Page 2444 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼老人党「未来をつくる百冊の本」3 ぎみゆら 05/2/2(水) 17:09 ┣*現在の31点を、並べ直してみました。 ぎみゆら 05/2/2(水) 17:31 ┃ ┗Re(1):*現在の31点を、並べ直してみました。 松林 05/2/3(木) 23:52 ┣Re(1):老人党「未来をつくる百冊の本」3 こんぺいとう 05/2/2(水) 17:32 ┣李啓充『市場原理が医療を亡ぼす』 ぎみゆら 05/2/3(木) 10:20 ┣櫻田淳『国家の役割とは何か』 ぎみゆら 05/2/3(木) 10:24 ┣大岡昇平『野火』 ぎみゆら 05/2/3(木) 10:37 ┣飯沢匡『権力と笑のはざ間で』 ぎみゆら 05/2/3(木) 10:58 ┃ ┗Re(1):飯沢匡『権力と笑のはざ間で』 ぎみゆら 05/2/4(金) 10:26 ┃ ┗Re(2):飯沢匡『権力と笑のはざ間で』 こんぺいとう 05/2/4(金) 16:30 ┃ ┗Re(3):飯沢匡『権力と笑のはざ間で』 ぎみゆら 05/2/5(土) 12:43 ┣B・S・ゴードン『1945年のクリスマス』 ぎみゆら 05/2/3(木) 11:13 ┣坂本龍一監修『非戦』 ぎみゆら 05/2/4(金) 10:21 ┣なだいなだ『TN君の伝記』 ぎみゆら 05/2/4(金) 10:58 ┣*現在、38点です。 ぎみゆら 05/2/4(金) 11:19 ┣*道具としての「いい本」 ぎみゆら 05/2/4(金) 20:36 ┣Re(1):老人党「未来をつくる百冊の本」3 ゆきりん 05/2/4(金) 21:22 ┃ ┗万葉集 ぎみゆら 05/2/5(土) 19:40 ┣加賀乙彦『永遠の都』 ぎみゆら 05/2/5(土) 19:58 ┣Re(1):老人党「未来をつくる百冊の本」3 show-h 05/2/5(土) 23:42 ┃ ┗Re(2):老人党「未来をつくる百冊の本」3 ぎみゆら 05/2/6(日) 11:12 ┣島田裕巳『創価学会』 ぎみゆら 05/2/6(日) 11:48 ┣『もしも憲法9条が変えられてしまったら』 珠 05/2/6(日) 22:47 ┃ ┗Re(1):『もしも憲法9条が変えられてしまったら』 ぎみゆら 05/2/7(月) 11:33 ┣Re(1):老人党「未来をつくる百冊の本」3 トビパパ 05/2/7(月) 17:01 ┃ ┗Re(2):老人党「未来をつくる百冊の本」3 ぎみゆら 05/2/9(水) 12:55 ┣「ケン・ジョセフの世界どこでも日本緊急援助隊」 MNG 05/2/7(月) 23:50 ┃ ┣Re(1):「ケン・ジョセフの世界どこでも日本緊急援助隊」 ぎみゆら 05/2/9(水) 13:11 ┃ ┃ ┗Re(2):「ケン・ジョセフの世界どこでも日本緊急援助隊」 悠々 05/2/10(木) 22:23 ┃ ┃ ┗『自治体の言語サービスー多言語社会の扉をひらくー』 ぎみゆら 05/2/13(日) 19:50 ┃ ┗*国際ボランティアに関する、何かよい本は? ぎみゆら 05/2/10(木) 11:28 ┃ ┗Re(1):*国際ボランティアに関する、何かよい本は? こんぺいとう 05/2/10(木) 18:19 ┃ ┗Re(2):*国際ボランティアに関する、何かよい本は? ぎみゆら 05/2/13(日) 18:25 ┣『愛と怒り 闘う勇気』松井やより著 珠 05/2/11(金) 15:21 ┃ ┗松井やより『愛と怒り 闘う勇気』 ぎみゆら 05/2/13(日) 20:18 ┣奥平康弘『いかそう日本国憲法』 Ray 05/2/11(金) 21:45 ┃ ┗Re(1):奥平康弘『いかそう日本国憲法』 ぎみゆら 05/2/13(日) 20:48 ┣*45点になりました。(1) ぎみゆら 05/2/13(日) 20:59 ┣*45点になりました。(2) ぎみゆら 05/2/13(日) 21:54 ┃ ┗Re(1):*45点になりました。(2) 秋明菊 05/2/27(日) 17:58 ┣*ネットで本を探す方法(1) ぎみゆら 05/2/14(月) 18:54 ┣早乙女勝元『東京が燃えた日ー戦争と中学生ー』 ぎみゆら 05/2/17(木) 12:24 ┣野坂昭如『アメリカひじき・火垂るの墓』 ぎみゆら 05/2/17(木) 12:26 ┣*沖縄戦についての、何かよい本は? ぎみゆら 05/2/17(木) 12:37 ┃ ┗Re(1):*沖縄戦についての、何かよい本は? 佐藤 圭 05/2/17(木) 23:28 ┃ ┗大田昌秀『沖縄 戦争と平和』 ぎみゆら 05/2/18(金) 10:38 ┣高橋邦典『ぼくの見た戦争 2003年イラク』 ぎみゆら 05/2/23(水) 9:24 ┣S・アルデブロン『私たちはいま、イラクにいます』 ぎみゆら 05/2/23(水) 9:29 ┣Re(1):老人党「未来をつくる百冊の本」3 王里 05/2/23(水) 21:30 ┃ ┗今井一『住民投票ー観客民主主義を超えてー』 ぎみゆら 05/2/25(金) 10:54 ┗*新スレッドを立てます。 ぎみゆら 05/2/27(日) 19:47 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 老人党「未来をつくる百冊の本」3 ■名前 : ぎみゆら <gimiyura@fox.dti2.ne.jp> ■日付 : 05/2/2(水) 17:09 -------------------------------------------------------------------------
みなさま 新スレッドを立てました。 老人党「未来をつくる百冊の本」3 *↓前スレッドは、こちらです。 ☆老人党「未来をつくる百冊の本」 http://www.6410.jp/bbs/c-board.cgi?cmd=one;no=41500;id=sougou ☆老人党「未来をつくる百冊の本」2 http://www.6410.jp/bbs/c-board.cgi?cmd=one;no=41978;id=sougou 《本スレッドの趣旨》 ●老人党の目的をすすめるために、役立つ本 ●多くの人に、広くすすめれらる本 ●いまさほど困難なく、手に入れたり、読んだりできる本 みなさんのご推薦、ご提案によって、上の三つの目安にかなうような 本を集めて、リストアップしてみませんか、というスレッドです。 「こんな本はどうだろう」と思いつくものがあれば、あまり難しく 考えずに、とりあえず、書いてみてください。勝手ながら、いちおう 私のほうで、選定、分類、とりまとめをやってみますので。 また、すでにリストに上がっている本について、「その本、読んだ、 面白かった」「そのデータ、違ってるんじゃない」など、気がついた こと、何でも聞かせてください。 引き続き、よろしくお願いいたします。 |
*** 老人党「未来をつくる百冊の本」 *** (現在31点) 〜〜〜 平和をつくり続けるために 〜〜〜 『平和へ』キャサリン・スコールズ、岩崎書店 『それでも私は戦争に反対します。』日本ペンクラブ、平凡社 『戦争のつくりかた』りぼん・ぷろじぇくと、マガジンハウス 『茶色の朝』フランク・パヴロフ、大月書店 『反戦の手紙』ティツィアーノ・テルツァーニ、WAVE出版 〜〜〜 戦争の実相を語り伝える 〜〜〜 『ぼくの見た戦争 2003年イラク』高橋邦典、ポプラ社 『私たちはいま、イラクにいます』S・アルデブロン、講談社 『夕凪の街 桜の国』こうの史代、双葉社 『昭和史』半藤一利、平凡社 〜〜〜 生命、自立、共生の大切さ 〜〜〜 『センス・オブ・ワンダー』レイチェル・カーソン、新潮社 『倚りかからず』茨木のり子、筑摩書房 『わたしと小鳥とすずと』金子みすゞ、JULA出版局 『一銭五厘の旗』花森安治、暮らしの手帖社 『問いつづけてー教育とは何だろう』林竹二、径書房 〜〜〜 日本国憲法をとらえ直す 〜〜〜 『日本国憲法』童話屋 『あたらしい憲法のはなし』童話屋 『憲法九条、いまこそ旬』九条の会呼びかけ人、岩波ブックレット 『憲法なんて知らないよ』池澤夏樹、集英社 〜〜〜 現代社会を見抜く視点 〜〜〜 『希望格差社会』山田昌弘、筑摩書房 『機会不平等』斎藤貴男、文春文庫 『モダンガール論』斎藤美奈子、文春文庫 『少年にわが子を殺された親たち』黒沼克史、草思社 〜〜〜 じっくり読みたい大作、記憶に残る名作 〜〜〜 『橋のない川』住井すゑ、新潮文庫(全7巻) 『人間の條件』五味川純平、岩波現代文庫(上中下3巻) ※『真空地帯』野間宏、新潮文庫、講談社文庫、等 ※『反戦の原理』ジャン-ポール・サルトル、弘文堂 ※『にあんちゃん』安本末子、ちくま少年文庫、講談社文庫、等 (※印の本は、現在新規入手が難しいので、図書館、古書店等で) 〜〜〜 老人党提案者なだいなださんの本 〜〜〜 『老人党宣言』なだいなだ、筑摩書房 『権威と権力』なだいなだ、岩波新書 『民族という名の宗教』なだいなだ、岩波新書 『神、この人間的なもの』なだいなだ、岩波新書 * 今回試しに、見出しを立てて並べ直してみました。