ語っているのを見て
いましたが・・
「・割烹と同じで良いサービスを提供すればいくら
でもお客さんは集まる・・」とか

 なんで「割烹」と同じなんて考えるのか不思議
な感覚・と思っていました。「福祉産業」は「娯楽
産業」とは違うのに・・

 「娯楽」だったら借金してでも利用する人もいる
でしょうが福祉・介護は借金してまで利用するのは
よくよくの場合でしょう・・・

 そのころのテレビでやはり介護事業に参入を表明
したある事業者の方が介護事業で儲けようとは思って
いない・と言っていらっしゃいました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  ■名前 : ぎみゆら <gimiyura@fox.dti2.ne.jp>  ■日付 : 05/4/3(日) 12:37  -------------------------------------------------------------------------
   悠々さん、こんにちは。


> 一人より二人、三人と仲間がいればさまざまな知恵もでてくる
> でしょう。

まったくもって、おっしゃるとおりなんです。

看護婦の夜勤についての歴史を振り返ると、まさに、一人夜勤
→ 二人夜勤 → 三人夜勤という流れをたどっています。

その昔は、多くの病院、病棟が一人夜勤でした。いまの「夜勤」の
イメージよりも、どちらかというと「当直」看護婦。何か大変な
ことが起きたときには、隣接の寮で寝ている仲間に応援を求める。

その後、とくに近接の寮に大量の看護婦を抱えるのが難しい都市部の
病院では、二人夜勤が普通になっていきます。ですが「二人」という
のは、「一人」が何か突発自体に振り回されると、「残りは一人」に
なってしまうという態勢なんです。

それで、「どんな職場でも、できる限り三人夜勤を」という要請が、
いろんな形で粘り強く続けられて、いまではかなり広く三人夜勤
態勢が取られるようになりました。「三人」ならば、「一人」が
「何か」にかかりきりになっても、まだ「二人」います。

  1人 − 1人 = 0人
  2人 − 1人 = 1人
  3人 − 1人 = 2人

この当たり前の算式が、人と人とが限られた人数、態勢のなかで、
人の命と健康にかかわる仕事に、力を合わせて取り組もうという
ときに、とても大切な意味を持ってくるんです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  ■名前 : 悠々  ■日付 : 05/4/9(土) 8:36  -------------------------------------------------------------------------
   ぎみゆらさん
福祉のほうのボランティア仲間に医大付属病院の婦長だった方が
おります。一緒に仕事をしていたことのある精神科医師の本を
貸してくれました。河合眞著『高齢者のメンタルケア』南山堂
そのなかで老人ホームに関っている方に一文に「いつでも
あなたのために時間を作れますよ」この心の余裕が、
利用者の安心を生みだす、とありました。老人ホーム事務長、
心理士、作曲家などかれを取り巻く仲間も多彩。豊富な臨床例から
介護に携わる方々には参考になりそうです(100冊の本とは別にしても)。

日頃はできるだけ良い点をみて円満な人間関係を心しているのですが、
かつて研修を受けていた折に、カウンセリングを学んだという方から
衆人のなか投げつけられた「・・あなたの老後は悲惨よ」という言葉。
その羞恥から立ち直るのに何ヶ月かかりましたが、再び理解できない
状況がいくつか。ひとつは高いハードルがバリケードになったようで・・。
いまの心境を映してか、私の目にとまったのはこの一文、
”人間は努力する限り迷う存在”。

桜満開の週末をお楽しみください。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  ■名前 : ぎみゆら <gimiyura@fox.dti2.ne.jp>  ■日付 : 05/4/11(月) 16:45  -------------------------------------------------------------------------
   悠々さん、こんにちは。


> 河合眞著『高齢者のメンタルケア』南山堂

ご教示ありがとうございます。探してみます。

> 「いつでもあなたのために時間を作れますよ」

何冊か本作りの仕事をご一緒したある精神科医に、友達が弱ったり、
気持ちが塞いだりしているときには、どのように接したらいいもの
でしょうかと、尋ねたことがあります。

その先生、しばらく「えーっと」と思い巡らした後に、

「気が向いたら、いつでも話を聞くから」

くらいに、軽く、さりげなく言っておいてあげてはどうでしょうか、
との返事が返ってきました。それからまた、まだちょっともの足り
なさそうに「うーん」とさらに考え直して、

「だけど私も、忙しいときには、いま忙しいってちゃんと言うから、
 いつでも声をかけてね」

とでも付け加えておけば、相手も、少しは気が楽になるかもしれ
ません、とのこと。

これらの助言は、今後生涯、役に立ちそうな気がしています。

> ひとつは高いハードルがバリケードになったようで・・。
> いまの心境を映してか、私の目にとまったのはこの一文、
> ”人間は努力する限り迷う存在”。

しばらく前、ちょっとした失敗からかなり落ち込んでいたある若い
女性編集者に、言ったことがあります。

「ねえ。絶対失敗しない方法が、一つだけあるんだけど、知ってる?
 それは、何もやらないこと。何もやらなければ、失敗もしない。
 あなたはずっと、いろいろ頑張ってるから、いまみたいに失敗して
 つらくなることもあるんじゃないかと思うんだけど、どうかな」

> 桜満開の週末をお楽しみください。

最寄りの私鉄駅からその隣の駅にかけての線路沿いに、なかなか
見事な桜並木がありまして、一昨日土曜日に、妻と花見散歩をして
きました。ちょうどぴったりのタイミングでした。

どうか、お気持ちを長く、ゆっくり、お元気でお過ごしください。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  ■名前 : T.S  ■日付 : 05/4/9(土) 12:46  -------------------------------------------------------------------------
   私は43歳の介護福祉士です。 今、夜勤明けでこのページを
見ています。 特別養護老人ホームですが、昨夜は1フロア
24人(長期19人・ショートステイ5人)を一人で担当しました。
はっきり言って、クレージーです。 中には自分でベッド柵を
外して、転落する者もいます。 以前、柵が外れないようにヒモで
固定したところ、施設長から「抑制するな! 巡回を強化しろ!」と
怒られました。
職員の出入りも激しく、名前を覚えるのは、モー娘のメンバーを
覚えるより大変なぐらいですわ。 真面目に仕事する職員ほど
「ヘルニア」を罹って辞めていきます。 

今回の介護保険見直し(?)もかなり批判されておりますが、
いつか「大馬鹿な政治」が「普通の馬鹿」ぐらいになると
信じたいものです。 

特養に入るため、「100人以上待ち」などという話を何度も
聞きますが、そんなに苦労して入所できたのに、こんなに
お粗末な介護しか出来ないのが、申し訳ないやら、悔しいやら
です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  ■名前 : J.I  ■日付 : 05/4/9(土) 17:17  -------------------------------------------------------------------------
   >T.S様

