Page 2490 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼健全財政主義は正しいのか? Gokai Sezutomo 05/2/15(火) 21:09 ┣Re(1):健全財政主義は正しいのか? 北の老兵 05/2/16(水) 18:32 ┣Re(1):健全財政主義は正しいのか? イワオ 05/2/18(金) 2:54 ┃ ┗Re(2):健全財政主義は正しいのか? Gokai Sezutomo 05/2/18(金) 23:11 ┃ ┣Re(3):訂正 Gokai Sezutomo 05/2/19(土) 0:24 ┃ ┗Re(3):健全財政主義は正しいのか? イワオ 05/2/21(月) 2:43 ┃ ┗Re(4):健全財政主義は正しいのか? Gokai Sezutomo 05/2/22(火) 20:54 ┃ ┗Re(5):健全財政主義は正しいのか? イワオ 05/2/25(金) 1:51 ┃ ┣Re(6):健全財政主義は正しいのか? Gokai Sezutomo 05/2/25(金) 13:23 ┃ ┣Re(6):その2・健全財政主義は正しいのか? Gokai Sezutomo 05/2/25(金) 21:09 ┃ ┃ ┗Re(7):その2・健全財政主義は正しいのか? イワオ 05/2/28(月) 2:42 ┃ ┃ ┣Re(8):その2・条件付で国債は最も安全 Gokai Sezutomo 05/2/28(月) 8:01 ┃ ┃ ┃ ┣Re(9):その2・条件付で国債は最も安全 questiontime 05/2/28(月) 22:57 ┃ ┃ ┃ ┃ ┗Re(10):その2・条件付で国債は最も安全 Gokai Sezutomo 05/3/1(火) 13:18 ┃ ┃ ┃ ┃ ┗Re(11):その2・条件付で国債は最も安全 questiontime 05/3/5(土) 16:19 ┃ ┃ ┃ ┃ ┣Re(12):その2・国債の価格・暴落について Gokai Sezutomo 05/3/5(土) 21:17 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┗Re(13):その2・国債の価格・暴落について questiontime 05/3/5(土) 23:32 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┗Re(14):その2・国債の価格・暴落について Gokai Sezutomo 05/3/6(日) 0:44 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┗Re(15):その2・国債の価格・暴落について questiontime 05/3/6(日) 9:53 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┗Re(16):その2・国債の価格・暴落について Gokai Sezutomo 05/3/6(日) 17:52 ┃ ┃ ┃ ┃ ┗Re(12):その2・条件付で国債は最も安全 Gokai Sezutomo 05/3/6(日) 19:07 ┃ ┃ ┃ ┃ ┗Re(13):その2・条件付で国債は最も安全 questiontime 05/3/7(月) 23:43 ┃ ┃ ┃ ┗Re(9):その2・条件付で国債は最も安全 イワオ 05/2/28(月) 23:16 ┃ ┃ ┃ ┗Re(10):その2・条件付で国債は最も安全 Gokai Sezutomo 05/3/1(火) 0:45 ┃ ┃ ┃ ┗Re(11):その2・条件付で国債は最も安全 イワオ 05/3/3(木) 1:21 ┃ ┃ ┃ ┗Re(12):その2・条件付で国債は最も安全 Gokai Sezutomo 05/3/4(金) 13:22 ┃ ┃ ┃ ┗Re(13):その2・条件付で国債は最も安全 イワオ 05/3/8(火) 3:09 ┃ ┃ ┗Re(8):その2・アンフェア? Gokai Sezutomo 05/2/28(月) 13:27 ┃ ┃ ┗国債は打ち出の小槌ではない questiontime 05/2/28(月) 22:51 ┃ ┃ ┗Re(1):国債は打ち出の小槌ではない Gokai Sezutomo 05/3/1(火) 21:58 ┃ ┃ ┣ご注意>Gokai Sezutomoさん 管理スタッフ 05/3/2(水) 19:52 ┃ ┃ ┗Re(2):国債は打ち出の小槌ではない questiontime 05/3/5(土) 16:49 ┃ ┃ ┗Re(3):資源とお金は別物 Gokai Sezutomo 05/3/5(土) 22:56 ┃ ┃ ┗Re(4):資源とお金は別物 questiontime 05/3/5(土) 23:49 ┃ ┃ ┗Re(5):資源とお金は別物 Gokai Sezutomo 05/3/6(日) 1:40 ┃ ┃ ┗Re(6):資源とお金は別物 questiontime 05/3/7(月) 23:06 ┃ ┃ ┗Re(7):資源とお金は別物 Gokai Sezutomo 05/3/8(火) 0:53 ┃ ┗Re(6):健全財政主義は正しいのか? questiontime 05/2/28(月) 23:19 ┃ ┗Re(7):健全財政主義は正しいのか? イワオ 05/3/3(木) 1:57 ┃ ┗Re(8):健全財政主義は正しいのか? questiontime 05/3/5(土) 17:42 ┣Re(1):社会保障にもっと多くのお金を。 Gokai Sezutomo 05/2/20(日) 19:36 ┃ ┣Re(2):社会保障にもっと多くのお金を。 珍 源斎 05/2/22(火) 11:22 ┃ ┃ ┗Re(3):社会保障にもっと多くのお金を。 Gokai Sezutomo 05/2/22(火) 21:13 ┃ ┃ ┗Re(4):社会保障にもっと多くのお金を。 J.I 05/2/27(日) 5:29 ┃ ┃ ┗Re(5):社会保障にもっと多くのお金を。 Gokai Sezutomo 05/2/27(日) 22:42 ┃ ┗Re(2):社会保障にもっと多くのお金を。 questiontime 05/2/26(土) 0:20 ┃ ┗Re(3):社会保障にもっと多くのお金を。 Gokai Sezutomo 05/2/26(土) 19:40 ┗Re(1):健全財政主義は正しいのか? 佐藤 圭 05/3/6(日) 21:48 ┣Re(2):健全財政主義は正しいのか? Gokai Sezutomo 05/3/6(日) 23:51 ┃ ┗Re(3):健全財政主義は正しいのか? 佐藤 圭 05/3/7(月) 9:58 ┗Re(2):悪性インフレの防止には Gokai Sezutomo 05/3/7(月) 22:22 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 健全財政主義は正しいのか? ■名前 : Gokai Sezutomo ■日付 : 05/2/15(火) 21:09 -------------------------------------------------------------------------