なかなか面白い 本のリストになってきたように感じます。もちろんこうした分類は、 一つの目安に過ぎませんので、また随時工夫していくつもりです。 引き続き、よろしくお願いいたします。 |
ぎみゆらさま、 改めてご紹介します。 『非戦』監修:坂本龍一 幻冬舎 2002年1月 2001年9月11日当日、ニューヨークにいられた坂本氏は、メディアの報道の多くがアメリカ寄りで、テロと戦争の真実が見えてこないこと、インターネットにさまざまな論考や記事が飛び交っていることに気づき、友人たちとメールで情報を交換しあううちに之ヲ出版しようということになった、とあとがきに書かれています。 意見、手紙、情報,詩などなど67項目、400ページに及ぶこの本の内容はとても紹介しきれませんが・・・・ 筆者は50人、坂本氏はじめ村上龍、中村哲(医師〕、辺見庸、梁石日、TAKURO,佐野元春,青山貞一、宮内勝典、星川淳その他,英米、イラン、アフガニスタンなど拾数カ国の外国人もいます。それぞれが傾聴すべき意見、情報です。 また特筆すべきはそれ以外の項目、たとえば9:11で息子さんをなくされた両親のニューヨーク・タイムスとブッシュ大統領に宛てた二通の手紙、ノーベル平和賞受賞者リゴベルタ・メンチュウのブッシュ大統領への手紙、日本の憲法研究者の緊急共同アピール、企業とつながるブッシュ政権幹部のリスト、フランスの公共放送「フランス3」より、在英アフガニスタン人の「祖国を壊さないで」、ベツレヘムの難民キャンプの声、カリフォル二アの高校生のこえ、「反戦を訴えた女子高生に停学処分」、「小泉はブッシュの奴隷なのか」、というふうに実にさまざものが含まれています。 長くなりますが、フランス人作家のドミニク・ラマサミー氏のフランスの海外領土県レユニオン島の新聞への投稿を。 今日もまた、三万五千六百十五人の子供たちが飢餓で死んだ。 犠牲者 3万5615人 場所 この惑星の貧しい諸国で 特集号 なし 新聞論説 なし 共和国大統領のメッセージ なし 非常召集 なし 連帯の表明 なし 黙祷 なし 犠牲者追悼式 なし フォーラムの開催 なし 教皇のメッセージ なし 株式市場 変わらず ユーロ相場 回復 警戒水準 変わらず 軍隊の移動 なにもなし 犯罪を識別する推測 なにもなし 可能性のある犯罪の委任者 豊かな諸国家 (後略) 長くなってすみません。 |
たて続きに書いてすみません。この本も紹介したくて・・・・ 「1945年のクリスマス」 ー日本国憲法に[男女平等」を書いた女性の自伝ー ベアテ・シロタ・ゴードン著 柏書房 ウイーン生まれ ロシア人で音楽家の父親と7歳から日本で生活 東京音楽学校で教鞭ととる父親の下日本での生活が続くが、戦争の為 両親は軽井沢で軟禁状態になり音信普通に。 ベアテさんはサンフランシスコ留学中に日本へ帰れなくなり戦後GHQの 通訳として帰国。両親を探す。 憲法草案の時に、子供のとき体験した日本の女性に対する差別を何とか したいと男女平等を書いてくれたた女性にとって貴重な人の自叙伝。 10年程前から憲法にかかわっていたことはもう秘密にしなくとも いいと決心して、何度も来日して講演活動をしておられる。 お読みになった方も多いとは思いますがご紹介させてください。 |
*北の老兵さん【42558】(前スレッド)へのレスです。 ◆『市場原理が医療を亡ぼす』(李啓充著、医学書院、2004年) > この本はぜひ読んでいただきたいですね。アメリカの医療技術は > 確かに世界トップレベルですが、制度に於いては最低です。その > 市場原理を今日本は取り入れようとしています。普段は開業医の > 利権を守ろうとする医師会には批判的な私ですが、この市場原理 > を取り入れる事については、絶対反対で医師会を応援しています。 ご教示ありがとうございました。とりあえず、「現代社会」に関する 本として、リストに入れておきます。 私はいま、ちょっと仕事の関係で、二木立さん(にき りゅう、日本 福祉大学教授)の『医療改革と病院 幻想の「抜本改革」から着実な 部分改革へ』(勁草書房、2004年)という本を、少しずつ読んで います。「社会保険旬報」などに掲載された記事を集めた、要するに 論文集なのですが、思ったよりは、案外読むことができます。(笑) 二木さんの主張は、煎じ詰めると、小泉内閣発足後に、医療の抜本 改革が急速に進行するようにしきりに言われたが、それはすでに、 大枠として挫折している。病院関係者は、惑わされずに、地に足の 着いた部分改革の努力を進めることが大切だ、というものです。 一種の専門書ですので、このスレッドのリストには入れませんが、 ご参考までに、お知らせしておきます。 今後とも、よろしくお願いいたします。 |
*笹井明子さん【42568】(前スレッド)へのレスです。 ◆『国家の役割とは何か』(櫻田淳著、ちくま新書、2004年) > 衆議院議員製作担当秘書などを経験した筆者が、国家や政治に > ついて、私たちのような一般の人にも「分かりやすく書くことを > 至上命令とした(後書きより)」政治学入門書のような本です。 > > 私には、今の政治がどのような原理で動いているのかを、おぼろげ > ながらも理解するのに役立ちました。時として理解不能な小泉語も > 「はは〜ん、この辺りのことを考えているらしい」と思い当たる > のも面白いです。 ↓この人ですね。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AB%BB%E7%94%B0%E6%B7%B3 人物も、ご紹介の本も、面白そうですね。「ものの見方」をクリアに してくれる本は、立場や考え方にかかわらず、とても役に立つことが あると思います。とても参考になります。 「現代社会」を見るための本として、お預かりします。 ご教示、ありがとうございました。 |
*宮天狗さん【42588】(前スレッド)へのレスです。 > 実は私の頭の中で「真空地帯」とセットになっているのが > 大岡昇平「野火」創元社1952年です。 > > 理性という衣を剥がされたときの人間のおぞましさ、というより > 悲しさをマルキ・ド・サドより直裁に示したのがこの作品であり、 > 兵士の死体を見て食欲を感じる鬼気迫る情景は、飽食に慣れた > 世代には納得しがたいかもしれませんが、成長期を日々飢えに > さいなまれていた私たちにとって、それは決して人事ではあり > ませんでした。 > > 戦争の恐ろしさ、愚かしさを象徴する作品として、皆さんに > お勧めしたいと思います。 現在、下記の本が書店等で入手可能なようです。 ◆『野火』(大岡昇平著、新潮文庫、1987年) ◆『野火』(大岡昇平著、角川文庫、1970年) ◆『野火』(大岡昇平著、小林与志画、金の星社、1975年) いちばん下の本は、児童向けの文学全集の一冊で、子供に読みやすい ように、挿絵を入れるなどの工夫がされています。金の星社は、 老舗の児童書出版社です。 『野火』は大切な作品だと、私も思います。学生のころ読んだはず なおですが、孤独で寂しい彷徨の様子ばかり印象に残っています。 この機会に、読み直してみたいと思います。 「戦争」に関する一冊として、お預かりします。 ありがとうございました。 |
*こんぺいとうさん【42587】(前スレッド)へのレスです。 ◆『権力と笑のはざ間で』(飯沢匡著、青土社、1987年) 飯沢匡(ただす)さんとは、懐かしいお名前です。テレビ等での 気持ちのよいお話は、何度も聞いています。こんぺいとうさんは、 こういった、気骨といいますか、一本の芯のようなものが感じ られる人がお好きなようで、共感を覚えます。 なお、書名の「笑」の後ろに「い」を送りません。本屋さんで探す ときなどにはどうでもいいことですが、最近のようにネット検索を 利用する人が増えてくると、この一字の違いで検索できなかったり することがあります。便利と不便は紙一重ということですね。 上の本は知りませんでした。似たようなテーマで、『武器としての 笑い』(岩波新書、1977年)という本もありますが、現在は どちらも品切れ中のようです。 きっと、面白い本だと思うのですが、ちょっと、どういう扱いに しようかと迷っています。よろしければ、お手すきの折に、簡単な ご紹介や、おすすめのポイントなどを、お聞かせいただけません でしょうか。 とりあえず手元に控えて、お返事をお待ちしてみることにします。 ありがとうございました。 |