 24人の「利用者」を深夜は独りで看られるのですか?
おっしゃるように「クレイジー」・・・・

 私は「在宅」で昨年夏まで母(97歳、要介護度4)
を看ていました。ベッドは使っていませんでしたから
夜中に動いても気になりませんでしたが、今妹が看て
いますが、介護ベッドを使っているので、時々落っこちる
そうです。妹はのんきに朝起きてみたらベッドの下で
(母は)寝ていた、なんて言っていましたが。

 以前ベッドの柵の間に首を挟まれて亡くなられた方が
いらっしゃいましたね。拘束は難しい問題だと思います。

 読売新聞は4月8日の朝刊で「介護予防・国会審議で質疑
集中」としていろいろ報じていますが、朝日新聞は9日の
社説の半分に介護保険・筋トレもいいけれど」と言って
・・最後に「使いやすく、長持ちしうる制度へ変える審議
を期待したい」ってまるで他人事・・

 もしかしたらご覧になっているかとも思いますが、「介護
ネットワーク」というサイトがあります。介護に関係している
沢山の方たちがいろいろ書き込みをしていて優れたサイトです。
このスレッドの最初の私の書き込みの「ホームページ」
のところにURL、リンク?しています。
 

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 政治家は現場の声に敏感に  ■名前 : 団塊党  ■日付 : 05/4/9(土) 18:16  -------------------------------------------------------------------------
    ▼T.Sさん 初めまして

>私は43歳の介護福祉士です。 今、夜勤明けでこのページを
>見ています。 特別養護老人ホームですが、昨夜は1フロア
>24人(長期19人・ショートステイ5人)を一人で担当しました。
>はっきり言って、クレージーです。 中には自分でベッド柵を
>外して、転落する者もいます。 以前、柵が外れないようにヒモで
>固定したところ、施設長から「抑制するな! 巡回を強化しろ!」と
>怒られました。
>職員の出入りも激しく、名前を覚えるのは、モー娘のメンバーを
>覚えるより大変なぐらいですわ。 真面目に仕事する職員ほど
>「ヘルニア」を罹って辞めていきます。 

私は小学校の教師をしています。
昨年度は38人のクラスを担任していましたが、今年は28人のクラスです。
10人少なくなりました。
この10人の差がどれほど大きいか、現場でやったものでなければ分かりません。
さまざまな難しさをかかえた子どもが増えている今の時代、この10人の差は天と地ほどの違いがあります。
今年は本当に余裕を持ってすべての子どもに向き合えます。

T.Sさんのお気持ちは痛いほど分かります。
何とかならないものですかね。
政治家はもっと現場の声に敏感にアンテナを張ってくれないと困りますね。
こういう話を聞くと腹が立ってしかたありません。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):政治家は現場の声に敏感に  ■名前 : なゆ  ■日付 : 05/4/11(月) 9:21  -------------------------------------------------------------------------
    私が居宅支援のケアマネージャーをしていたころ、受け持っていた利用者数は、2名で150人超でした…(汗)
 規定では、居宅の場合は50人までとなっていますが、それでは事業所としての採算がとれません。50人ぴったりのプランを受け持って、得られる収入は月あたりおよそ42万円(1人につき8400円として)。業務にかかる諸コストを考えると、はっきり言って自分の給料も出ないのです(泣) 居宅支援部門の赤字を、サービス(ヘルパー業務とか)の利益で埋めてる格好でした。ものすごく肩身が狭かったです。
 他にもいろいろ言いたいことはありますが以下割愛。とにかく忙しすぎる毎日でした。燃え尽きる前に辞められてよかったです。

 そういうわけで「人数」については、T.Sさん、団塊党さんに激しく同感です。
偉い方々は頭がいいだけではダメだと思います。現場をもう少し知るべきです。高い給料もらってるならそのくらいやって当然。
 今の「基準」に沿った人員配置では、どのタイプの業種でも、良質なサービス提供は難しいのではないかと思います。でも人を増やせば人件費がかかり、赤字になる。その点でジレンマに悩む方も多いのではないでしょうか。そういう実態をもっと見てほしいですね。

 一人では袋小路に陥るような状況でも、二人なら何とかできた体験があります、とおっしゃった悠々さんへ。お気持ち、よくわかります。
 小さな事業所では、ひとりぼっちで働くケアマネがまだまだいます。困難ケースを抱えても、誰にも相談できないまま、1人で全部背負い込んで燃え尽きちゃう人があとを絶ちません。受験者数が多いのに実務をやる人が足りないのも、そんな理由が大きいらしいですよ。
 制度の見なおしも結構ですが、転職率の高さとその原因も、もうちょっと考えてもらいたいです…。(そんなこと言ってる自分も今、何回目かの就職活動中です。どこかいいとこないかなあ(笑))

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  ■名前 : J.I  ■日付 : 05/4/11(月) 3:13  -------------------------------------------------------------------------
   >TS様

 介護ネットワーク見ていただけたでしょうか。
と言うのはあなたと良く似た状況の方の書き込み
がありましたので。もしかして貴方か?とも思った
のですが、状況がちょっと違うので、おそらく
どこも「老人ホーム」は同じような事になっている
のでしょうね。

 その方の勤めておられる施設は入居者数30人、
全員寝たきり・正職員は12名で厚労省の基準は
みたしています。勤務態様は 夜勤、夜勤明けの
休み・などで6人、と言うことは日勤6人・時には
3〜4人で30人の寝たきりの高齢者を看ることに
・・現在ヘルパー募集中だけれど応募者なし・・・
 
 これはTS様へのレスと言うよりこのサイトを
見たり、書き込みされていらっしゃる皆様に
考えていただきたいのです。いま介護の現場は
(こう言う表現は私は大嫌いなのですけれど敢えて)
どこもおそらくこういう状況なのです。(在宅介護
についても機会があれば・・ですが)

 予防介護だか介護予防だか・なんて「お金」の
ことだけ、それも「現場」からは有効性に疑問符
をつけられているような施策の国会審議にお金と
時間を使っていて良いのでしょうか???

 ちなみに、わたしが何時もみている「介護ネット
ワーク」ずいぶん前に理学療法関連のかたから高齢者
の「リハビリ」・・・おそらくその頃「関係者」の間で
「予防介護」の考えが言われ始めたのでしょう・・・
についての書き込みがあり、すぐヘルパーさん2,3人
の方から「そんなこと気力の衰えた高齢者にやったって
無意味」だったか・と言うレスがあり・・
 その後一切その件についての発言はありません・・
みなさんそれどころではない・・のでしょう。

(なださんの今度の介護保険制度改正についての発言
もありませんね。高齢者介護についての問題、多分に
精神的なストレスに起因している面があるようにも思う
のですが)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  ■名前 : 秋明菊  ■日付 : 05/4/11(月) 9:04  -------------------------------------------------------------------------
   J.Iさん 

おはようございます。はじめまして。

いつも関心を持って読ませて戴いています。

> ちなみに、わたしが何時もみている「介護ネット
>ワーク」ずいぶん前に理学療法関連のかたから高齢者
>の「リハビリ」・・・おそらくその頃「関係者」の間で
>「予防介護」の考えが言われ始めたのでしょう・・・
>についての書き込みがあり、すぐヘルパーさん2,3人
>の方から「そんなこと気力の衰えた高齢者にやったって
>無意味」だったか・と言うレスがあり・・