http://www.asahi-net.or.jp/~yu9t-nkmr/takumi/takumi_profile3.html 上記URLをご覧下さい。 今までに比べ、より現実に近い財政論が述べられるようになってきたようです。 私にはまだ不満な部分があるのですが。 ともあれ、 財政構造改革を唱える政権には早く交代してほしい。 そして、これらの政策のおかげで多くの人々が苦汁をなめ、 また、自殺した多くの人々に対して、心より謝罪して欲しい・・と思う。 |
Gokai Sezutomoさん これは参考になる情報です。 紹介してくれてありがとうございます。 >http://www.asahi-net.or.jp/~yu9t-nkmr/takumi/takumi_profile3.html > >上記URLをご覧下さい。 >今までに比べ、より現実に近い財政論が述べられるようになってきたようです。 >私にはまだ不満な部分があるのですが。 > >ともあれ、 >財政構造改革を唱える政権には早く交代してほしい。 >そして、これらの政策のおかげで多くの人々が苦汁をなめ、 >また、自殺した多くの人々に対して、心より謝罪して欲しい・・と思う。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >http://www.asahi-net.or.jp/~yu9t-nkmr/takumi/takumi_profile3.html > >上記URLをご覧下さい。 >今までに比べ、より現実に近い財政論が述べられるようになってきたようです。 >私にはまだ不満な部分があるのですが。 上記URL見ました、論じる前にものすごく見づらいHPというのが感想です。 このHPの作成者は、通常発行されている、雑誌、新聞等どうなっているか 参考になさったことがあるのでしょうか。 紙のメディアなら、通常白抜きの文字では印刷しません。インクのコストの 問題も有るのですが、見づらいからです。PCのモニターはなおのこと、反 射光を使う紙以上に見づらくなります。 WEB上では、特殊な効果をねらう以外は、1行30文字以内(2バイト文 字で)長くとも40文字、3行以内で改行、長くとも5行、これを守るだけ で、非常に読みやすくなります。 自分で考えまとめるにもまとめやすくなります。 もし「Gokai Sezutomoさん」のお知り合いなら、アドバイスしてあげたらど うでしょう。このままならほとんどの人が、HP見ただけでたぶん画面閉じま す。 私も、内容読むのに一度エディターにコピーして、1行の文字数30文字、 改行、を繰り返してやっと読めました。 コピー後、白抜きでない文字になって格段に読みやすくなりました。 読書感は「複式簿記の平均(平衡)の原理」を違う意味に誤解しておられる の一言。 借方 貸方 ーーーーー|ーーーーーーー 商品\100 現金\100 100円で商品買ったとき、100円はなくなったわけではなく、100円の 商品に変わっただけ。だから決してどんな商品に現金使っても無駄使いは あり得ません。だって帳簿上平衡してるから。 元々負数を使わず正数だけで帳簿を付ける工夫として、この考え方編み出 されたものです。エネルギー不滅の法則のような概念で「平均の原理」を 考えてはいけません。 |
▼イワオさん:こんにちは >自分で考えまとめるにもまとめやすくなります。 >もし「Gokai Sezutomoさん」のお知り合いなら、アドバイスしてあげたらど >うでしょう。このままならほとんどの人が、HP見ただけでたぶん画面閉じま >す。 私の知人ではないのでどうしようもないです。 尚、論文は野口悠紀夫氏のようです。↓ http://www.noguchi.co.jp/ > >読書感は「複式簿記の平均(平衡)の原理」を違う意味に誤解しておられる >の一言。 > >借方 貸方 >ーーーーー|ーーーーーーー >商品\100 現金\100 > ご感想有難うございます。 しかし、なぜこの「複式簿記の例」を出されたのか前後関係が良くわかりません。 「国債は将来世代の負担にならない。」という言説に対してでしょうか? |
野口悠紀夫氏→野口悠紀雄氏の誤りでした。 訂正し、お詫び申し上げます。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >▼イワオさん:こんにちは > >>自分で考えまとめるにもまとめやすくなります。 >>もし「Gokai Sezutomoさん」のお知り合いなら、アドバイスし >>てあげたらど >>うでしょう。このままならほとんどの人が、HP見ただけでたぶ >>ん画面閉じま >>す。 野口悠紀雄氏ってよく知らないのですが、かなりの有名人なのです か?そんな人の文章でも、段落なしでぎゅうぎゅうに詰め込むみ、 白抜き文字にするとなかなか迫力あるHPになりますね。 それとも、彼の文章が元々わかりにくいのか? >>読書感は「複式簿記の平均(平衡)の原理」を違う意味に誤解し >>ておられる >>の一言。 >> >>借方 貸方 >>ーーーーー|ーーーーーーー >>商品\100 現金\100 >> >ご感想有難うございます。 >しかし、なぜこの「複式簿記の例」を出されたのか前後関係が良 >くわかりません。 >「国債は将来世代の負担にならない。」という言説に対してでし >ょうか? いえ、以下の部分に関してです。 >つまり負担を将来に転嫁することにはならないのだ。どうしても >家計になぞらえたいのならば、夫が妻から借りることになぞらえ >るべきだ。 >この場合には、家計が使用できる総資源は、増えも減りもしない。 いま日本の問題は、夫が(お上が)妻(民間)から際限なく資金を その友人や子分にばらまき、妻が使える部分がほとんど無くなって いることに問題があるのではないのですか? 夫が使っても、妻が使っても家計には違いがありませんが、夫が稼 ぎ無いのに、家計費、1,000万円中999万円使い、1万円が妻の取り 分だとしたら、何が起こります。 この場合でも家計が使用できる総資源が,1000万円に違いはないで すが。 いまのシステムのまま、国債増やしたら、夫が使うのみで妻には全 然回りません。まだ日本は、国債発行する余力が少しはあるようで すが、それは一番の優先順位ではありません。 Gokai Sezutomoさんの説は、私のような素人にはよく分かりませ ん。簡潔に教えて頂けませんか? |