こんぺいとうさん、こんにちは。 飯沢匡『権力と笑のはざ間で』について、その後自分でもちょっと 調べてみましたが、飯沢さんらしい、庶民の一刺しとしての笑い、 といった内容のようですね。 とりあえず、「自立」を応援する一冊と考えて、リストに入れて おくことにします。ご紹介、おすすめのポイントなどは、もし お気持ちが向けば、いつでもお書きになってみてください。 ありがとうございました。 |
ぎみゆらさん 飯沢匡さんの本、紹介した本人が再読できないうちに内容を見ていただいた ようで有難うございます。何せ、子育てと勤めと身体を張って生きていた頃 何か権力に逆らいたくてこの題字が気になりななめ読みしたので、ここへ 書き込めるほど頭に残っていませんでした。 飯沢匡さんの書くエッセイが好きでしたので。 かなり分厚く、文字も小さいのでこれから時間を作ってゆっくり読み返します。 どうも、肩書きや権力を振りかざす御仁が好きでない女なので角の立つ 生き方をしてしまいました。 (会社の上層部になっても、部下の味方になって辞表を出すそんな父親に 育てられましたので) また色々本をご紹介ください。 |
こんぺいとうさん、こんにちは。 > どうも、肩書きや権力を振りかざす御仁が好きでない女なので > 角の立つ生き方をしてしまいました。 威張るヤツ。脅すヤツ。半端な刃物を振り回すヤツ。 いずれ、ロクなもんではないと思います。 私はいままったくのフリーランスで、何の組織にもグループにも 連なっていませんし、名刺も姓名と連絡先だけです。それでどこに でも出入りしていますので、そういうことは、よくも悪くも、自分 なりに感じるところが、いろいろあります。 こんぺいとうさんは、そんなどうでもいいようなつきあいやご縁を 吹っ切った、それに見合う分だけ、というか、それ以上に、素敵な 本音の出会いを、たくさんお持ちになんだろうなと感じます。 一昨日、仕事で久しぶりにお会いした、ある看護学校の先生が言って いました。いろんな病院にナースとして就職していく教え子たちを、 毎年送り出しながら、思うこと。 「その場所を変えよう、よくしようなんて思わなくても、自分なりに 大事と思うことを日々やり続けていれば、それを周りで見ている人が いるんです。案外そのうちに、いつの間にか、その場所が変わって いったりすることもある。それで、いいんじゃないでしょうか」 また何か思いつかれましたら、いつでも聞かせてください。私も そろそろ、このスレッド、「細く、長く、ボチボチ」態勢にもって いきたいと思っていますので。(笑) 今後とも、よろしくお願いいたします。 |
こんぺいとうさんから教えていただいた本です。【42599】 ◆『1945年のクリスマス』(ベアテ・シロタ・ゴードン著、 柏書房、1995年) http://www.kashiwashobo.co.jp/cgi-bin/bookisbn.cgi?cmd=d&isbn=4-7601-1077-1&backlist=1 憲法のことをあらためて考えるうえで、とても興味深い本であると ともに、貴重な視点の一つだと思います。 「憲法」に関する本として、お預かりします。 ありがとうございました。 |
*** 老人党「未来をつくる百冊の本」 *** ◆『非戦』(坂本龍一監修、幻冬舎、2002年) 松林さん、丁寧なご紹介【42724】、感謝いたします。うまく言え ませんが、とてもうれしいです。ちょっと涙が出てしまいました。 私から付け加えることは、何もありません。「平和をつくる本」 としてお預かりいたします。本当に、ありがとうございました。 |
*** 老人党「未来をつくる百冊の本」 *** ◆『TN君の伝記』(なだいなだ著、福音館文庫、2002年) Ray さんが教えてくださった上の本について、その後調べてみたら、 2002年に同じ出版社から文庫版が出ていました。 内容も、面白く、ためになりそうですし、リストの中のなださんの 本のところに、加えておきますね。ありがとうございました。 * ちなみに私は、なださんの書いたこの本が大好きです。 『アルコール中毒 物語風』 (なだいなだ著、五月書房、1992年初版、96年新装版) 数年前に図書館でたまたま見つけて、ゲラゲラ笑ったり、考え込ん だりしながら一気に読んで、なんていい本だろうと思い、三冊購入 して、一冊は友人にあげて、あと二冊はまだウチにあります。(笑) ご自身や周りのどなたか、この頃ちょっとお酒が過ぎるんじゃないか なぁと気になっている人、その他何らかの理由でアルコール関連の 話題に関心がある人はもちろんですが、お酒を飲まない人でも、 この本を読むと、酒飲みに気持ちが少しわかるかもしれません。 それに何よりも、文章のいたるところに表れている、なださんの、 アルコール専門医としての姿勢や考え、お人柄に、なんともいえない 味わい深さがあります。 現在品切れ中のようなのが残念ですし、このスレッドで作っている リストには、ちょっと違うかなぁという気がして、とりあえず一覧 には入れずにおきますが、私としては、広くおすすめできる一冊です ので、この機会に紹介しておきます。 |
*** 老人党「未来をつくる百冊の本」 *** (現在38点) 〜〜〜 平和をつくり続けるために 〜〜〜 『平和へ』キャサリン・スコールズ、岩崎書店 『それでも私は戦争に反対します。』日本ペンクラブ編、平凡社 『非戦』坂本龍一監修、幻冬舎 『戦争のつくりかた』りぼん・ぷろじぇくと、マガジンハウス 『茶色の朝』フランク・パヴロフ、大月書店 『反戦の手紙』ティツィアーノ・テルツァーニ、WAVE出版 〜〜〜 戦争の実相を見つめる 〜〜〜 『ぼくの見た戦争 2003年イラク』高橋邦典、ポプラ社 『私たちはいま、イラクにいます』S・アルデブロン、講談社 『夕凪の街 桜の国』こうの史代、双葉社 『昭和史』半藤一利、平凡社 『野火』大岡昇平、新潮文庫 ※『真空地帯』野間宏、新潮文庫、講談社文庫、等 ※『反戦の原理』ジャン-ポール・サルトル、弘文堂 〜〜〜 生命、自立、共生の大切さ 〜〜〜 『センス・オブ・ワンダー』レイチェル・カーソン、新潮社 『倚りかからず』茨木のり子、筑摩書房 『わたしと小鳥とすずと』金子みすゞ、JULA出版局 『一銭五厘の旗』花森安治、暮らしの手帖社 『問いつづけてー教育とは何だろう』林竹二、径書房 ※『にあんちゃん』安本末子、ちくま少年文庫、講談社文庫、等 ※『権力と笑のはざ間で』飯沢匡、青土社 〜〜〜 日本国憲法をとらえ直す 〜〜〜 『日本国憲法』童話屋 『あたらしい憲法のはなし』童話屋 『憲法九条、いまこそ旬』九条の会呼びかけ人、岩波ブックレット 『憲法なんて知らないよ』池澤夏樹、集英社 『1945年のクリスマス』ベアテ・シロタ・ゴードン、柏書房 〜〜〜 現代社会を見抜く視点 〜〜〜 『希望格差社会』山田昌弘、筑摩書房 『機会不平等』斎藤貴男、文春文庫 『国家の役割とは何か』櫻田淳、ちくま新書 『市場原理が医療を亡ぼす』李啓充、医学書院 『モダンガール論』斎藤美奈子、文春文庫 『少年にわが子を殺された親たち』黒沼克史、草思社 〜〜〜 じっくり読みたい大作、記憶に残る名作 〜〜〜 『橋のない川』住井すゑ、新潮文庫(全7巻) 『人間の條件』五味川純平、岩波現代文庫(上中下3巻) 〜〜〜 老人党提案者なだいなださんの本 〜〜〜 『老人党宣言』なだいなだ、筑摩書房 『権威と権力』なだいなだ、岩波新書 『民族という名の宗教』なだいなだ、岩波新書 『神、この人間的なもの』なだいなだ、岩波新書 『TN君の伝記』なだいなだ、福音館文庫 (※印の本は、現在新規入手が難しいので、図書館、古書店等で) * そろそろ一本のコメントにまとめるのが難しくなって きましたが、(笑) 引き続き、よろしくお願いいたします。 |
みなさま 私がこのスレッドで「いい本」を募っているのは、簡単に言えば、 老人党に興味や好意を持ってこの掲示板に参加してくださっている 方々に向けて、老人党の目的を進めるために、みなさんがそれぞれ 自由に使える「道具箱」のようなものが、何か作れないだろうか。 その一つの形を試してみよう。そんな気持ちでやっています。 老人党の目的を進めるために、「自分にもできること」「一人でも できること」「その気になれば、できること」を、何か見つける。 その基本は、「人と話す」ことだろうと、私は思っています。 けれども、すでに多くの方がこの掲示板でお書きになっていますが、 それが、難しい。周りの人、身近な人と、年金問題、郵便局のこと、 戦争と平和、憲法、選挙のこと、自立して生きるということ、そう いったことを話題にするのが、いちばん、できそうで、なかなか 簡単にはできないのではないでしょうか。 いま作っている本のリストが、そのための、一つのヒントや道具、 手がかりにはならないか。