↑の「気力の衰え」については、実感しました。
2年ほど前に母が心臓病で亡くなりましたが、その1年位前から気力が衰えてきて、まず好きだった本を読まなくなり、その内隅から隅まで時間を掛けて読んでいた新聞を読まなくなり、ボーッとTVを観てるだけになりました。

本を読まなくなった時には白内障の気もありましたので、凸レンズを買ったり、大きな活字の本→童話→マンガなどと読めそうな本を捜して持って行きました。

簡単なストレッチなどの運動も勧めました。

そういった日々を過ごした後で、母から
「ごめんね。もう気力が無くなってしまった。どうしてこんなになってしまったのか?自分でも情けなくなる」
って言われました。

その言葉を聞いて情けなくなり泣いてしまったら、母も一緒に泣きました。

心臓が悪くなっても見た目は分かりません。
それで、急に衰えてきた母を見るのが寂しくて、元の様に元気を取り戻して欲しくて色々工夫しました。

でも、心臓の発作が起きた時の苦しさや、夜寝るとき朝になったら死んでいるのではないかという心配、胃ガンの初期だったため食欲などが無くなって来たなどの母の心配事は、健康な私には深く思いやる事が出来なかったのです。

励ますばかりで、自分の切ない気持ちを訴えるだけで、母の心をしっかり受け止めてやれませんでした。どんなに哀しい思いをしていたのか。親不孝な娘です。

今思うと、母が欠点の多い私をそのまま受け止めてくれた様に、私もあるがままの母をそのまま受け入れてあげればよかった、って後悔しきりです。

人それぞれでしょうが、身体の衰えと共に気力も衰えて行く事も頭に置いて、老人と付き合っていく事は重要な事だと思います。

実家から帰る時、私が見えなくなるまで見送ってくれていた母を思い出します。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  ■名前 : J.I  ■日付 : 05/4/12(火) 3:39  -------------------------------------------------------------------------
   ▼秋明菊さん:
 レスありがとうございます。
>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>・・そういった日々を過ごした後で、母から
>「ごめんね。もう気力が無くなってしまった。どうしてこんなになってしまったのか?自分でも情けなくなる」
>って言われました。
>
>その言葉を聞いて情けなくなり泣いてしまったら、母も一緒に泣きました。
>
 ここを読んだときおもわず涙が出てしまいました・
>
>今思うと、母が欠点の多い私をそのまま受け止めてくれた様に、私もあるがまま
>の母をそのまま受け入れてあげればよかった、って後悔しきりです。

 でもお母様は、あなたが一生懸命お母様のことを考えていらっしゃった
事を十分お分かりになっていたのでしょう、でなければ「・・・・・どうして
こんなになって・・」という言葉は出てこなかったと思います。

>・・・見えなくなるまで見送ってくれていた母を思い出します。

 私はいま月2回のペースで妹の所に母の見舞いに行っています。
行くととてもよろこんで、そして帰ると言うとても悲しい顔に
なります・いつも見舞いの帰りのバスの中で、行った方がいいのか
行かない方がいいのか考え込んでしまいます。
 今、妹と私の方に再びひきとるか、または私の近所の、ケアマネ
さんが薦めてくれた有料のホームに入ってもらうか、と話あって
います。

 私がこんな、秋明菊さんと私のいわば個人的なことを書き込み
したのは、「在宅介護」の難しさを・・今日本の介護制度は
在宅介護を柱に・と言うことだそうなので・沢山の方に分かって
いただきたいから・
 
 いわゆる高齢者虐待・施設でのそれは比較的詳しくその事情など
が報道されますが、在宅でのそれはなぜか・・おそらく「プライバシー」
などの考慮があるのでしょうけれど・・詳しく、その背景など
報道されないようですね。その結果は一般には在宅介護
が望ましい・というと言う社会通念が出来ているように思います。

 (在宅介護の)当事者は、終わってしまえば、あまり人にその
経験を話したくないもののようですし・・だれも過去の辛い経験
など、思い出したくないでしょうし・・

 さっき「介護ネットワーク」をみていたらある「ホーム」勤務
の方が「うちのホームは9名の入居者に職員8名、入居者のかた
ともいつも明るくお話ししあったり、入浴なども余裕をもって
やっていて・・」と書いていらっしゃいました。人数的にも
余裕がありますね。でも一般的にはそんな人数配置の所は
すくないのではないでしょうか。
 
 在宅介護が難しく、しかも受け入れてくれる施設も上記
のような優れた施設は少ない・・となったら「要介護老人」
はどうしたら、そして介護をしている家族は・どうしたら
よいのでしょう・・・・・・

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  ■名前 : 秋明菊  ■日付 : 05/4/12(火) 19:12  -------------------------------------------------------------------------
   J.Iさん

こんばんは。

温かいお言葉、ありがとうございます。
J.Iさんのお母様は、子供さん達にとても愛されていらっしゃる様で、お幸せですね。

>・・「在宅介護」の難しさを・・今日本の介護制度は
>在宅介護を柱に・と言うことだそうなので・沢山の方に分かって
>いただきたいから・

私の場合は、介護と言われる程の事はしていません。
2年程前に母、しばらくして義母を亡くしました。

二人とも亡くなる前まで、食事を取る事もトイレへ自分で行く事も出来ました。
母については、通院や入院をした時に世話をするだけ、義母の場合は難病に罹った為、半年ほど食事や洗濯などの身の回りの世話をしただけです。
ですから、亡くなった後もただ悲しむだけ、感謝するだけした。

おっしゃる通り、在宅介護は大変です。
介護は女性が引き受けている場合が多いですが、一緒に介護をしない親族は頼りになりません。
夫ですらそうです。妻はやり切れない思いをしています。

他のスレッドで、女性は社会的に責任を負担しないと言う様な意見がありましたが、介護・子育てなど家庭内の事は、圧倒的に女性が責任を持たされています。
介護だけではなく色々な面で、体験していない人には分からない事が多いのです。

介護をしている者は近視眼的になりやすいし、していない者は建前論に陥りやすいです。
家庭に於いても複数で看る様にすれば、よりよい介護が出来ると思います。

この先、老人人口は増えるばかりで、介護者は減る一方になると思います。
昔の様に子沢山の家庭など数えるだけになる為、金銭的にも非常に辛くなります。

どの様にすれば、介護者・被介護者が人生を楽しむ事が出来るのか、介護方法を真剣に考えていかなければ‥‥と思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(6):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  ■名前 : パンドラ  ■日付 : 05/4/12(火) 22:38  -------------------------------------------------------------------------
   ▼秋明菊さん:
こんばんは