▼イワオさん:こんにちは、返信有難うございます。 >>しかし、なぜこの「複式簿記の例」を出されたのか前後関係が良 >>くわかりません。 >いえ、以下の部分に関してです。 > >>つまり負担を将来に転嫁することにはならないのだ。どうしても >>家計になぞらえたいのならば、夫が妻から借りることになぞらえ >>るべきだ。 > >>この場合には、家計が使用できる総資源は、増えも減りもしない。 > >いま日本の問題は、夫が(お上が)妻(民間)から際限なく資金を >その友人や子分にばらまき、妻が使える部分がほとんど無くなって >いることに問題があるのではないのですか? > 野口氏が言われる資源というのは、石油や木材や、鉄や、水などの現物のことで、お金のことではないと思います。 それから、政府がお金を借りている相手先は日銀を含めた民間金融機関であって、我々民間大衆のお金ではないのです。 金融機関は預金の運用のために、安心先にお金を借りてほしいわけですから、相手が政府というのは願っても無いことではないでしょうか?ただし、ローリスク・ローリターンですけども。 だから、「妻が使える部ェがほとんど無い」という言い方に発展させるのは的外れだと思います。 今、問題にされていることは、 「妻が使える部分がほとんど無い」ということではなく、 累積赤字国債が多いと日本国が破産するではないか? 将来世代が返さなくてはいけないのではないか?・・ということであって、 その問題意識そのものが誤解の上に成り立っていると、 野口悠紀夫氏や井上謙吾氏は述べています。 |
▼Gokai Sezutomoさん: 亀レス失礼、 >>つまり負担を将来に転嫁することにはならないのだ。どうしても >>家計になぞらえたいのならば、夫が妻から借りることになぞらえ >>るべきだ。 と野口氏は言いながら 「第三に国債をいつまでも償還せずにおくことはできず、償還財源 を調達しなければならない。そのための増税に、将来の主計局は苦 心するだろう。 第四に、国債残高が累積すれば利子支払いが増加し、他の財政支出 に充てうる財源が減少する。」 増税に将来の主計局は苦心すると予測しています。 主計局にお勤めの方々が払うと言うことではなく、増税に苦労する。 増税の対象は将来の国民ではないのですか? それともパラレルワールドで、将来の主計局が現在の国民に増税を 宣告するのでしょうか? >>>この場合には、家計が使用できる総資源は、増えも減りもしな >>>い。 >>いま日本の問題は、夫が(お上が)妻(民間)から際限なく資金 >>をその友人や子分にばらまき、妻が使える部分がほとんど無くな >>っていることに問題があるのではないのですか? >野口氏が言われる資源というのは、石油や木材や、鉄や、水など >の現物のことで、お金のことではないと思います。 いえ、引用文のどこにも「資金」とは出てきてますが「資源」の話 など出てきていません。 >それから、政府がお金を借りている相手先は日銀を含めた民間金 >融機関であって、我々民間大衆のお金ではないのです。 だって買ってメリットのない日本の国債誰が買います? 日本の金融機関は三菱銀行以外国有銀行とほとんど同意義ではない ですか。そこが買う国債は、損したら政府が保証する条件でしょ。 となると、連帯保証人は国民です。 ついでに言えば、日本の銀行金を貸すとき 1)不動産担保 2)連帯保証人 を取った後に金貸します。 なのに不良債権がぼろぼろ出てくるのおかしくありませんか。 一言で言って「無能」 中小企業、個人向けでは多大な利益あげて、大企業、お役所(主に 第三セクター)裏社会、向けにはせっかく個人中小企業でもうけた 利益はき出してなお大きなマイナス。 >金融機関は預金の運用のために、安心先にお金を借りてほしいわ >けですから、相手が政府というのは願っても無いことではないで >しょうか?ただし、ローリスク・ローリターンですけども。 そんな銀行が国にカネかすのは(国債引き受けるのは)失敗しても 誰も責任取らなくて良いから。 いま日本国債受けるのは「ハイリスク・ノーリターン」ではないで すか? >今、問題にされていることは、 >「妻が使える部分がほとんど無い」ということではなく、 >累積赤字国債が多いと日本国が破産するではないか? >将来世代が返さなくてはいけないのではないか?・・ということ >であって、 あの北朝鮮だって、国民の三分の一は何とか普通に暮らせています。 (日本も、お上に勤める方々はのんびりと暮らせています。年金も 民間より好条件だし、「家族も含めると」日本のほぼ30%で す。)そう言うレベルで考えるなら日本に破産はまだありません。 こんなレベルで日本の庶民の生活を考えておられるのですか。 もう一度この意味教えて欲しいのですが。 「第三に国債をいつまでも償還せずにおくことはできず、償還財源 を調達しなければならない。そのための増税に、将来の主計局は苦 心するだろう。」 Gokaisezutomoさんが引用なさった、野口氏の文章ですが、将来の 主計局、は「将来世代」と同じ時代ですよね。違いますか。 この辺りの時空間よく解らないのですが。 >その問題意識そのものが誤解の上に成り立っていると、 >野口悠紀夫氏や井上謙吾氏は述べています。 まじでよく解りません、この両氏の方が誤解なさっているのではと思 いますが。 |
▼イワオさん:こんにちは 論文の前半と後半とではまるで違う意見に見えます。 本当にちぐはぐしています。想像ですが、おそらく 野口悠紀夫氏は財務省等に大勢の教え子や知人がいる。だから、財務省の立場に立ってコメントを出さざるを得ないのだと思います。 一から四はそういうことだと思います。言葉の使い方から誤解を招いても仕方は無いですね。 後半にはサミュエルソン氏やラーナー氏らの意見を紹介しています。そしてそれを土台にして、1950年代以降「国債の負担」をめぐって、議論が戦わされたと述べています それは、良いほうの意見として、国債発行によって行われる公共事業によって、公共財の整備や蓄積、つまり資本蓄積が将来を明るいものにするという主張と 悪いほうの意見として、いや、国債償還予測が現世代の消費を抑制するという主張との二つが対立してきたとの議論です。 ところが現在の「健全財政至上論」はサミュエルソンやラーナー氏の知見を出発点として認めない議論である。・・としていると思います。 >>>つまり負担を将来に転嫁することにはならないのだ。どうしても >>>家計になぞらえたいのならば、夫が妻から借りることになぞらえ >>>るべきだ。 > >と野口氏は言いながら > >「第三に国債をいつまでも償還せずにおくことはできず、償還財源 >を調達しなければならない。そのための増税に、将来の主計局は苦 >心するだろう。 >増税に将来の主計局は苦心すると予測しています。 >それともパラレルワールドで、将来の主計局が現在の国民に増税を >宣告するのでしょうか? > >>>>この場合には、家計が使用できる総資源は、増えも減りもしな >>>>い。 >いえ、引用文のどこにも「資金」とは出てきてますが「資源」の話 >など出てきていません。 > 「....夫が妻から借りることになぞらえるべきだ。」・・この後に「....この場合には、家計が使用できる総資源は...」と続いています。 取り敢えず、、、、、 |