そういうことなんです。これらの本を 次々と読む必要はなく、この中の一冊でも、それぞれの方なりに、 老人党の目的を進めるために、何か役立てる、そんな使い方を 見つけていただければ、このリストに、値打ちが生じるんです。 本を読むと、ものの見方が広がったり、やわらかくなったりします。 相手の気持ちや考えも、いろんな角度から見ることができるように なります。もっといろんな話し方が、できるようになるかもしれ ません。こんな本を読んだ、ここが面白かったと誰かに話せば、 私も読んでみたい、私にも貸して、などと言われるかもしれません。 読んで面白かった本を、誰かにすすめる、貸す、プレゼントする ということもあるでしょう。すぐにではなくても、三年後、五年後、 十年後に読んでくれて、そのとき、気持ちが通じるかもしれません。 私も実際、ずっと前にもらった本を読んで、その人が私にその本を 贈ってくれた気持ちに、いまごろ気づいたりしたことがあります。 このスレッドで作っている本のリストは、推薦図書とか、そういう ことよりも、みなさんそれぞれに、自由なお気持ちと考えで使って いただきたい、道具箱、メニューのつもりなんです。そういった 道具箱の中味は、少々種類がたくさんあったほうが、選ぶにもいい だろう。そんな思いで、このリストを作っています。 老人党の目的を進めるために、この本を、あんなふうにも使える。 あの本には、このような使い道もあるかもしれない。そういった お気持ちでこのリストを眺めていただけると、また少し、違った 見え方がしてくるかもしれません。 たぶん、ひとわたりだいぶ、「おすすめの本」のご提案はいただけ たんじゃないかと感じています。もちろん引き続き、本のご推薦等は 大歓迎ですが、私なりに、これから先の進め方を、そろそろもう少し 考えてみたいとも思っています。 今後とも、もうしばらく、よろしくお願い申し上げます。 |
日本の古典として 万葉集などはいかがでしょうか 舒明天皇の御製 大和には群山あれど とりよろふ 天の香具山 登り立ち 国見をすれば 国原は煙立ち立つ 海原は鴎立ち立つ うまし国ぞ あきつ島 大和の国は |
ゆきりんさん、こんにちは。 万葉集は日本人にとって大切な本だと思いますが、老人党の目的に 役立てるという意味では、ちょっと「大きすぎる」本との印象を 持ちますので、手元に控えるにとどめたいと思います。 ただ「万葉」という語は、多くの日本人の心底に刷り込まれている のか、昭和万葉集とか、会社万葉集とか、私の万葉集とか、本当は 怖ろしい万葉集とか、(笑) いろんな試みが繰り返されています。 ですから、いまちょっと、あまり具体的なことが言えないんですが、 何かこう、どこかでヒントになりそうな気がしないでもありません。 でも、老人党万葉集じゃぁ、ベタ過ぎる感じだし。うーん。 ありがとうございました。 |
*** 老人党「未来をつくる百冊の本」 *** ◆『永遠の都』(加賀乙彦著、新潮文庫、全7巻) 「じっくり読みたい大作」に加えたい作品として、推挙します。 実は昨年の5月に、この掲示板で、私自身が紹介投稿をしています。 まだ老人党掲示板に参加したばかりの時期、ちょっとウェットで 気恥ずかしい文章でもありますが、参照してください。 http://s6410.sakura.ne.jp/log/bbs_sougou/tree_597.htm#7560 戦場の描写も、軍隊をめぐる記述も、銃後の苦難のエピソードも、 回想以外はさほど出てこないのですが、昭和初年から終戦の少し後 まで、「ふつうの人々」にとって、戦争とはどのようなものであった のか、これほどリアルに描いた文芸作品を、私はほかに知りません。 それにとにかく、読み物として、なんとも面白くて、飽きずに楽しめ るんです。何か「長いもの」を読んでみようかというときに、ぜひ 思い出してほしいと思います。 |
いま、読み始めて三分の一ですが、なかなかの内容ですので、紹介します。 岩波書店=寺島実郎著=『脳力(のうりき)のレッスン』 サブタイトルは「正気の時代のために」 読み終わったら、読後感を投稿いたします。 |
show-h さん、はじめまして。 > いま、読み始めて三分の一ですが、なかなかの内容ですので、 > 紹介します。 > 岩波書店=寺島実郎著=『脳力(のうりき)のレッスン』 > サブタイトルは「正気の時代のために」 > 読み終わったら、読後感を投稿いたします。 寺島実郎氏ですか。面白そうですね。 三井物産の調査・情報畑を歩いてきた方ですよね。しばらく前に、 イラクの件をめぐるNHK討論会で、相手方が誰だったかは覚えて いませんが、現実的、複眼的な、なかなか面白い見方を披露して いたのが、印象に残っています。 ご感想、楽しみに待っています。ごゆっくりで結構ですので。 ありがとうございました。 |
*** 老人党「未来をつくる百冊の本」 *** ◆『創価学会』(島田裕巳著、新潮新書、2004年) 「現代社会」を知るための一冊として、推薦します。 いまの日本を見ていくうえで、政治のことも、社会的な面でも、 創価学会の動向は、避けて通れない事柄の一つになっていますが、 その実状、実態は、意外に知られていないようです。 上の本の著者、宗教学者の島田氏が、この本のまえがきで書いて いますが、創価学会のことを、比較的冷静に、客観的に書いた本が、 とくにここ二十年くらい、皆無に近いのが現状だといいます。 1970年前後のいわゆる「言論弾圧」事件以来、創価学会に関する 出版物は、反創価学会色が鮮明なもの、創価学会を直接間接に擁護 する内容、どちらかしかなくなってしまったと島田氏は指摘します。 そんななかで、たしかにこの本は、新書判200ページという分量で、 創価学会の歴史と現状、内実を、予備知識のない一般人にもわかり やすく、要領よく記述している貴重な本だと思います。 昨年9月に王里さんが丁寧なご案内を書いてくださっているのを 見つけましたので、勝手ながら、あわせて紹介しておきます。 http://www.6410.jp/bbs/data/sougou/log/tree_1689.htm#20000 |
『もしも憲法9条が変えられてしまったら』を、ぜひ加えたいと思います。雑誌『世界』の別冊で、昨年10月に出版されました。 第1章「憲法って何だろう」 第2章「もし9条が変えられたら?」 第3章「なんで改憲?」 第4章「9条を活かして世界で生きるには?」 第5章「憲法の力ー私はこう思う」 対談では、加藤周一&辛淑玉、落合恵子&長谷部恭男、伊藤真&義家弘介氏 執筆者に、憲法学者の奥平康弘、軍事評論家の前田哲男、元防衛庁長官の竹岡勝美、経済学者の神野直彦、社会&精神医学者の野田正彰、JVCの熊岡路矢、作歌の高橋源一郎、政治学者のC・ダグラス・ラミス、作曲家の池辺晋一郎氏、等々、40氏が発言、執筆しています。 憲法九条をなぜ変えてはいけないのか? 自衛隊の存在をどうするのか? 日本の国際貢献はどうあるべきか? 等々の疑問を持っていらっしゃる方々に、ことにおすすめしたい1冊です。 |
*** 老人党「未来をつくる百冊の本」 *** ◆『もしも憲法9条が変えられてしまったら』(別冊世界732号、 岩波書店、2004年) > 『もしも憲法9条が変えられてしまったら』を、ぜひ加えたいと > 思います。雑誌『世界』の別冊で、昨年10月に出版されました。 > > 第1章「憲法って何だろう」 > 第2章「もし9条が変えられたら?」 > 第3章「なんで改憲?」 > 第4章「9条を活かして世界で生きるには?」 > 第5章「憲法の力ー私はこう思う」 > > 対談では、加藤周一&辛淑玉、落合恵子&長谷部恭男、 > 伊藤真&義家弘介氏 > > 執筆者に、憲法学者の奥平康弘、軍事評論家の前田哲男、元防衛庁 > 長官の竹岡勝美、経済学者の神野直彦、社会&精神医学者の野田 > 正彰、JVCの熊岡路矢、作歌の高橋源一郎、政治学者の > C・ダグラス・ラミス、作曲家の池辺晋一郎氏、等々、40氏が > 発言、執筆しています。 > > 憲法九条をなぜ変えてはいけないのか? 自衛隊の存在をどうする > のか? 日本の国際貢献はどうあるべきか? 等々の疑問を持って > いらっしゃる方々に、ことにおすすめしたい1冊です。 ご指摘のとおり、憲法のことを考えるうえで、内容も多彩で大事な 本だと思います。「憲法」についての一冊に加えたいと思います。 * 岩波書店のサイト http://www.iwanami.co.jp/ 左手にある「岩波書店の雑誌『世界』」をクリックすると、『世界』 最新号表紙の左側に、この本の表紙が小さめに表示されます。これを もう一度クリックすると、詳しい内容構成を見ることができます。 