お母様、そしてお姑さま、お二人を見送られたのですね

>私の場合は、介護と言われる程の事はしていません。
>2年程前に母、しばらくして義母を亡くしました。
>
>二人とも亡くなる前まで、食事を取る事もトイレへ自分で行く事も出来ました。
>母については、通院や入院をした時に世話をするだけ、義母の場合は難病に罹った為、半年ほど食事や洗濯などの身の回りの世話をしただけです。
>ですから、亡くなった後もただ悲しむだけ、感謝するだけした。

私も15年前に母を亡くしました
77歳でした
ゲートボールやら日本舞踊やら、そして旅行も楽しんでいた人でしたが
気管支炎を患いそれから肺炎になり最後は病院のベッドで誰も居ない夜中に
意識不明になり、脳死から10日程で亡くなりました

家に帰りたいと、亡くなる1ヶ月と少し前にどうしても退院すると
言い医師が止めるのを聞かず、私達夫婦に迎えに来させ、強引に退院してしまい
ました。

その時は足が動かなくなり、殆ど寝たきりの状態でした
私は母があんなに帰りたがっているのだから、と在宅で看るつもりになり
下の世話や口にあった食事をつくりました。でも箸は何とか一人で使えたので
食べることは一人でも出来ました

不思議なことに家に帰って来たら床擦れも治り、食欲も出て、好きなお店のカツ丼や、おそばなど出前を取って食べてしまいました。

大正生まれの人でしたが、元気な頃は、珈琲が好きで、ケンタッキーの
フライドチキンなども好きでよく食べていました

驚いたのは私が子どもを生んでオムツの洗濯をしていたら
「今の時代は紙オムツのような便利なものがあるのだから、オムツの洗濯に
時間を取られるより、この子と遊んだり、自分のやりたいことに時間を使った
方がよっぽどいいんだよ」
といったことでした
わが母ながら、昔から、合理的な考え方の人だとは思っていましたがあの年では
珍しいかもしれません。

でも、そんな母も、余り家族に世話をかけることなく、家に帰ってから10日位で
足がむくみ始め、高熱が出て、本人も不安になったのか、別の病院へ入院する
と言い出して、入院してから一ヶ月足らずで帰らぬ人となりました
>おっしゃる通り、在宅介護は大変です。
>介護は女性が引き受けている場合が多いですが、一緒に介護をしない親族は頼りになりません。
>夫ですらそうです。妻はやり切れない思いをしています。

私は介護らしい介護をしておりませんので、意見を書くのも気が引けますが
でも、私の祖母は3年間痴呆での徘徊などがあり、母は夜中に遠くまで捜しに行ったり大変な思いをしていた記憶があります

私は子どもの頃、血縁地縁の付き合いが非常に濃い環境で育ちましたので
祖母のことは叔母や伯母達が気をつけて見ていたように記憶しています
介護はやはり母が中心で、それは大変な思いをしたと記憶しておりますが
未だ耄碌した「おじいさん」や「おばあさん」に対しての義理の叔父や伯父達
の視線も今のお年よりに対する大人の人達の視線よりもやさしかったような気が
いたします。

他のスレッドでも書きましたが、精神障害者のような人も私がこどもだった頃
は地域でもよく見かけました。
そういった人が、お祭りや盆踊りの時などは楽しそうに踊りの輪の中へ入り
それを周囲の人達も違和感なく受け止めている光景が当たり前のように
あったー社会だったような気が致します
但し、だから昔のように地域や家庭で介護するべきだとは思いません
>他のスレッドで、女性は社会的に責任を負担しないと言う様な意見がありましたが、介護・子育てなど家庭内の事は、圧倒的に女性が責任を持たされています。
>介護だけではなく色々な面で、体験していない人には分からない事が多いのです。
充分な介護を公的施設で受けられ、なおかつ本人と家族が家庭での介護を望む
ならば、それをサポートするしゃかい体制が充分に出来る。

お世話される人もその家族も、ああ生きていて良かったと思えるような
老後を送ることが出来るのなら、その為に使われる税金は生きた税金だと思います

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(7):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  ■名前 : 秋明菊  ■日付 : 05/4/14(木) 8:42  -------------------------------------------------------------------------
   パンドラさん
おはようございます。

>不思議なことに家に帰って来たら床擦れも治り、食欲も出て、好きなお店のカツ丼や、おそばなど出前を取って食べてしまいました。

家族などみなと一緒に食べると食欲が増すようですね。
母も食欲が無くなった時でも、私達と一緒に食べる時は食が進んでいました。
心臓の負担を考えて我が家へ連れて行けなくなってからは、子供達と美味しい店を探して連れて行きました。
心配になる位、いつもの何倍もの量を食べていました。

>私は子どもの頃、血縁地縁の付き合いが非常に濃い環境で育ちましたので
>祖母のことは叔母や伯母達が気をつけて見ていたように記憶しています
>介護はやはり母が中心で、それは大変な思いをしたと記憶しておりますが
>未だ耄碌した「おじいさん」や「おばあさん」に対しての義理の叔父や伯父達
>の視線も今のお年よりに対する大人の人達の視線よりもやさしかったような気が
>いたします。

以前は長男が跡を取ると言ったような慣習があって、周りもそれが当然という感じだったので、大変な思いをしても仕方が無いという諦めなどもあったのではないでしょうか?

私も下町の医院から惣菜屋さんまでゴミゴミと家が集まった所で育ちましたので、近所の付き合いが濃かったです。

近郊の祖父の家では、朝お抹茶をたてる習慣がありましたので、近所の人達が時間になるとお茶を飲みに来てみえました。
玄関・庭・裏の小川に掛けた板で出来た橋、どこからでも入れる家でした。

今は塀囲いを作ったり、門や玄関からしか入る事ができないお家がほとんどだと思います。
しっかり施錠をして置かないと不安な世の中になったからかもしれません。
プライバシーにも神経質になりました。
昔の生活に戻る事はできないのでは、と思います。

子供の数も地元に残る子供も少なくなるでしょうから、家庭で介護を受けるのは難しくなると思います。
また、施設で介護を受けるにも1人当たり13万円ほど掛かると言われますので、夫婦で施設に世話になる事も難しいと思います。

このように先の心配をし、お金を残さなくてはと頑張るのも閉塞感を感じる一因ではないかと思います。

こんな事を書くと叱られそうですが、行政のムダを無くし軍事費などを削減し、税金を思い切って福祉に廻す事が出来れば、生活の質が上がるのではないかと思います。

先の心配が少なくなれば、好きな事にお金を遣い、家庭を顧みる時間も減らしあくせくサービス残業までして会社にしがみつかなくてもよくなるかもしれません。
ワークシェアリングも進める事が出来るかも?