▼イワオさん:こんにちは >ですか。そこが買う国債は、損したら政府が保証する条件でしょ。 >となると、連帯保証人は国民です。 > 今年4月から、銀行は完全ペイオフでしょうから、損して、潰れても政府の保証は無いと思いますよ。 >ついでに言えば、日本の銀行金を貸すとき >1)不動産担保 >2)連帯保証人 >を取った後に金貸します。 >なのに不良債権がぼろぼろ出てくるのおかしくありませんか。 > 不動産担保の価値が下がったから不良債権なのでしょう。 だからもっと不動産が下がればもっと不良債権がでてきますよ。 ダイエーなんぞ、儲かっている企業なのに、差出している不動産の担保価値が下がったから、不良債権企業だといわれ、解体ですよね。 >一言で言って「無能」 >中小企業、個人向けでは多大な利益あげて、大企業、お役所(主に >第三セクター)裏社会、向けにはせっかく個人中小企業でもうけた >利益はき出してなお大きなマイナス。 > 違うと思います。選挙民が真実を理解していないので、金融機関は政策の被害者となっています。 >>金融機関は預金の運用のために、安心先にお金を借りてほしいわ >>けですから、相手が政府というのは願っても無いことではないで >>しょうか?ただし、ローリスク・ローリターンですけども。 > >そんな銀行が国にカネかすのは(国債引き受けるのは)失敗しても >誰も責任取らなくて良いから。 今までどれほど銀行が責任取らされてきたのか知らないのですか? >いま日本国債受けるのは「ハイリスク・ノーリターン」ではないで >すか? ではお聞きします。国債より安全確実な預金の運用先はどこでしょうか? それとも預金は運用しなくて良いのですか? >あの北朝鮮だって、国民の三分の一は何とか普通に暮らせています。 >(日本も、お上に勤める方々はのんびりと暮らせています。年金も >民間より好条件だし、「家族も含めると」日本のほぼ30%で >す。)そう言うレベルで考えるなら日本に破産はまだありません。 累積赤字が増大すると日本は破産しますよとの言葉に、 催眠暗示をかけられていませんか? 累積赤字が多くても破産はしませんよというのが、 野口悠紀夫氏と井上健吾氏の主張なんです。 ただ、累積赤字の償還法にまで考察が至っていないようですけどもね。 そこら辺が私には不満です。 もう少し、現代貨幣システムに対して、理解を深めて欲しいと思っています。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >>銀行が買う国債は、損したら政府が保証する条件でしょ。 >>となると、連帯保証人は国民です。 >今年4月から、銀行は完全ペイオフでしょうから、損して、潰れて >も政府の保証は無いと思いますよ。 そうですよね、Gokai Sezutomoさんも国債で銀行が潰れる可能性 は認められるのですね。そうなると、日本の国債ものすごく危ない と言うことですね。 >>ついでに言えば、日本の銀行金を貸すとき >>1)不動産担保 >>2)連帯保証人 >>を取った後に金貸します。 >>なのに不良債権がぼろぼろ出てくるのおかしくありませんか。 > 不動産担保の価値が下がったから不良債権なのでしょう。 >だからもっと不動産が下がればもっと不良債権がでてきますよ。 >ダイエーなんぞ、儲かっている企業なのに、差出している不動産 >の担保価値が下がったから、不良債権企業だといわれ、解体です まず、銀行は中小企業向けの場合、債権回収率多いです。その上、 国金等の機関を通じて銀行の不良債権を、国に付け替える政策取っ ています。楽な商売です銀行は。 大手企業向けの場合、特にダイエーのような不動産担保の回しで融 資増やしていった企業は額が大きすぎて動きとれなくなってますで しょ。不動産が下がったから仕方ないと言う論理、言い訳に過ぎま せん。「不動産の損を棚上げにしたらダイエーは儲かっている」そ んな企業活動あり得ません。赤字部門がなければこの企業は儲かっ ていると同意語です。そうなら、100%の企業が儲かっています。 >>そんな銀行が国にカネかすのは(国債引き受けるのは)失敗して >>も誰も責任取らなくて良いから。 >今までどれほど銀行が責任取らされてきたのか知らないのです >か? えっ、日本の銀行責任取ってきたのですか? ひょっとして「Gokai Sezutomo」さん銀行関係者ですか? 1984年から1992年において,銀行と貯蓄金融機関を合わせて2590機 関が破綻しました。そしてその後、関係者約2000人が実刑判決を受 けました。(アメリカ合衆国で) 長銀で何人実刑判決受けました。興銀では? 時期見ると日本はバブル真っ盛りではないですか。近くの国で起こ っている破綻が気にならなかったんでしょうか。銀行の人は。 遠くは、17世紀のオランダのチューリップ投機、20世紀始めの アメリカのフロリダ州の土地バブル、いくらでも手本があるでしょ うに。(フロリダでは日本人も投機に参加、毒殺事件も起きてます よ) エリートの特に大手銀行の方々、いくら歴史は繰り返すと行っても 頭は生きてるウチに使わなくては。 >ではお聞きします。国債より安全確実な預金の運用先はどこでし >ょうか? では、逆に聞きますが国債しか預金の運用先がないのですか。それ しか考えつかないのですか? それってどう考えても「運用」ではないような気がしますが。 この期に及んで、国債しか考えつかない方々が、バブルの時は運用 先をたくさん思いついたわけですね。 すごいなー。それ蛮勇とも言いませんか >それとも預金は運用しなくて良いのですか? ええ、国債しか思いつかない方が、預金運用してはまずいような気 がします。その前に、預金自体そんな人たちが集めてはいけません。 >累積赤字が増大すると日本は破産しますよとの言葉に、 >催眠暗示をかけられていませんか? じゃー、「ハイパーインフレ」 国家はお札刷る権利もってますから、お金は好きなだけ刷れますか らそう言う意味では国家は破産しませんが。 >ただ、累積赤字の償還法にまで考察が至っていないようですけど >もね。そこら辺が私には不満です。 では、累積赤字の償還法はどうすればいいのですか? |
▼イワオさん: >▼Gokai Sezutomoさん: > >>>銀行が買う国債は、損したら政府が保証する条件でしょ。 >>>となると、連帯保証人は国民です。 > >>今年4月から、銀行は完全ペイオフでしょうから、損して、潰れて >>も政府の保証は無いと思いますよ。 > >そうですよね、Gokai Sezutomoさんも国債で銀行が潰れる可能性 >は認められるのですね。そうなると、日本の国債ものすごく危ない >と言うことですね。 国債で銀行が潰れることなど認めていませんし、 国債は国内ではもっとも安全な投資物件だと思います。 もしこれが暴落するならそれは日本銀行の責任です。 国債価格は日本銀行が自由にコントロールできるのですから。 取り急ぎこれだけは完全否定しておきます。 |
▼Gokai Sezutomoさん: 連続の書き込み失礼します。 >国債で銀行が潰れることなど認めていませんし、 >国債は国内ではもっとも安全な投資物件だと思います。 >もしこれが暴落するならそれは日本銀行の責任です。 >国債価格は日本銀行が自由にコントロールできるのですから。 > >取り急ぎこれだけは完全否定しておきます。 国債価格を日銀が自由にコントロールできるというのは何かの間違いではありませんか? 一体どのような方法でコントロールするというのでしょうか? もし、買いオペのことを仰っているなら日銀も市場価格を超えた価格で国債を買うことはないはずですよ。もし、そんなことをすれば日銀の資産が悪化して、日銀に対する信用不安が起こり、超円安もしくは超インフレを引き起こしますから。 |