昨秋発行の月刊誌別冊号ですので、お近くの書店の店頭ではちょっと 見つけにくいかもしれませんが、書店に取り寄せの注文を出せば、 入手は可能なはずです。また公共図書館などにも、かなり入っている ようです。 珠さん、お知らせありがとうございました。 |
「軽薄のすすめ」という題名につられて吉行淳之介の本を買った。 最近、なんだか自分が妙にまじめになってきたようで、やや 危機感を覚えていたのだ。 ところが、この本を読んでいくうちに、これはぼくが期待したほど には軽薄ではないことがわかった。たとえば「東京大空襲」と 題した一文の中にこういうのがあった。 私はドビュッシーのピアノ曲のレコード・アルバムと、ショパンの ワルツ全曲のレコードを小脇にかかえた。... (中略)... 十数枚のそのレコードが、腕からずり落ちそうに重たい。町内の 人たちは、主として靖国神社へ逃げた。私はそれにさからって、 母親と女中を連れて、逆の方向の小公園に逃げこみ、火が水壕を 渡ってこっちのほうへ来るのを眺めながら、まもなく眠ってしまった。 国全体の精神が一致団結して同じ方向へ向かおうとしているとき、 それとは逆の方向へ向かう人がいる。こういうことに、ぼくは希望を 感じるのだ。こういう人の反逆は、きっと何か美しいものを愛する心 から生まれるのだろう。そう思うこともあった。 美しいものを愛さない人は少ないだろう。しかし、美しいものをいつも 愛する人は少ないのかもしれない。それに、やはり、何を美しいとする かが、問題だ。 持ち出したレコードは、蓄音機がないので聴くことができず、いつの 間にかどこかへ四散してしまった。しかも、私が持ち出したのは、 あとで聴くためのレコードではない。品物ではなくて、もっと抽象的な、 なにものかであった。平和がきて、いまでも、ドビュッシーは時折 聴くことがある。 老人党へのぼくの投稿文は、いつもスレッドの題名とは、やや内容が ずれていることに、今、気づいた。 |
トビパパさん、こんにちは。 吉行淳之介『軽薄のすすめ』とは、懐かしい本を挙げていただき ました。先ほど本棚を見てみたら、1973年刊の角川文庫版が出て きました。高校生のとき買ったようです。いったいどんな高校生 だったのか。(苦笑) > 国全体の精神が一致団結して同じ方向へ向かおうとしているとき、 > それとは逆の方向へ向かう人がいる。こういうことに、ぼくは > 希望を感じるのだ。こういう人の反逆は、きっと何か美しいものを > 愛する心から生まれるのだろう。そう思うこともあった。 そうですね。美しいエピソードだと思います。 > 老人党へのぼくの投稿文は、いつもスレッドの題名とは、やや > 内容がずれていることに、今、気づいた。 いえ。だんだんズレたりハグレたりしていくのも、会話の楽しみの 一つだと思います。何がヒントになるか、わかりませんし。 『軽薄のすすめ』は、とりあえず手元に控えるにとどめますが、 せっかく本が出てきたので、今後読んでみますね。 ありがとうございました。 |
あおばびとさんが【42676】で紹介されているように、ボランティアで活躍されているケン・ジョセフさんが、その活動の様子を書かれた本です。 ボランティア活動の中で、官僚や政治家の心が変わっていくところなど、感動的なエピソードもあります。 また、日本人のルーツと宗教についての興味深い記述もあります。 日本にキリスト教を伝えたのは、本当にザビエルなのか? 3本足の鳥居の意味するものは?空海が日本に持ち帰った物は? などの話に驚きました。 しかしそれが、日本人の進むべき道を指し示しているということです。 どちらかというと、老人よりも若者に期待する内容の本かもしれませんが、 でも、オススメです。 |
MNG さん、こんにちは。 面白そうな本を紹介していただき、感謝します。 たしかにそういえば、国際協力、国際貢献、等々に関する本が、 いまのところないなと気づきました。 この方面では、JVC(日本国際ボランティアセンター)、日赤、 アフガニニスタンのときに話題になった大西さんのPWJ(ピース ウィンズジャパン)、医療支援ボランティアのAMDA(アジア医師 連絡協議会)、MSF(国境なき医師団)などが思い浮かびます。 SHARE(国際保健協力市民の会)という小規模の国際ボランティア 組織に以前知り合いがいたのを思い出して、ちょっと調べてみた ところ、元気に活動を続けていました。 紹介のご本は、とりあえず手元に控えますが、これをきっかけに、 もう少しこういった方面の本についても考えてみたいと思いました。 ありがとうございました。 |
外国人ボランティアのための研修に参加しました。 昨日は旧正月の元旦ということで中国人の参加者には帰省なさった方などで 何人か欠席でした。外国人市民としても何かができたらという思いを持つ方々です。行政サービスのしくみなどの講座に加え、4か所の現場見学が含まれました。 子育て支援では民間の小規模託児施設を見学しました。一般の戸建住宅を借り上げた施設には、1階、2階とことなるプログラムは用意されていました。一階にはスタッフのほかに近くの中学から1,2年生が職業体験の一環として、幼児たちと仲良く触れ合っておりました。なんとイスは牛乳パックの再生品、クッションはぬくもりを感じる手作りでした。2階では親子が一緒に過ごせるようにと、曜日別に多言語による読み聞かせ、リズムや料理教室などのスケジュールが組まれていました。子育て相談や、電話相談にも応じていて、外国人市民も子連れボランティアも参加しておりました。 講座ので得た情報から。 国民健康保険被保険者の海外渡航中の疾病等については、平成13年1月1日以降診療 分より保険給付の対象となります(老人保健該当者は別制度)。支給される範囲、金額、手続きなどは担当者にご確認ください。外国人市民にとって必要な情報は日本人にとっても必要であることを学んだところです。 総人口の1.5%、200万近い外国人登録人口を抱え、多分化共生の社会に向けて、一般的ではないかもしれませんが、ご関心のおありになるむきには「自治体の言語サービス〜多言語社会への扉を開く」各自治体の言語サービスの取り組み、現状、問題例、改革案と提案などの内容です。 一昨日は行政との協働で、スマトラ沖大地震およびインド洋大津波被災地のための街頭募金に再度参加しました。今回は駅側の好意で構内という好位置だったので、とてもいい反応でした。若い行政マンの対応もしっかりしていました。 |
悠々さん、こんにちは。 お元気そうですね。何よりです。 『自治体の言語サービスー多言語社会の扉をひらくー』 (河原俊昭編著、春風社、2004年) http://www.shumpu.com/book/index.php?itemid=163 とても興味深い本を教えていただき、感謝します。こういった 取り組みを、地道に、継続的に続けている人たちがいるということ 自体、私たちにとって、大切に刺激になるように思います。 もう十年近く前になりますが、日本で暮らす外国人の方々に、電話で 医療情報提供をやろうとしているボランティアグループを取材した ことがあります。まだNPOという言葉もなかったような気がします。 言葉の壁があり、受け入れてくれる医療機関を見つける困難があり、 特定の病院を紹介するばかりだと医療法にふれるおそれがあり、 受診した先では健康保険や経済面の問題が当然いろいろあり……。 話題は尽きない様子でしたが、当時としてはユニークな着眼で、 やっている人たちは、それぞれに張りのある表情をしていました。 MNG さんから教わったケン・ジョセフさんの本とともに、「共生」 という趣旨の枠を設けて、リストに入れたいと思います。 こういう本は、私のように本のことを仕事にしていても、誰かから 教わらないと、なかなか知る機会がないんです。正直にいえば、この 出版社も今回初めて知りました。いいお仕事をしてる出版社ですね。 本当に、ありがとうございました。 |
みなさま MNG さんにケン・ジョセフさんの面白そうな本をご紹介いただいて 気がついたのですが、国際ボランティアに関する本が、いままで なかったなと思いました。 そういった方面に関する、読んで面白かった本、役に立ちそうな 本についても、どなたか思いつかれたら、ぜひ教えてください。 いますぐにではなくても、いつでもけっこうですので。 * 国際援助では日本は、お金をバラまくばっかりで、「人」の支援は おサムいなどとよくいわれますが、民間、NGOレベルでは、とくに 1980年代頃から、いろいろ意欲的な取り組みも続けられています。 直上のコメントでも書きましたが、ご参考として、思いつくものを、 インターネットサイトなどを添えて、再度挙げておきます。 JVC 日本国際ボランティアセンター http://www.ngo-jvc.net/ JRC 日本赤十字社 http://www.jrc.or.jp/ AMDA アジア医師連絡協議会 http://www.amda.or.jp/ PWJ ピース ウィンズ ジャパン http://peace-winds.org/jp/main/index.html SHARE 国際保険協力市民の会 http://share.or.jp/ |