朝から夢を書いてしまいました。現実に戻って仕事に出かけます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  ■名前 : ぎみゆら <gimiyura@fox.dti2.ne.jp>  ■日付 : 05/4/12(火) 18:50  -------------------------------------------------------------------------
   秋明菊さん、こんにちは。


3年半前、諏訪でひとり暮らしをしていた伯父(母の長兄)を79歳で
なくしました。大腸がんが肝臓にも転移していると6月初めに入院。
そのころ私は既に会社勤めをやめてフリーの身で、時間の融通が多少
きき、見舞いに通いました。なかなか週1回も行けませんでしたが。

年齢や体力もあわせて判断して、根治術は無理。ただし、腸閉塞を
起こすおそれがあり、そうなると本人がとても苦しむので、腸の
バイパス手術だけやりましょうと医師側からの提案で、本人ともども
承諾したんですが、手術の後、パタッと気分が塞いじゃって。

そのころには私、婦長さんとはだいぶ立ち入った話ができるくらいに
なっていて、手術後にこんなふうに「うつ」気分になるのは珍しい
ことではないけれど、一時的なものか、それなりに持ち直すか、
注意して見守りたいなどと、説明を聞きました。

でも、それ相応の理由や流れもあって気分が沈んでいるんですから、
元気づけたり背中を押すようなことをやたらと言うもんじゃないと、
頭ではわかっていても、やっぱりいろいろ働きかけちゃうんですね。

伯父は若いころから碁が強いのが自慢で、アマで五段とか六段とか、
でも最近はだいぶ弱くなったとかよく言ってたんで、オジサン早く
ウチに帰ってオレに碁を教えてよ。オレ学生のころに友達に教わって
並べるだけはできるんだけど、オジサンに教わっときたいよ、とか。

奥さんがその9年前になくなっていて、子どもがいなくて以後ひとり
暮らしだったんですが。ねえオジサン留守の部屋とそれから仏壇も
さっき掃除しといたけど、とか言いながら、怒られるの覚悟して、
思い切ってなくなった奥さんの名前を言ってみたりとか。

新宿から「あずさ」に乗って行ってたんですけど、その間も2時間
ちょっとあるんで。もうしばらくそっとしといたほうがいいのかも
しれないとも思いながら。でもやっぱり、ああ言ってやろうとか、
こんなことを試してみたらどうだろうとか、いろいろ考えちゃって。

だけど、勝手な思い込みかもしれませんけど、でもまあ、オジサン、
わかってくれたんじゃないかなあという気も、いま振り返ると、
ちょっとするようなところも、あるんです。

結局9月初めになくなったんですけど、8月ごろはもう、お腹に水が
たまったり、体があちこちむくんだり。ときどき背中さすったり足の
裏とかツボ押しの真似事みたいなことしたり。そんなときに、なんか
こう、無心に身を任せてくれてるような感じが、することがあって。

どれくらいかはわからないけど、気持ちは、少しかもしれないけど、
通じたのかもしれないなあって。こういうことばっかりは、理屈では
どうしようもないところがあるように思って。ちょっと、思い出し、
思い出し、書いてみました。とりとめがなくて、ごめんなさい。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  ■名前 : 秋明菊  ■日付 : 05/4/12(火) 22:33  -------------------------------------------------------------------------
   ぎみゆらさん こんばんは!

>3年半前、諏訪でひとり暮らしをしていた伯父(母の長兄)を79歳で
>なくしました。大腸がんが肝臓にも転移していると6月初めに入院。
>そのころ私は既に会社勤めをやめてフリーの身で、時間の融通が多少
>きき、見舞いに通いました。なかなか週1回も行けませんでしたが。

伯父さまは、嬉しかったでしょうね。
遠い所ですし、思っていてもなかなか出来る事ではないと思います。
私でしたら、家族の世話などを言い訳にして行かないかもしれません。

>そのころには私、婦長さんとはだいぶ立ち入った話ができるくらいに
>なっていて、手術後にこんなふうに「うつ」気分になるのは珍しい
>ことではないけれど、一時的なものか、それなりに持ち直すか、
>注意して見守りたいなどと、説明を聞きました。
>
>でも、それ相応の理由や流れもあって気分が沈んでいるんですから、
>元気づけたり背中を押すようなことをやたらと言うもんじゃないと、
>頭ではわかっていても、やっぱりいろいろ働きかけちゃうんですね。

私の場合は、スポーツから政治・経済まで色々な事に興味があり、好奇心が強く若々しかった母が、急にすべてに興味が無くなって老け込んでしまったのにショックを受け、信じたくなかったのだと思います。

>でもやっぱり、ああ言ってやろうとか、
>こんなことを試してみたらどうだろうとか、いろいろ考えちゃって。

私も、実家から帰って来る時から次に行く時まで、色々考えていました。
おやつは何にしようかな?こんな話だったら興味を持ってくれるかな?などなど。

>どれくらいかはわからないけど、気持ちは、少しかもしれないけど、
>通じたのかもしれないなあって。こういうことばっかりは、理屈では
>どうしようもないところがあるように思って。ちょっと、思い出し、
>思い出し、書いてみました。とりとめがなくて、ごめんなさい。

通じていると思います。
最後に入院した時は、呼吸器が挿入されていて声も出せず、また喉の違和感や痛みを緩和するための薬を処方されていた為眠った様な状態でしたが、私の声にはなぜか反応してくれましたし、血圧が下がり過ぎて計測が出来なかった時も、手足をさすっていたら温かくなって来て、計測が出来看護師さんが喜んで下さいました。

死ぬまで出来る限り自立して生きたいと思いますが、年を取って自立が出来なくなって介護が必要になったら、どのような介護をして欲しいのか、考えてみたいと思います。あくまでも希望ですが。

ぎみゆらさんは、福祉先進国の事情をご存知ですか?
機会があれば教えてください。死に方?のヒントにしたいと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(6):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  ■名前 : ぎみゆら <gimiyura@fox.dti2.ne.jp>  ■日付 : 05/4/14(木) 12:02  -------------------------------------------------------------------------
   秋明菊さん、こんにちは。
心やさしいお返事をいただき、ありがとうございます。


福祉先進国というと、やはり北欧諸国がまず思い浮かびますが、
残念ながらあまりこれといった知識も見聞もありません。

その代わりというわけでもないのですが、もう十年近く前になり
ますが、看護師雑誌の編集部で仕事をしていた頃に取材をした、
富山県のある病院のことを、いま思い出しています。

地域の基幹病院にあたる比較的大きな医療機関で、ちょうどその頃、
ある建物の最上階を使って緩和ケア病棟(ホスピス病棟)を開設し、
いろいろな取り組みを始めているところを、見に行ったんです。

ホスピスというのは、ご存じの方も少なくないかとは思いますが、
現在の医療では根治が望めない、おもに高齢の患者さんたちに、
「限られた日々」を、できるだけ心地よく、苦痛がなく、悔いなく
納得できる時間を過ごしていただくための施設です。

看護師さん2人に、毎日どのように患者さんに接しているんですか、
そんなお話を聞きました。患者さん1人に、看護師1人。その日何を
するかあらかじめ何も決めずに、朝、患者さんの部屋に行き、今日は
どうやって過ごすかを相談することから一日を始める、とのこと。

なんということのない話に聞こえるかもしれませんが、これは、
その頃すでに看護師取材の場数をかなり踏んでいた私にとっては、
静かに、ですが、かなり驚かされた言葉でした。