▼questiontimeさん:こんにちは >国債価格を日銀が自由にコントロールできるというのは何かの間違いではありませんか? >一体どのような方法でコントロールするというのでしょうか? >もし、買いオペのことを仰っているなら日銀も市場価格を超えた価格で国債を買うことはないはずですよ。もし、そんなことをすれば日銀の資産が悪化して、日銀に対する信用不安が起こり、超円安もしくは超インフレを引き起こしますから。 そうです。国債の買いオペや売りオペ等のことを言ったつもりですが、私の認識の誤りですか? これによって日銀は現金の供給を行っていると思います。市場に現金の量が多すぎれば、金利は下がりますから、売りオペを行って現金の回収操作を行うと思っています。それを行わないと金利は下がり続け、つまり国債が品薄となり、国債価格が上昇するというメカニズムだし、 逆に、現金の量が不足しているのに供給を減らし続けると、現金の貸し借り金利が上がり、つまり、国債価格は下落するということになります。 ・・といった認識なのですが誤りならご指摘ください。 尚、ハイパーインフレに関しましては、 貨幣現象ではなく、物資不足によるものだと思っているのですが如何でしょうか? |
▼Gokai Sezutomoさん: >そうです。国債の買いオペや売りオペ等のことを言ったつもりですが、私の認識の誤りですか? >これによって日銀は現金の供給を行っていると思います。市場に現金の量が多すぎれば、金利は下がりますから、売りオペを行って現金の回収操作を行うと思っています。それを行わないと金利は下がり続け、つまり国債が品薄となり、国債価格が上昇するというメカニズムだし、 >逆に、現金の量が不足しているのに供給を減らし続けると、現金の貸し借り金利が上がり、つまり、国債価格は下落するということになります。 >・・といった認識なのですが誤りならご指摘ください。 >尚、ハイパーインフレに関しましては、 >貨幣現象ではなく、物資不足によるものだと思っているのですが如何でしょうか? オペレーションは、確かに日銀の主要な金融調節の手段ですが、市中金利や国債の価格を完全にコントロールすることはできません。 最近、オペレーションで「札割れ」が起きているという報道をご覧になったことがあると思います。「札割れ」は日銀が買いオペをしようとした際、日銀が設定した売買価格では金融機関が国債を売らなかったため、日銀が想定した額の資金供給を(オペレーションという手段では)できなかったことを指します。 このことから、日銀は金融機関から強制的に国債を買い取っているわけではなく、市場価格で取引していることがわかります。 したがって、国債の価格が万が一信用不安によって下落した場合には、買いオペによる市中金利押し下げの効果はあるとしても、国債の価格を維持する効果には乏しいと考えられます。 では、日銀が市場価格を無視し、高い価格で国債を買い入れたらどうでしょう。まず、日銀の資産が劣化しますから、それを担保にしている日銀券の価値が低下します。また、この場合おそらく日銀以外の国債所有者は先を争って日銀に国債を売ろうとするでしょうから、膨大な日銀券が市中に流通することになるでしょう。 したがって、円安とインフレが同時進行でおこることになると予想されます。 |
▼questiontimeさん:こんにちは >オペレーションは、確かに日銀の主要な金融調節の手段ですが、市中金利や国債の価格を完全にコントロールすることはできません。 >最近、オペレーションで「札割れ」が起きているという報道をご覧になったことがあると思います。「札割れ」は日銀が買いオペをしようとした際、日銀が設定した売買価格では金融機関が国債を売らなかったため、日銀が想定した額の資金供給を(オペレーションという手段では)できなかったことを指します。 >このことから、日銀は金融機関から強制的に国債を買い取っているわけではなく、市場価格で取引していることがわかります。 私は、実際に、国債の売買取引をした経験がありません。言わば、書物による机上論だし、債権(国債)市場が現実にどこにあって、どのような値段の付き方をしているのか知りません。 ただ日銀を含めた金融機関同士のお金の貸し借り市場があって、それを短期金融市場と呼び、日銀は民間金融機関との直接取引きである相対取引を除くと、市中への現金の供給はこの市場で行われます。 この事はご存知でしょうか?念のためお聞きしておきたいと思います。 そして、この短期金融市場において現金が不足してくると、当然高い金利でも現金を借り入れますので、金利上昇となります。 また現金の不足というのは、景気上昇に伴い決済金額が増加し、一日での現金の総需要が増えることだと考えています。 つまり銀行は顧客の決済のための現金を調達しなければなりません。 このとき、銀行が、顧客の決済用に日銀当座預金に預けているお金がもし不足すると判断するならば、この短期金融市場から調達することになりますが、このとき調達するために売りに出す資産が、主に国債であると思っています。 ところが景気上昇による現金不足でありますから、日本全国の銀行が現金不足に陥るわけですから、現金調達のために国債を一斉に、売りに出すことになります。 これが巷に言われる、国債の暴落のメカニズムだと思っていますがどこかが誤っていますか? 議論の混乱を避けるために一度ここらで、ご返答をお待ちしたいと思います。 よろしくお願いします。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >私は、実際に、国債の売買取引をした経験がありません。言わば、書物による机上論だし、債権(国債)市場が現実にどこにあって、どのような値段の付き方をしているのか知りません。 >ただ日銀を含めた金融機関同士のお金の貸し借り市場があって、それを短期金融市場と呼び、日銀は民間金融機関との直接取引きである相対取引を除くと、市中への現金の供給はこの市場で行われます。 >この事はご存知でしょうか?念のためお聞きしておきたいと思います。 存じております。 >そして、この短期金融市場において現金が不足してくると、当然高い金利でも現金を借り入れますので、金利上昇となります。 >また現金の不足というのは、景気上昇に伴い決済金額が増加し、一日での現金の総需要が増えることだと考えています。 >つまり銀行は顧客の決済のための現金を調達しなければなりません。 >このとき、銀行が、顧客の決済用に日銀当座預金に預けているお金がもし不足すると判断するならば、この短期金融市場から調達することになりますが、このとき調達するために売りに出す資産が、主に国債であると思っています。 > >ところが景気上昇による現金不足でありますから、日本全国の銀行が現金不足に陥るわけですから、現金調達のために国債を一斉に、売りに出すことになります。 >これが巷に言われる、国債の暴落のメカニズムだと思っていますがどこかが誤っていますか? 景気の好転に伴う金利上昇なら、これまで低金利で発行された国債の価格は下落するでしょうが同時に税収の増加も見込めますから、国が新規に国債を発行しても市中で消化され、国の財政が破綻することはないでしょう。したがって貴方が仰るようなシナリオで既発の国債価格が下がっても経済への影響は限定的だと考えます。 心配しなければならないのは、国債への信頼が失われることによって国債の買い手がいなくなることです。こうなると財政破綻が現実化し、経済の混乱がおきる可能性があります。 したがって、私は今すぐに「国債暴落」がおきるとは考えませんが、このまま国債残高の累増が続くことは明らかに問題だと考えます。 |