▼ぎみゆらさん: > >JVC 日本国際ボランティアセンター >http://www.ngo-jvc.net/ > >JRC 日本赤十字社 >http://www.jrc.or.jp/ > >AMDA アジア医師連絡協議会 >http://www.amda.or.jp/ > >PWJ ピース ウィンズ ジャパン >http://peace-winds.org/jp/main/index.html > >SHARE 国際保険協力市民の会 >http://share.or.jp/ こんな団体はいかがですか。 私事ですが、亡くなった息子が社会人になった時もう母親がお小遣いを やる必要がなくなったので、彼の毎月のお小遣いの一部を世界の子供達 への応援にとこの協会へ毎年寄付しています。すでに15年になります。 財団法人 日本フォスタープラン協会 http://www.plan-japan.org/ いってみれば、世界の脚長おじさん(おばさん)でしょうか。 担当になった子供への便りなどを要求されますが、私はそっと成長を 見つめてやれるだけで良いと思っています。 |
こんぺいとうさん、こんにちは。 各種ボランティア団体情報を集めて整理してみるのも、 面白いかもしれませんね。たぶん、もうそういう本は 何冊か出ていると思いますが、案外漏れもありますし。 このスレッドでは、趣旨がずれちゃうんでこれくらいに しておきますが、(笑) 地方都市のNPOなんかで、小団体 ながらなかなかいい活動をしてるところもあります。 ある知人の女性は、埼玉のある地域で、小NPO間の連携を 図ったり支援したりするNPO、ということをやっています。 いつもお忙しそうですが、素敵な着眼だなと思います。 お知らせ、ありがとうございました。 |
『愛と怒り 闘う勇気--女性ジャーナリスト いのちの記録』松井やより著(岩波書店 1800円) 一部の人からは蛇蝎のごとく嫌われている、松井やよりさんの最期の著書です。この本はガンにおかされながら、渾身の力を振るって最期まで書き続けた自伝です。 私はちらっとですが、彼女にお会いしたことがありますが、それ以前から新聞記事を読んで、なんとまっすぐな、勇気のある人だろうと尊敬していました。そしてこの本を読んで、彼女の激しいとさえ思われる怒りは、不正や不平等に苦しめられている人々への深い愛から生まれていることを思い、彼女の愛と勇気のほんのひとかけらでも持てたらと、ますます尊敬の念を深くしました。 いま、NHK番組への政治介入が問題になっていますが、その番組が取材した、2000年開催の『女性国際戦犯法廷』をひらくまでのいきさつ、それへの思いが書かれた「第7章 戦争と女性への暴力」は、どんなにか心を打つものか。この問題に発言なさる方々には、是非読んで頂きたいと思います。 また「第3章 アジア報道への挑戦」「第4章 シンガポール特派員時代」、「第五章 アジアから見た日本、「第6章 国境を越えて生きる」など、国際協力とはどういうことか、の理解の一助にもなるでしょう。 女性には深く共感を与え、男性には女性のそして社会の弱者の置かれて来た立場への目を開く(「第2章 女性記者の日々」など)1冊であると思います。 「もっと自信をもって、世の中をよくしていこうと発言し、行動してほしい。それが今、私が最も言いたいことである。」「終章 21世紀をどう生きるか」より 老人党の皆さん、この言葉に応えて行こうではありませんか。 |
珠さん、こんにちは。 『愛と怒り 闘う勇気』(松井やより著、岩波書店、2003年) http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/2/0220150.html お気持ちのこもったご紹介、ありがとうございました。 愛と怒り、闘い、勇気。書名に大事なことが全部入っていますね。 さすが、というべきか。やっぱり、すごい、というべきか。 恥ずかしながら、松井さんの書いたものを、単行本として通読した ことはまだありません。少し先になるかもしれませんが、きっと 読みます。 一週間ほど、このスレッドの「本のリスト」の更新をしていなかった のですが、悠々さんや珠さんから刺激的な本をご紹介いただいた おかげで、少し編成を変えて新しいリストを作ることができました。 この後すぐに、掲載します。 * 気骨の女性ジャーナリストということで、この本を思い出しました。 『看護 ベッドサイドの光景』(増田れい子著、岩波新書、1996年) http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/43/X/4304300.html まだナース雑誌編集部にいた時代に読んだはずで、手元にあるのも 見つけたんですが、すぐに内容をご紹介できるほど思い出せません。 これも、読み直してみたい本の一冊に入れることにします。 9年前の本ですが、在庫僅少ながら、まだ入手可能なようです。 |
▼みなさま: Rayです。 『いかそう日本国憲法』(奥平康弘、岩波ジュニア新書、1994年) を読了しました。 出版年から考えると、湾岸戦争後に起きた自衛隊のPKO活動を 巡る議論をきっかけに書かれた本のようですが、 自衛隊が一年以上も海外(戦闘が断続的に発生している国)に 派遣され、政財界で改憲に向けた動きが活発化している現在、 日本国憲法がどのような「物語」をもっているのか という視点から、その「物語」(コンセプトと言ってもいいと思います)を 生かす方向で考えるとどのようなことが考えられるかという点で とても興味深く読みました。 この掲示板でもたびたび議論の的になっている 「日本国憲法は古いのか」 「日本国憲法は押し付けられたものなのか」 「軍事力によらずに国を守ることは不可能なのか」 「国際貢献に人を出さないでいいのか(お金だけで済む・許されるのか)」 などの点について、憲法学者である著者がそれぞれ 考察しており、これらの議論に対して 憲法を守る立場で主張していく上で参考になると思います。 特に、現在世界各国で認められている良心的兵役拒否を元にした 「日本は、憲法九条を持つことによって 国全体で良心的兵役拒否を選択したようなものだ」 という主張や、海外では日本の憲法(平和主義)について あまり知られていないため、 「国際的に九条の精神を広めていくことが日本にふさわしい 『国際貢献』のあり方だ(日本政府はその役割を果たしてこなかった)」 という論が印象的でした。 集団的凡庸にとらわれて流されてしまわないことが 強調されており、自分で考えるということを忘れないでいこうと 改めて思いました。 |
Ray さん、こんにちは。 『いかそう日本国憲法』(奥平康弘著、岩波ジュニア新書、1994年) よさそうな本ですね。 「憲法」のリストに、入れることにします。 ですが、残念なことに現在、岩波書店で「品切れ重版未定」中です。 これは、Ray さんだけでなく、このスレッドを読んでいるみなさんに 言いたいのですが、いい本だなぁ、人にもすすめたいなぁ、といった 本が、品切れとか、絶版とか、とにかく、新本が手にはいらないとき には、ためらうことなく、その出版社を責め立ててほしいのです。 「なんでこんないい本を売り続けないんですか?」「友達にすすめ たいのに」「子供にプレゼントしたい!」と。出版社も客商売です から、そういう声が効いて復刊なんてことも、案外あるものです。 ご紹介、ありがとうございました。 |