ふつう、看護師が患者さんのベッドサイドに行くときは、必ず、何か
「ねらい」を持ちます。最近の状態を観察し、問題点と、考えられる
取り組みを列挙し、優先順位を付け、まず試してみることを決める。
一人前の看護師は、そういうことを毎日、習慣的にやっています。

ですから、看護師が朝、何も決めずに患者さんの部屋に向かうという
のは、奇妙に聞こえるかもしれませんが、かなり「思い切った」行動
なんです。もちろん、私が話を聞いた2人の看護師も、そのことは
十分承知のうえで、あえてそのようにしていたんです。

短くいえば、いつでも、どんなことでも、患者さんのあるがまま、
なすがまま、思うままにしてもらう。私たち看護師は、それをできる
限り、助けたり、支えたりする。それが、この場での私たちの仕事。

ホスピス病棟開設以来、まだそれほどの時日は経っていないものの、
これまでの経験から、まずそれがいちばん大事だと考えた。だから、
とにかくまず、何も用意せずに、「素手、素顔」で、毎朝患者さんの
ところに向かう。そこから始めよう。そういうことのようでした。

これは本当は、ホスピスに限らず、またケアの専門家である看護師に
限らず、人が人をケアするうえで、いちばんの勘所の一つなんじゃ
ないかと、いまにして思います。秋明菊さんとのお話から、そんな
ことを思い出し、考えました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(7):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  ■名前 : 秋明菊  ■日付 : 05/4/15(金) 8:33  -------------------------------------------------------------------------
   ぎみゆらさん
おはようございます!

>ホスピスというのは、ご存じの方も少なくないかとは思いますが、
>現在の医療では根治が望めない、おもに高齢の患者さんたちに、
>「限られた日々」を、できるだけ心地よく、苦痛がなく、悔いなく
>納得できる時間を過ごしていただくための施設です。

末期癌などの終末医療として、延命より最後までその人らしく生きる事が出来るようサポートする医療ですね。
以前から興味は持っていました。

>看護師さん2人に、毎日どのように患者さんに接しているんですか、
>そんなお話を聞きました。患者さん1人に、看護師1人。その日何を
>するかあらかじめ何も決めずに、朝、患者さんの部屋に行き、今日は
>どうやって過ごすかを相談することから一日を始める、とのこと。
>
>なんということのない話に聞こえるかもしれませんが、これは、
>その頃すでに看護師取材の場数をかなり踏んでいた私にとっては、
>静かに、ですが、かなり驚かされた言葉でした。

義母が難病に罹った時、担当医より「難病だから治すのは難しいけど、治療を継続すれば普通に長生き出来る」って説明されました。

義母は70代だったので10年位は闘病生活が続くと思い、義母に「お互いストレスを溜めないよう、協力し合っていきたいから」と、

欲しい物やして欲しい事は気軽に言える「頼み上手」になって欲しい。
私は頼まれた事は気持ちよくする。出来ないときは納得して貰う様に説明をする。
笑顔でいると脳から元気の元が出てくるから、お互いなるべく笑顔でいようね。

って、話しました。

義母は承知して、欲しい物などはメモに書いておいて渡してくれました。
私も何かする時は義母に聞きました。
たとえば食事をする時など、ベッドの上でする・ベッドに腰掛けて・椅子に腰掛けてするなどの内、どれがいいの?なんて。

義母の部屋では時間もゆったり流れていますので、ゆっくりと希望を聞いていました。

もちろん、他にも気が付いた事は出来限り実行しました。
部屋の中で移動しやすいよう、先が5つに別れた転びにくい杖や、足がむくんでいるので履きやすい様に、伸縮性のある布とマジックテープで出来た靴を買ったり、気分が明るくなる様に、パステルカラーのシーツにしたり、カーテンを替えたり。
義母も喜んでくれましたので、楽しんでしていました。

お互い、何をしてあげたら?とか、こんな事を頼んで良いだろうか?なんて気を遣うより、ずっと気楽に過ごせたと思います。

大分弱ってきたので、介護認定をして貰って新しい体験でもしようか、って話していた矢先に力つきてしまいました。
突然だったのでショックを受けましたが、半年の闘病生活を比較的平穏に過ごせた事には満足しています。自己満足かもしれませんが。

ホスピスのお話、ありがとうございました。
問題は、入院生活はお金が掛かりすぎる事ですね。

義母は難病治療にかんする医療費はタダでしたが、7千円の個室に入っていましたので、月30万円ほど掛かりました。
2ヶ月くらいの入院で済んだのと生命保険から入院費が出たのでよかったですが、長くなると保険金も出なくなるそうで、お金の心配が大きくなりますね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(8):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  ■名前 : ぎみゆら <gimiyura@fox.dti2.ne.jp>  ■日付 : 05/4/16(土) 18:47  -------------------------------------------------------------------------
   秋明菊さん


お話をうかがっていても、やはり、「相手のペースを尊重して、
ゆっくり」が、いろんなことの基本なんだなあと、あらためて
感じます。

でもそれが、生活リズムの面でも、お金やその他のことでも、
いろんな意味で、なかなか実行しにくくなっている世の中でも
あるのだと思います。

余談になりますが、看護師というのは、ケアのプロのようでいて、
この「相手のペースを尊重して、ゆっくり」というのが、意外に
苦手な人がいます。

意欲的で、前向きで、何とか患者さんにとってプラスになることを
したいって、いつも思っている分、「待つ」とか「見守る」とかが、
案外不得手な人が多い。(笑)

その辺のお話は、いつかまた、別の機会にでも。
貴重な体験談をいろいろとお聞かせいただき、
本当に、ありがとうございました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(9):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  ■名前 : 悠々  ■日付 : 05/4/23(土) 8:52  -------------------------------------------------------------------------
   かけがえのない友人が大腿骨骨折をしてしまいました。障害物を避けようと
自転車で転んでしまったのです。彼女の母上が「救急病院に連れて行って」
飛び込んできました。ご当人の緊急事態と思いきやこの事故。

顔をみて、話ができて一安心。友人が「おばあちゃんの仕事はね。
心配しないことなのよ」。「わかったよ」と応えながも病室から
帰るつもりがまた娘の顔を見たさに枕元にもどったり、何度も何度も
【安心】を確認していました。

誰からも愛され、信頼されている彼女。ガイドボランティアができなくなる
旨の連絡を依頼する際にも「Iさんが良い人だから続けられているのよ」と
自分のことより相手のことを考える方。病床にあってさえ。身を粉にして、
動いていた日常にたいする休暇と思いましょう。

同じ病室には自宅の廊下で転んだ方も同じ骨折で入院していました。
打ちようによっては折れやすい部分なのですね。ともあれ、手術後
次の日からリハビリが始まって、その笑顔をみれば順調な回復ぶりです。