▼questiontimeさん: >>ところが景気上昇による現金不足でありますから、日本全国の銀行が現金不足に陥るわけですから、現金調達のために国債を一斉に、売りに出すことになります。 >>これが巷に言われる、国債の暴落のメカニズムだと思っていますがどこかが誤っていますか? > 上記のシナリオは国債増発反対論者の意見、つまり御用エコノミストや御用マスメディアの意見ですが、 貴兄は それに反対する訳ではないが異論もあるわけですね。 ところで下記の御記述につきましては、 税収の増加が国債の市中消化を助けるとも読めますが、税収金で国債を買うと理解するには変なので、宜しければ、ご説明ください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ >>景気の好転に伴う金利上昇なら、これまで低金利で発行された国債の価格は下落するでしょうが同時に税収の増加も見込めますから、国が新規に国債を発行しても市中で消化され、国の財政が破綻することはないでしょう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 他にも異論があるのですが、混乱を避けるために一点だけとします。 よろしくお願いします。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >>>ところが景気上昇による現金不足でありますから、日本全国の銀行が現金不足に陥るわけですから、現金調達のために国債を一斉に、売りに出すことになります。 >>>これが巷に言われる、国債の暴落のメカニズムだと思っていますがどこかが誤っていますか? >> >上記のシナリオは国債増発反対論者の意見、つまり御用エコノミストや御用マスメディアの意見ですが、 >貴兄は それに反対する訳ではないが異論もあるわけですね。 > >ところで下記の御記述につきましては、 >税収の増加が国債の市中消化を助けるとも読めますが、税収金で国債を買うと理解するには変なので、宜しければ、ご説明ください。 > >・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ >>>景気の好転に伴う金利上昇なら、これまで低金利で発行された国債の価格は下落するでしょうが同時に税収の増加も見込めますから、国が新規に国債を発行しても市中で消化され、国の財政が破綻することはないでしょう。 >・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 税収で国債を買うのではなく、税収が増えることが予想できる状況なら新たな国債発行ができる(表面金利は当然高くなるでしょうが)。つまり既発債の借り換えが可能なら財政破綻は起きないと申しております。 つまり、国が財政赤字を持続することが可能なら国債を発行し得るという考え方です。だから、今すぐに破綻がおきることはないと考えているが、国債残高が累増し、国債の買い手が償還に疑問を感じるようになった場合には破綻の可能性があるということです。 また、現実に税収が増加して財政赤字を脱却することができれば、国債の新規発行の必要性がなくなり、当然国債残高の減少が始まるでしょうから、国債の償還に疑問をはさむ余地はなくなりますから、これも問題ありません。 私は、あなたが主張するような国債濫発には反対しますが、使途が正しければ、国債発行そのものには反対していません。 |
▼questiontimeさん: >税収で国債を買うのではなく、税収が増えることが予想できる状況なら新たな国債発行ができる(表面金利は当然高くなるでしょうが)。つまり既発債の借り換えが可能なら財政破綻は起きないと申しております。 了解しました。 ただ、既発国債の借り換えや、新発国債の購買者に関しましては、短期金融市場に集まる現金の総量によって、可能かどうかが決まると思っており、 発行済み国債の総量が購買者の信頼を失える原因となり、購買者の減少に繋がると考えるのは問題があると思っています。 |
▼questiontimeさん: >オペレーションは、確かに日銀の主要な金融調節の手段ですが、市中金利や国債の価格を完全にコントロールすることはできません。 そうでしょうか? 日銀を含め、各国中央銀行は、公定歩合、即ち金利を自在にコントロールする権限を持っているのではなかったのでしょうか? 公定歩合は 日銀と市中銀行との直接取引きである相対取引のための市中銀行への貸出金利であると認識していますが、 短期金融市場での国債価格は、その公定歩合と整合性が取れるように日銀が現金を供給し国債価格を決定していると考えています。 即ち、国債価格も短期金融市場に出てくる現金総量と 国債等債権の総量との間での需給関係で、価格が決定されているのではないのでしょうか? つまり国債の現物市場の主体はこの短期金融市場であると思っていたのですが、この認識は誤りですか? >最近、オペレーションで「札割れ」が起きているという報道をご覧になったことがあると思います。「札割れ」は日銀が買いオペをしようとした際、日銀が設定した売買価格では金融機関が国債を売らなかったため、日銀が想定した額の資金供給を(オペレーションという手段では)できなかったことを指します。 同じ認識です。 ただもう少し細かく説明を加えると、 金融機関は手持ちの現金量が多いため、金利のつかない現金を敬遠し、僅かな金利でも国債を持つことを選択した結果として札割れが起こったと思います。 だから、今が国債価格のほぼ最高値だと思います。 つまり、金融機関の現金運用部にとっては、現在の日銀の現金供給は多すぎると感じているかもしれません。これが日銀当座預金残高を35兆円に据え置くという日銀の政策の結果でもあると思います。 >このことから、日銀は金融機関から強制的に国債を買い取っているわけではなく、市場価格で取引していることがわかります。 私は市場価格とはこの短期金融市場における価格だとの認識ですが誤っておりましょうか? >したがって、国債の価格が万が一信用不安によって下落した場合には、買いオペによる市中金利押し下げの効果はあるとしても、国債の価格を維持する効果には乏しいと考えられます。 国債の信用不安が起こるとは考えていませんが、 もし国債が一斉に売りに出されてもそれを全て日銀が買い受けようとすると、大量の現金供給が短期金融市場に出現しはじめるわけですから、国債は、あっという間に買い直されてしまうことでしょう。 >では、日銀が市場価格を無視し、高い価格で国債を買い入れたらどうでしょう。まず、日銀の資産が劣化しますから、それを担保にしている日銀券の価値が低下します。また、この場合おそらく日銀以外の国債所有者は先を争って日銀に国債を売ろうとするでしょうから、膨大な日銀券が市中に流通することになるでしょう。 誤解があるようです。 現代貨幣システムでは膨大な日銀券は市中に流通できないのです。 日銀が市中に日銀券を供給するにはこの短期金融市場を通すか、相対取引か、日銀自信が市中から、資産を買い入れるしかなく、それでも市中にばら撒いた現金は民間の預金という行為によって、すぐさま短期金融市場に投資先を探して、のこのこと現れます。で、債権を買い上げる行為となるか、日銀当座預金として積み上げるかなのです。 >したがって、円安とインフレが同時進行でおこることになると予想されます。 円安になってさらに輸出にドライブがかかるのでしょうか? |