*** 老人党「未来をつくる百冊の本」(1) ***(現在45点) ※※ みなさんのご協力のおかげで、そろそろ本のリストが ※※ 1ページに入らなくなってきましたので、今回から ※※ 2ページ分けて掲載します。ご了解願います。 〜〜〜 平和をつくり続けるために 〜〜〜 『平和へ』キャサリン・スコールズ、岩崎書店 『それでも私は戦争に反対します。』日本ペンクラブ編、平凡社 『非戦』坂本龍一監修、幻冬舎 『戦争のつくりかた』りぼん・ぷろじぇくと、マガジンハウス 『茶色の朝』フランク・パヴロフ、大月書店 『反戦の手紙』ティツィアーノ・テルツァーニ、WAVE出版 〜〜〜 戦争の実相を見つめる 〜〜〜 『ぼくの見た戦争 2003年イラク』高橋邦典、ポプラ社 『私たちはいま、イラクにいます』S・アルデブロン、講談社 『野火』大岡昇平、新潮文庫 『夕凪の街 桜の国』こうの史代、双葉社 『昭和史』半藤一利、平凡社 ※『真空地帯』野間宏、新潮文庫、講談社文庫、等 ※『反戦の原理』ジャン-ポール・サルトル、弘文堂 〜〜〜 日本国憲法をとらえ直す 〜〜〜 『日本国憲法』童話屋 『あたらしい憲法のはなし』童話屋 『憲法九条、いまこそ旬』九条の会呼びかけ人、岩波ブックレット 『もしも憲法9条が変えられてしまったら』別冊世界、岩波書店 『憲法なんて知らないよ』池澤夏樹、集英社 『1945年のクリスマス』ベアテ・シロタ・ゴードン、柏書房 ※『いかそう日本国憲法』奥平康弘、岩波ジュニア新書 〜〜〜 自立して生きるということ 〜〜〜 『一銭五厘の旗』花森安治、暮らしの手帖社 『倚りかからず』茨木のり子、筑摩書房 『わたしと小鳥とすずと』金子みすゞ、JULA出版局 『問いつづけてー教育とは何だろう』林竹二、径書房 ※『権力と笑のはざ間で』飯沢匡、青土社 (※印の本は、現在新規入手が難しいので、図書館、古書店等で) === 以下、リスト(2)に続きます === |
*** 老人党「未来をつくる百冊の本」(1) ***(現在45点) 〜〜〜 生命と共生のために 〜〜〜 『センス・オブ・ワンダー』レイチェル・カーソン、新潮社 『ケン・ジョセフの世界どこでも日本緊急援助隊』徳間書店 『自治体の言語サービス』河原俊昭編著、春風社 『愛と怒り 闘う勇気』松井やより、岩波書店 ※『にあんちゃん』安本末子、ちくま少年文庫、講談社文庫、等 〜〜〜 現代社会を見抜く視点 〜〜〜 『希望格差社会』山田昌弘、筑摩書房 『機会不平等』斎藤貴男、文春文庫 『国家の役割とは何か』櫻田淳、ちくま新書 『創価学会』島田裕巳、新潮新書 『市場原理が医療を亡ぼす』李啓充、医学書院 『モダンガール論』斎藤美奈子、文春文庫 『少年にわが子を殺された親たち』黒沼克史、草思社 〜〜〜 じっくり読みたい大作、記憶に残る名作 〜〜〜 『橋のない川』住井すゑ、新潮文庫(全7巻) 『人間の條件』五味川純平、岩波現代文庫(上中下3巻) 『永遠の都』加賀乙彦、新潮文庫(全7巻) 〜〜〜 老人党提案者なだいなださんの本 〜〜〜 『老人党宣言』なだいなだ、筑摩書房 『権威と権力』なだいなだ、岩波新書 『民族という名の宗教』なだいなだ、岩波新書 『神、この人間的なもの』なだいなだ、岩波新書 『TN君の伝記』なだいなだ、福音館文庫 (※印の本は、現在新規入手が難しいので、図書館、古書店等で) * ●老人党の目的をすすめるために、役立つ本 ●多くの人に、広くすすめれらる本 ●いまさほど困難なく、手に入れたり、読んだりできる本 このスレッドでは、上の目安にかなうような本をアップしています。 「だったらこんな本も」「その本、面白かったよ」「そこのデータ、 間違ってる」など、気がついたこと、何でも聞かせてください。 引き続き、よろしくお願いいたします。 |
ぎみゆらさま、こんにちは。 以前気になっている本があると書きましたが、大体?読めましたのでお知らせします。 ○日本マスコミ「臆病」の構造 ベンジャミン・フルフォード著 (株)宝島 ・日本のメディアはなぜ真実を報道しないのか、書くべき事実を書かない事は、 「罪」であり、国民に対する重大な裏切りではないのか。 ・日本で信頼できるのは、まず右翼の街宣車、次が週刊誌と夕刊紙、そして大手 紙や民放TV、最後がNHK。 (私の所では、街宣車は軍歌を大音量で流して通り過ぎるだけですが、国会・ 政治家の家・会社などの前で、色々発言するそうですね。) ・日本の大手紙の記事は、記者クラブを通じたお役所などの会見・発表記事が 大きな割合を占める。政治に取り込まれているメディア。 ・イラクの日本人人質に対する日本のメディアの攻撃的な論調は、世界の驚き。 ・古賀潤一郎の学歴詐称は叩いて議員辞職に追い込んだが、阿部晋三の「南カリ フォルニア大学政治学科留学」、小泉の「ロンドン大学留学」は不問。 同じく、辻元清美は政治のダーティ・トリックに利用された。 ・武富士・武井安雄氏、桃源社・佐佐木吉之助氏の独白。 著者は、「フォーブス」アジア太平洋支局長。他に「日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日」「ヤクザ・リセッション」「泥棒国家の完成」(いずれも光文社ペーパーブックス)の著書があります。 図書館には、ご紹介の本のみがあったので、まず読んでみました。 新聞やTVなどで、国民の考えを操作する事が可能ですので、現在のメディアについて疑問を持つことも必要かなって思います。もうご存知でしょうけど。 他に、小説ですが、2点ご紹介します。ずっと前に読んだ本です。 ○蝦夷地別件 船戸与一著 アイヌの「シャクシャインの反乱」の120年後起きた、「国後目梨の反乱」 を元にした小説で、蝦夷を日本へ組み入れアイヌ人を和人にしようとした幕府が、アイヌの人達を蹂躙した物語です。辛いですが、日本の歴史の一齣です。 ○シェエラザード 浅田次郎著 外国航路に就航直前の豪華客船「弥勒丸」が、軍船として徴用され誇り高い最後を遂げるまでと、莫大な黄金を積むと言われる彼女を引き上げようとする人々について書かれています。 人々の平和な日常を奪い、心身・国土などを破壊、傷つける戦争の悲しみを書いた物語です。バックに音楽「シェエラザード」が流れます。 2冊とも、分厚くて重い(内容)本です。でも著者のお二人は、優れたストーリーテラーですので、読み出せば早いのではないかと思います。 以上です。 ぎみゆらさまのお眼鏡に叶うか心許ないのですが、参加してみました。 ご紹介の本もボツボツ読んでいます。 |
●インターネット上での、本の探し方、調べ方(1) たまには、少々柔らかい話題というか、実用情報というか。 そんなことも、ちょっと書いてみようかと思います。 * ネット上で、本を探したり、調べたりする方法は、いろいろ ありますが、まず、こんなサイトがあります。 ◇ Books.or.jp【本を探す】 http://www.books.or.jp/ 検索窓に、書名、著者名、わかることを入れて「さがす」ボタンを 押せば、該当する本を探してくれます。出版社の業界団体である 日本書籍出版協会(略称「書協」)が運営しているサイトです。 このサイトのいいところは、検索対象が現在流通している本だと いうこと。つまり、ここの検索で引っかかった本は、近所の書店に 注文するなどすれば、基本的に入手が可能なわけです。 ただし、業界団体ですので、加盟していない出版社もありますし、 ここの検索で出なかったからといって、「そういう本はない」と いうことには、必ずしもなりませんが。 * 現在入手可能か等を調べるという意味で、もう一つ案外便利なのが、 ネット書店の検索機能。ネット書店もだいぶ増えましたが、大手は bk1、アマゾンでしょうか。私は bk1 を割とよく使いますが。 ◇ bk1 http://www.bk1.co.jp/ ◇ アマゾン http://www.amazon.co.jp/ どちらも検索機能があり、それぞれのネット書店で現在取扱中か どうかがわかります。そこまで調べておいて、実際の注文は、近所の 書店に取り寄せを頼む。そんな使い方もあります。 * それと、いまでは主立った出版社はだいたいインターネットサイトを 開いていて、そのサイトにもやはり、たいていは何らかの検索機能が 付いています。使い勝手は出版社によりいろいろですが。たとえば。 ◇ ポプラ社 http://www.poplar.co.jp/ ◇ 岩波書店 http://www.iwanami.co.jp/ あと、紀伊國屋書店やジュンク堂など大手書店のなかには、店頭在庫 (現在、ある本が、その店に置いてあるかどうか)をネット上で調べ られるところもあります。詳しくは、それぞれの書店のサイトを。 ◇ 紀伊國屋書店 http://www.kinokuniya.co.jp/ ◇ ジュンク堂書店 http://www.junkudo.co.jp/ * 以上、とりあえず、出版社や書店方面からの調べ方でした。 もしよろしければ、次に時間ができたときに、図書館方面のことも、 少し書いてみたいと思います。 |