エレベーターで出会った看護師さんに「夜おそくまで大変ですね」と
声をかけましたら「朝の8時からの勤務なんですよ」。時間は夜8時近く。
昼夜を問わず、患者にはいつもてきぱきと笑顔で応じて、大変な仕事です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):一人夜勤、二人夜勤、三人夜勤  ■名前 : T.S  ■日付 : 05/4/17(日) 0:05  -------------------------------------------------------------------------
   遅くなりましたが、介護ネットワーク見ました。
うーん、そうですねー、どこも似たり寄ったりか、
私にも思い当たる話がところどころありました。
それにしても介護保険制度の「見直し」がどんな
方向を目指して進むのか、まるで予想がつきません。
まだまだ勉強不足ですねー。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 介護保険制度の見直し  ■名前 : J.I  ■日付 : 05/4/17(日) 2:35  -------------------------------------------------------------------------
   >T.S様
 介護ネットワークみてくださって有難うございます(って
私が作ったわけじゃないけど)

 今日(16日)の朝日新聞朝刊に「介護予防モデル事業
の市町村」として「筋トレ状態悪化例」・・・
 途中は省略しますが、要するに介護予防のモデル事業の
状況の報告の記事・・厚労省が「改善」「維持」「悪化」
に分けて集計・・

 内容は同記事を見ていただくとして、結局のところ「身体
機能」は70%前後の人に改善が見られるけれど、普通の生活
をする上での問題を示す「日常生活機能」では改善が見られる
・・40%、「社会生活機能」では32%で、それぞれ悪化
した人32%(記事では人数で表されていてピンと来ないので
パーセントに換算しました)
悪化した人が30%もいる・と言うのはどういうことでしょう。

 そもそもこんど考えられている介護制度の改革って介護予算
支出の予想外の増大に対処・が主目的みたいですが・この結果
でその目的達成出来るのでしょうか。

 なお同紙の読者投稿欄「声」に「筋トレしてても母は転倒
した」と・・・81歳の要介護度1のお母さんを看ておられる
方の投稿「・・・・・一生懸命リハビリに取り組んでいたにも
かかわらず、母はバリアフリー化された床の上で転んだ」・・
そして右大腿骨を骨折、入院・・

 介護予防の話が出てから、こういうリハビリでの事故の惧れ
は時々いわれていましたが・・

「筋トレ」「リハビリ」それ自体は大変いいことで、本人の
ために適切に行われれば問題ないのでしょうが、前提に要介護度
の上昇を抑えて、支出の削減を図るという「目的」を置かれたら
どうしても無理がでるのではないでしょうか。その「無理」は
被介護者の不幸に・・・・

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : <政治が機能していない  ■名前 : J.I  ■日付 : 05/4/3(日) 2:51  ■Web : http://www.tim.hi-ho.ne.jp/wec7/kaigo_index.htm  -------------------------------------------------------------------------
   >悠悠様、石頭の息子様
 レスありがとうございます。

4月1日の朝日新聞夕刊4版15ページ、下の
方に小さく「寝たきり妻を73歳殺害容疑」と
いう記事が出ていました。内容は73歳の老人
が寝たきりになった奥さん67歳を「看病に
疲れた」と言って首を絞めて・・そして自分は
睡眠剤自殺をはかり・・老老介護に疲れて・・
ですね。以前にもよく似た事件がありました。

 そのときは新聞もわりに詳しく取り上げ、裁判の
結果なども報じられましたが・・私も或るサイトで
書きこみしたりしましたが、さっきたまたまなださん
の老人党宣言を見ていたらその事件・「第2部・
ドキュメント老人党」のトップに「政治が機能して
いない」と題して東京新聞(中日新聞)記者 立尾
良二氏がとりあげておられました。事件が起きたのは
2002年5月・・この中で氏は「介護保険制度の
問題点を浮き彫りにした」と・・とすると「浮き彫り」
になったまま3年ほったらかし・・・・

 そして今、介護保険制度の改定を・といって政府・と
いうか厚労省、介護予算の支出削減のために軽度(要介助、
要介護度1)については家事援助廃止?そして要介護度の
上昇を抑制するために(つまり、介護費用の抑制のために)
「予防介護」の導入(筋トレだの・・)・・
 何れも介護の現場からはその効果疑問視されているのに
・・
 介護制度のみなおしを言うなら何より先に、こう言う
機能不全が起こる「制度」の根本を見なおすべきでしょう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 介護保険の将来は暗い・・  ■名前 : 北の老兵  ■日付 : 05/4/12(火) 11:34  -------------------------------------------------------------------------
   年金問題だけがクローズアップされていますが、2000年に始まった介護保険も大きな問題をはらんでいます。今まで家庭で養っていた老人介護を国民全体で扶養していこうというのが、介護保険の目的だったはずが、予想を上回る高齢化によって、現在40歳以上の人による負担では、もう持たなくなってきています。

2000年の国民負担は3兆円だったものが、2003年には6兆円に膨らみました。わずか4年で倍になったのですよ。今、ひそかにこの国民負担を20歳まで下げようという動きがあると言います。事実上の増税です。年金も増税、保険料も増税。そして、介護保険まで増税。

医療問題でも書きましたが、医療保険も新制度を取り入れようとしています。日本は老人天国になり、負担をいやがる若者はますます働かなくなる。問題の先送りは、この国を恐ろしい悪夢へ、「平成版姥捨て山」の到来です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):介護保険の将来は暗い・・  ■名前 : J.I  ■日付 : 05/4/13(水) 3:05  ■Web : http://www.tim.hi-ho.ne.jp/wec7/kaigo_index.htm  -------------------------------------------------------------------------
   >北の老兵様

 姥捨て山の到来・・そうなったら真っ先に私なんか
行かされそうで・・

 高齢者介護については、介護保健制度発足以来、いろいろ
言われています。でも良い介護って難しいですね。福祉先進国
と言われるところ,何れも「高負担」のようですね。いろいろな
負担の形はあるでしょうけれど、所謂先進国で消費税が一番低い
のは日本とか(ちがってたかな・算定方法でも違いが出るとも
言われているし・・)

ただ、いま介護保健制度発足時に予定された見直しと
言う事で進められている「改革」は介護予算支出の削減
のみに重点を置かれているように思えます。

 私が↑に書きこみしました事から考えて戴きたいのですけれど
支出の増大もさる事ながら制度の運用自体に大変大きな問題を
抱えているように私には思えるのです。

 いま施設、在宅どちらも介護者、被介護者、悲鳴をあげて
います。介護に疲れての虐待、心中・・何れも介護福祉制度が
本来の、期待されるべき機能を果たしていないから・・では
ないでしょうか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):介護保険の将来は暗い・・  ■名前 : 北の老兵  ■日付 : 05/4/13(水) 11:07  -------------------------------------------------------------------------
   J.Iさん

こんにちは。レスありがとうございます。介護についての投稿、いつも読ませて頂いています。私も仕事柄、介護には人一倍関心があります。

また私も両親の介護をしてきたので、介護の大変さも身をもって経験しております。今の介護保険の原型を作ったのは、私がまだ現役で病院勤務をしていたころで、あの有名な「おねだり元厚生省事務次官」岡光某がゴールドプランとして華々しく登場したのです。