▼Gokai Sezutomoさん: >そうでしょうか? >日銀を含め、各国中央銀行は、公定歩合、即ち金利を自在にコントロールする権限を持っているのではなかったのでしょうか? >公定歩合は 日銀と市中銀行との直接取引きである相対取引のための市中銀行への貸出金利であると認識していますが、 >短期金融市場での国債価格は、その公定歩合と整合性が取れるように日銀が現金を供給し国債価格を決定していると考えています。 >即ち、国債価格も短期金融市場に出てくる現金総量と 国債等債権の総量との間での需給関係で、価格が決定されているのではないのでしょうか? 金融政策としての公定歩合の役割が大きく低下していることは日銀自身が認めています。今や公定歩合はコールレートの上限を画すものにすぎません。 http://www.boj.or.jp/wakaru/seisaku/wbuai.htm >つまり国債の現物市場の主体はこの短期金融市場であると思っていたのですが、この認識は誤りですか? 誤りです。国債市場と短期金融市場は別物です。詳しくはこちらをどうぞ。 http://www.boj.or.jp/ronbun/04/ron0404b.htm ここで述べられているように、日銀は国債市場のプレーヤーであって支配者ではありません。日銀自身、国債価格はあくまで市場で決定されるべきとしています。 >私は市場価格とはこの短期金融市場における価格だとの認識ですが誤っておりましょうか? 上記しましたとおり誤りです。買いオペの基準金利が日本証券業協会発表の「公社債店頭売買統計値」であることからも明らかです。 >国債の信用不安が起こるとは考えていませんが、 >もし国債が一斉に売りに出されてもそれを全て日銀が買い受けようとすると、大量の現金供給が短期金融市場に出現しはじめるわけですから、国債は、あっという間に買い直されてしまうことでしょう。 買い直されるような状況なら問題ありません。問題は買うものがいなくなることです。国債残高の累増により償還に対する不安が生じることが問題なのです。 >現代貨幣システムでは膨大な日銀券は市中に流通できないのです。 >日銀が市中に日銀券を供給するにはこの短期金融市場を通すか、相対取引か、日銀自信が市中から、資産を買い入れるしかなく、それでも市中にばら撒いた現金は民間の預金という行為によって、すぐさま短期金融市場に投資先を探して、のこのこと現れます。で、債権を買い上げる行為となるか、日銀当座預金として積み上げるかなのです。 国債への信任の失墜は金融機関の資産劣化にも直結します。金融機関が国債売却によって資金を得たとしても、資産劣化した金融機関に預金が留まることはないでしょう。実物資産に置き換わるか海外流出するかです。 > >円安になってさらに輸出にドライブがかかるのでしょうか? 輸出ドライブがかかる程度なら問題ないでしょうが、資本の流出を招くなら大問題です。 もう一度私の主張を整理しておきます。私は今すぐに国債発行をゼロにせよとは考えていませんし、将来的にも国債残高をゼロにする必要はないと考えています。しかし、国債の濫発や国債残高の累増をビルトインするような政策には反対です。 バブルの崩壊が突然訪れたように、国債の信認低下もどのような形で起こるかわかりません。もちろん私は国債の信認低下など望みません。だからこそ今から対策が必要なのです。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >>>>銀行が買う国債は、損したら政府が保証する条件でしょ。 >>>>となると、連帯保証人は国民です。 >>>今年4月から、銀行は完全ペイオフでしょうから、損して、潰れ >>>ても政府の保証は無いと思いますよ。 >>そうですよね、Gokai Sezutomoさんも国債で銀行が潰れる可能 >>性は認められるのですね。そうなると、日本の国債ものすごく危 >>ないと言うことですね。 >国債で銀行が潰れることなど認めていませんし、 >国債は国内ではもっとも安全な投資物件だと思います。 >もしこれが暴落するならそれは日本銀行の責任です。 >国債価格は日本銀行が自由にコントロールできるのですから。 >取り急ぎこれだけは完全否定しておきます。 私が「銀行が買う国債は、損したら政府が保証する条件でしょ。」 とお聞きしたら G(ハンドルネーム長いのでGさんで良いですか?)さんは 「今年4月から、銀行は完全ペイオフでしょうから、損して、潰れ ても政府の保証は無いと思いますよ。」 とおっしゃいました。どうひっくり返っても「国債で銀行が潰れて も政府の保証はない」としかとれませんが。 さらに、「もしこれが暴落するならそれは日本銀行の責任です」と お書きになっておりますが、責任がどこに有れ、国債が暴落する可 能性は有ると言うことですね。どこが安全なんですか。 |
▼イワオさん:こんにちは >私が「銀行が買う国債は、損したら政府が保証する条件でしょ。」 > >とお聞きしたら > >G(ハンドルネーム長いのでGさんで良いですか?)さんは よろしければ、GOKAIでお願いします。 >「今年4月から、銀行は完全ペイオフでしょうから、損して、潰れ >ても政府の保証は無いと思いますよ。」 > >とおっしゃいました。どうひっくり返っても「国債で銀行が潰れて >も政府の保証はない」としかとれませんが。 > そういうのではなく、 今年四月から完全ペイオフでしょうから、銀行の倒産に政府保証は無いのですから、嫌なのに政府に言われて仕方なく、国債を購入しているということではないと思いますと申し上げたかったのだと思いますが、 単なる言葉の行き違いだと思いますので、 とりあえず、国内では、国債は円の次に安全な資産だという私の意見を申し上げておきたいと思います。政府への直接貸付を除き、国債より安全な運用先は無いと思います。 貴兄の文章をコピーして申し上げたものですから、ちょっと話がこじれたようでした。 >さらに、「もしこれが暴落するならそれは日本銀行の責任です」と >お書きになっておりますが、責任がどこに有れ、国債が暴落する可 >能性は有ると言うことですね。どこが安全なんですか。 貴兄が仰られる暴落は自然発生的なもので、非人為的なものですよね。 私が例としてあげたのは、日銀の業務放棄や背信行為による、つまり人為的なものであって、暴落などありえないことの例として挙げたものなのです。 日銀は日常、短期金融市場において、国債の売りオペや買いオペによって、民間への現金の供給を行っています。これは金利の調節つまり、国債の値段をコントロールしているのと同義語なのです。 だから、国債を暴落させたら、それは日銀の故意によるもので、日本国への背信行為なのです。こんなあからさまな事はしないと思いますので、暴落は無いといえますし、安全です。