*** 老人党「未来をつくる百冊の本」 *** 「戦争体験」スレッドでの、佐藤圭さんのご発言【43631】 http://www.6410.jp/bbs/c-board.cgi?cmd=one;no=43631;id=sougou からヒントを頂戴して、以下の本を「戦争の実相」についての リストに加えたいと思います。 ◆『東京が燃えた日ー戦争と中学生ー』 (早乙女勝元著、岩波ジュニア新書、1979年) http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/50/3/5000050.html 佐藤圭さん、ありがとうございました。 |
*** 老人党「未来をつくる百冊の本」 *** 「戦争体験」スレッドでの、佐藤圭さんのご発言【43631】 http://www.6410.jp/bbs/c-board.cgi?cmd=one;no=43631;id=sougou からヒントを頂戴して、以下の本を「戦争の実相」についての リストに加えたいと思います。 ◆『アメリカひじき・火垂るの墓』 (野坂昭如著、新潮文庫、1968年) http://shinchosha.co.jp/cgi-bin/webfind3.cfm?ISBN=111203-7 佐藤圭さん、ありがとうございました。 |
みなさま このスレッドで集めている「百冊の本」には、広島、長崎、沖縄戦、 東京空襲など都市部戦災に関する本を、それぞれ何点か入れたいと、 以前から思っていました。 直上に掲載したように、先ほど、別スレッドでのご発言をヒントに、 東京空襲、都市部災害の本を、2冊加えました。 * 沖縄戦の本が、まだこのリストにはありません。沖縄戦のことに ついて、読みやすく、入手しやすく、多くの人に薦められる本を、 どなたか教えていただけると、うれしく思います。 思いつかれたとき、お気持ちが向いたとき、いつでも結構ですので、 よろしくお願いいたします。 |
▼ぎみゆらさん: >みなさま > > >このスレッドで集めている「百冊の本」には、広島、長崎、沖縄戦、 >東京空襲など都市部戦災に関する本を、それぞれ何点か入れたいと、 >以前から思っていました。 > >直上に掲載したように、先ほど、別スレッドでのご発言をヒントに、 >東京空襲、都市部災害の本を、2冊加えました。 > > * > >沖縄戦の本が、まだこのリストにはありません。沖縄戦のことに >ついて、読みやすく、入手しやすく、多くの人に薦められる本を、 >どなたか教えていただけると、うれしく思います。 > >思いつかれたとき、お気持ちが向いたとき、いつでも結構ですので、 >よろしくお願いいたします。 いくつか記憶にありますが、手元にあって推薦できるのは 「沖縄 戦争と平和」 大田 正秀 朝日文庫ですね。 沖縄戦争の実態と経過の記録だけでなく現代(90年代)の基地問題にも触れ 大田さんの強烈な平和反戦の思想がにじみ出ている。 資料もアメリカが残したデータが使用されている。是非一読を お勧めします。 |
*** 老人党「未来をつくる百冊の本」 *** 『沖縄 戦争と平和』(大田昌秀著、朝日文庫、1996年、672円) 佐藤圭さん。 ご教示感謝します。うれしいです。お尋ねしてみるものですね。 1990〜98年に沖縄県知事を務めた大田昌秀さんのご著書。 たしかに、役に立ちそうです。文庫本で値段も手頃だし、 まだ書店等で手に入るようですし。 「戦争の実相」の一冊に、加えたいと思います。 お知らせいただき、ありがとうございました。 |
みなさま このスレッドで、みなさんからおすすめいただいた本を、その後 少しずつですが、図書館で借りたり、書店で見つけて購入したり しています。できるものから、紹介してきたいと思います。 *** 老人党「未来をつくる百冊の本」 *** ◆『ぼくの見た戦争 2003年イラク』 (高橋邦典写真・文、ポプラ社、2003年) これは、率直に言って、なかなかすごい本です。 2003年春、大量破壊兵器所有を理由にイラク侵攻を始めた米軍に、 従軍記者として同行した、高橋邦典というボストン在住の日本人 カメラマンの、写真と文章による記録です。 本は、イラクに向かう米兵たちを、砂漠に這いつくばるようなカメラ 位置から撮り上げた写真から始まります。装甲車の中、砂漠に塹壕を 掘る兵士たち。侵攻部隊がバクダッド市内に入ると、やがて高橋氏は 隊を離れ、破壊された市街やケガ人、避難民たちを撮り続けます。 戦争とは何か。写真の力を思い知らされる一冊です。Ray さんが 以前に、「最近読んで一番印象的だった」「圧倒的な迫力」「忘れ られない一冊」【41782】と書いてくださったのも、けっして 大げさな言葉ではないだろうと思いました。 児童書の老舗ポプラ社が作った、小学校5〜6年生から読める本 ですが、この本は、図書館の児童書コーナーに埋もれさせるのは もったいない。大人たちにこそ、手にとってほしい本です。 ( 森下泰典さん、ご推薦、ありがとうございました ) |
*** 老人党「未来をつくる百冊の本」 *** ◆『私たちはいま、イラクにいます』 (シャーロット・アルデブロン文、森住卓写真、講談社、2003年) 2003年2月、アメリカ北東部メーン州の教会で開かれた平和集会。 そこで「私はもうすぐ13歳になります」と語りかけた一人の少女、 シャーロット・アルデブロンのスピーチは、やがてインターネットを 通じて世界中を駆けめぐりました。 「考えてみてください。イラク国民2400万人の半分以上が、15歳 以下の子どもなのです。1200万人の、私みたいな子どもです。 ……だから、私のことを見てください。よく見てくださいね。…… 爆撃で殺されるのは、私のような子どもなのです」 この本は、そのアルデブロンのスピーチに、世界の戦場や核兵器の 実態を撮り続けている森住卓(たかし)の写真を組み合わせて編集 した、小さいけれども、とても印象的な本です。 上で紹介した、高橋邦典氏の『ぼくの見た戦争 2003年イラク』と 一緒に読むと、戦争と、そこで犠牲になる者が、生々しく見えてくる のではないかと思います。 ( 森下泰典さんが、この二冊の本をセットで推薦してくれた ) ( 理由が、よくわかりました。森下さんに、あらためてお礼を ) ( 申し上げます。ありがとうございました。 ) |
『住民投票』今井一著 岩波新書 以前に船橋康生さんからご紹介された本です。副題に観客民主主義を超えてとあり、地域のことを自分達で決めるため、原発や産廃処分場、米軍基地、可動堰問題に取り組んだ住民投票運動について紹介されています。 これは、ともすれば間接民主主義によって発生する、主権者たる住民の民意と議会の多数意志とのねじれ現象、それから派生する「あきらめ」からくる観客民主主義の問題を提起しています。 本の最後で著者は「私たちが追求すべきなのは、議員の人格や政治的モラルを変えることだけでなく、民意を政治や行政に反映しうる制度を確立することなのだ」と述べています。 今、憲法の改正がとりざたされ国民投票が我々の意識にのぼってきました。住民投票と同じく直接民主主義でおこなわれる国民投票、その結果が衆愚政治を招来しないためにも、住民投票の先例から学ぶことは多いのではないでしょうか。 |
*** 老人党「未来をつくる百冊の本」 *** ◆『住民投票ー観客民主主義を超えてー』 (今井一著、岩波新書、2000年) http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/43/0/4306930.html 王里さん、お知らせ感謝いたします。 「観客民主主義を超えて」という副題が、とてもいいですね。 「現代社会」に関する一冊に加えたいと思います。 とてもわかりやすく、お気持ちのこもった紹介を書いていただき ましたので、そのまま再掲します。 > 以前に船橋康正さんからご紹介された本です。副題に観客民主 > 主義を超えてとあり、地域のことを自分達で決めるため、原発や > 産廃処分場、米軍基地、可動堰問題に取り組んだ住民投票運動に > ついて紹介されています。 > > これは、ともすれば間接民主主義によって発生する、主権者たる > 住民の民意と議会の多数意志とのねじれ現象、それから派生する > 「あきらめ」からくる観客民主主義の問題を提起しています。 > > 本の最後で著者は「私たちが追求すべきなのは、議員の人格や > 政治的モラルを変えることだけでなく、民意を政治や行政に反映 > しうる制度を確立することなのだ」と述べています。 > > 今、憲法の改正がとりざたされ国民投票が我々の意識にのぼって > きました。住民投票と同じく直接民主主義でおこなわれる国民 > 投票、その結果が衆愚政治を招来しないためにも、住民投票の > 先例から学ぶことは多いのではないでしょうか。 ──王里さんにこの本を教えてくださった船橋康正さんにも、 もしかしたら、ときどきでもこの掲示板をのぞいてくださって いるんじゃないかなぁと期待して、あわせてお礼を申し上げます。 本当に、ありがとうございました。 |
みなさま そろそろ50レスに達しますので、新スレッドを立てます。 新スレッドの名称は、以下のとおりです。 *老人党「未来をつくる百冊の本」4 引き続き、よろしくお願いいたします。 //////////////////// 秋明菊さん フルフォード氏の本などについて、ご丁寧な書き込みをいただき、 ありがとうございました。新スレッドでお返事を差し上げたいと 思います。少しお時間をいただくかもしれません。ごめんなさい。 |