その岡光某が起こした福祉施設をめぐる贈収賄事件では、証拠によって裏付けられた賄賂だけでも総額6000万円、そのほかマンションの購入やら乗用車の提供、岡光夫人の社会福祉法人理事への就任等々が検察によって明らかにされました。

彼の行動には「エリート意識」のかけらも見あたらないが、それはさておき、この事件に関連して官僚連中の業者との癒着と「おねだり」ぶりが暴露されました。その中で官僚が利害関係を有する業者の「勉強会」と称する集まりなどで「講師」を頼まれ、法外な「講演料」をもらっていたことが問題となった事もありました。

私はこの頃から、このゴールドプランには胡散臭さを感じていましたが、その勘は図らずもあたりました。いま介護保険の不正請求がわかっただけで100億円を超えると言います。そのほとんどは「要介護認定」で不正をしているのです。

ご存知のように介護認定はケアマネージャーが行ないますが、ほとんどのケアマネージャーは施設に属しているために、施設の言いなりに、嘘の認定をして、ランクを上げて介護料を不正請求しているのです。私の居た事のある病院の付属施設でも同様の不正が行なわれており、それが発覚して新聞沙汰になりました。私はその数年前にそれを正すために院長と大喧嘩になり、病院を辞めました。

不正請求の手段の一つに、ケアマネージャーの要介護認定の嘘の認定があります。ケアーマネージャーは報酬が安すぎる事と、書類がべらぼうに多く、複雑で独立してもほとんど食べていけません。

その結果、施設に属さないとやっていけないのです。施設も介護施設は「儲かる」と思って参入はしてみたが、以外と儲からないので、ケアマネージャーを使って要介護認定で圧力を加え、嘘の認定をさせるのです。(民間業者は錬金術しか考えていません)

こんな事をしていたら、後何年もしない内に介護保険料は破綻する事間違いないです。早急にケアマネージャーの報酬を引き上げ、ケアマネージャーも地区ごとにグループを形成し、グループで施設の要望に答えるような要介護認定をする体制をつくる必要があります。

もう一つに介護業者の認定に、民間の有識者をいれた審査委員会を作り、認定の基準を厳しくし、定期的に監査に入り指導を徹底することが必要だと思います。

北欧はすでにグループホームでこのようなシステムを実行しています。日本は全て官が自分達の都合のよいように制度を作るので、作ってからいろんな齟齬が出てくるのです。この制度が作られた時点で、我々業界の人間は、「きっと、この制度は食い物にされるぞ」と言っていました。

図らずもその通りになりました。いまの状態が続いたら、あと数年で介護保険は破綻するのが目に見えています。おそらく介護保険の加入は20代からとなるでしょう。政治を一度がらがらポンをしないと直らないような気がします。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):介護保険の将来は暗い・・  ■名前 : J.I  ■日付 : 05/4/14(木) 2:59  -------------------------------------------------------------------------
   >北の老兵様

 介護保険制度発足時のこと、いろいろ御教示いただき
有難うございます。ゴールドプラン→金(ゴールド)
では無く金(かね、マネー)ですね。いま厚労省が言って
いる「制度見直し」は要介護度の上昇を抑えて介護予算
の支出を抑制・・みたいですから。でも、要介護度の上昇
(軽度の要介護度で)が即介護予算支出の増大につながる
のでしょうか。今年1月末にNHK・BSのBSデイベート
アワーで介護保険制度改革を取り上げていました。パネリスト
として出席された城西国際(福祉・)大学の服部教授が「要
介護度の限度額一杯に使っている利用者は少ない、要介護度1
では30パーセント程度・・と。
 と言うことは、いわゆる過剰介護のチェックをするべきで・
・ケアマネジャーさんのケアプランの立て方の問題になるの
ではないでしょうか。そしてケアマネジャーさんが事業所に
所属していたら、できるだけ多くサービスを使うように
プランを立てたくなるのはむしろ当たり前・・・

 ケアマネジャーさんの報酬は低いので独立は難しい・・
・ようですね。少しですが独立してやっていらっしゃる
方もあるようですが。いっそのことケアマネジャーは事業所
から切り離して、保健所の職員にしたほうがすっきりする
ようにも思いますが。そうしてその人件費は介護予算から
ではなく地方自治体職員として税金から・・

 ケアマネジャーさんが忙しすぎるのは確かですね。
 その点では服部教授も認識がちょっと不足かも。
 「利用者の状態はケアマネジャーが一番よく把握している」
って言っておられましたが、一番良く把握しているのは
利用者に直接係わっているヘルパーさんたち。わたしの母
の介護体験からいえば、ケアマネジャーさんとヘルパーさん
との連携なんて何も考えられていないように見えます。
そんな時間もなさそうだし。

 一寸話が細かくなりましたが、今介護保険制度で改革
しなければならないのは軽度の被介護者への介護給付など
ではなく・・政府の「がらがらポン」まではしなくても
いいから・・介護保険制度の「がらがらポン」ではない
でしょうか・・
 

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):グループホーム 認知症受け入れ拡大  ■名前 : 珠  ■日付 : 05/4/17(日) 8:59  -------------------------------------------------------------------------
   ▼J.Iさん:
これが深夜になると利用者15人だったか
>18人だったかに1人・(1人対3.5人と言うのは職員数
>ですから)

私は義妹たちと同居していた認知症の姑に、土日やお正月休みなどに来て頂いていました。もちろん送り迎え付きで(今は療養型病院に入院)。昼間は15分ごとに「さあ、帰ろうかね」「今日はお泊りなのよ」「ああ、そう。お世話になりますね」、「あの男の人(自分の息子のこと)は、誰?」という会話をくり返すのに付き合います。
そして夜中。何度もトイレといって目をさます度に、トイレにつれていきパジャマの脱ぎ着を助けます。目が覚めてしまうとお茶に付き合います。そして寝かしつけ。稀ですが、どこか分からなくなり閉じ込められたと、錯乱状態になってドアを揺すぶり、大騒ぎしたこともあります。私は月曜日から仕事に出るのですが、毎回、フラフラの状態でした。

こうしたことは認知症のご家族の方と話すと、「ああ、うちでもそうよ」となりますから、実に一般的なことなのでしょう。義妹たちもデイケアやショートステイを利用しながら2人でみていたから出来たと言います。それを夜中、たった1人で複数の方々を、事故もなく看るのは、非常に無理なことだと思います。唯一出来る方法があるとしたら、朝まで効く長時間型睡眠薬の投与でしょう。

今、良心的にグループホームを経営している人たちは、認知症の方々を出来るだけ家庭的に暮らす中で自分で出来ることは自分でして能力の向上を図り、幸せな老後を支えようとしているのです。それがこんな無理難題を押し付けられて……とても「研修」で解決できることではないと思います。

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