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >>さらに、「もしこれが暴落するならそれは日本銀行の責任です」 >>とお書きになっておりますが、責任がどこに有れ、国債が暴落す >>る可能性は有ると言うことですね。どこが安全なんですか。 >貴兄が仰られる暴落は自然発生的なもので、非人為的なものです >よね。私が例としてあげたのは、日銀の業務放棄や背信行為によ >る、つまり人為的なものであって、暴落などありえないことの例 >として挙げたものなのです。 自然発生的、人為的どちらでも暴落の結果は悲惨な結果もたらしま す。日銀の人為的暴落はあり得ないので、国債は安全なのですか? 論理的におかしくありませんか。 自然発生の暴落は、非人為的暴落で、人為的暴落はあり得ないので、 もし暴落したら非人為的なのでごめんなさいじゃあ、訳わかんない です。 >日銀は日常、短期金融市場において、国債の売りオペや買いオペ >によって、民間への現金の供給を行っています。これは金利の調 >節つまり、国債の値段をコントロールしているのと同義語なので >す。だから、国債を暴落させたら、それは日銀の故意によるもの >で、日本国への背信行為なのです。こんなあからさまな事はしな >いと思いますので、暴落は無いといえますし、安全です。 日銀は全能の神ですか、国債はどんなことがあってもコントロール 仕切れるわけですね、非人為的理由除いて。 特に近代以降の経済、コントロールなどできるのですか? また、経済の概念に「背信行為」等という倫理的言葉が入り込む余 裕など無いように思いますが。 経済活動は、優れて人間の基本となる行為の一つです。予測可能か 不可能かは別として、すべてが人為的行為です。 「非人為的」なものはありえません。人間にとって、コントロール 不可能と言うことを、「非人為的」という意味に使っておられるな ら理解できますが。 |
▼イワオさん: 比較して最も安全かどうかの話をしていたのでしょう。 絶対安全かどうかの話ではない筈です。 国債がハイリスクであると貴方が主張するなら、 それより、リスクが少ない投資を示しては如何か? それを示すことが出来ないなら、 貴方の主張は正当性が無いことになりますでしょう。 >>>さらに、「もしこれが暴落するならそれは日本銀行の責任です」 >>>とお書きになっておりますが、責任がどこに有れ、国債が暴落す >>>る可能性は有ると言うことですね。どこが安全なんですか。 >自然発生的、人為的どちらでも暴落の結果は悲惨な結果もたらしま >す。日銀の人為的暴落はあり得ないので、国債は安全なのですか? >論理的におかしくありませんか。 > >自然発生の暴落は、非人為的暴落で、人為的暴落はあり得ないので、 >もし暴落したら非人為的なのでごめんなさいじゃあ、訳わかんない >です。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >比較して最も安全かどうかの話をしていたのでしょう。 >絶対安全かどうかの話ではない筈です。 私の頭が悪いのかもしれませんが。、 「国債を暴落させたら、それは日銀の故意によるもので、日本国へ の背信行為なのです。こんなあからさまな事はしないと思いますの で、暴落は無いといえますし、安全です。」 どこかで、日銀は国債相場をコントロールできるともおっしゃって いたような。 ざっとこれ読むと日銀が有るのでもう大船に乗っていればOKと読 めますが。 >国債がハイリスクであると貴方が主張するなら、 >それより、リスクが少ない投資を示しては如何か? 1000兆円近くのマイナス抱える国の国債が、ローリスクである はず有りません。 リスク少なくて儲かる投資先は、今まで収益あげている中小企業、 個人向けです。商工ローン、サラ金、闇金すべて大もうけでしょ。 国債のような顔の見えない、暴落したらだれも責任とれないしとれ ないものを購入するのではなく、少なくともまだ正直な日本庶民を 信用することから銀行仕事始めたら? 国債買うことが投資と考えるような銀行家、いらないです。ほとん どの庶民の銀行のつきあい、コンビニでまず済むでしょ。 カネ貸してくれないなら、ほとんどの人銀行に用がないです。 最近思うのですが、日々銀行員どんな仕事しています。 ほとんどの手数料仕事コンビニで済むでしょ。時給850円の主婦 フリーターでさばけます。 後、投資は国債が安全でしょうから、都市銀行一行に付き2,3人 の担当者がいれば仕事終わります。 実際、TVで大々的に宣伝している三菱のキャッシュワン、実際の 業務は「アコム」でしょ。 今の日本の銀行、郵貯も含めて、金預かる資格まず無いに等しいで す。その人たちが投資先がないと言われても、私解りません。 今の銀行、郵便局の人員、給料条件抱えたままで金を集め投資する 事などだれがやっても不可能に思います。 私、投資先示す前にギブアップします。 |
▼イワオさん: >>ではお聞きします。国債より安全確実な預金の運用先はどこでし >>ょうか? > >では、逆に聞きますが国債しか預金の運用先がないのですか。それ >しか考えつかないのですか? >いま日本国債受けるのは「ハイリスク・ノーリターン」ではないで >すか? 貴方が上記のように仰ったから、 国債はハイリスクだと仰ったから、 それではということで、 他の運用先を訪ねたのですよ。 ハイリスク=安全でない。・・と仰ったから、 だから、今現在、国債より安全な運用先がありますか?・・と尋ねたのですよ。 私を無能呼ばわりされるのはかまいませんが、 ほかに安全な投資先(運用先)をお示しなくば、話は進みませんし、 アンフェアではありませんか? >それってどう考えても「運用」ではないような気がしますが。 >この期に及んで、国債しか考えつかない方々が、バブルの時は運用 >先をたくさん思いついたわけですね。 >すごいなー。それ蛮勇とも言いませんか > |
▼Gokai Sezutomoさん:こんばんは このスレッドを見ていると「国債発行は後継世代の負担にならない」という主張が誤って解釈されているように思われますので、もう一度この主張の意味を考えてみたいと思います。 「国債発行は後継世代の負担にならない」という主張は、当然のことながら「誰も負担しなくて良い」という意味ではなく「国債の負担は現役世代の負担である」という意味です。 だからこそ野口氏もサミュエルソンの言葉として「戦時国債を発行しても、戦費を将来世代の負担に転嫁することはできない。武器や弾薬は、現在世代の消費や投資を削減することによってしか生産できない」という言葉を引いているのです。 サミュエルソンをはじめとした「新正統派」がいう「負担」とは「(国債発行によって)国民が使えるお金が減る」という意味です。ただ、先に紹介したとおり、国債発行が後継世代の負担となるか否かに関しては多くの主張があります。これは「負担」の考え方の相違によるものです。(詳しくは先に紹介したURLをご覧ください。) 「新正統派」の考え方を受け入れたとしても、国が国債によって調達した資金をどのような使途にも使えるというのは明らかに誤りです。これが私たち現役世代の問題であるならば、国が国債で調達した資金をどのように使うかについては私たちが厳しく監視する必要があります。 例えば、社会保障費に国債で調達した資金を使うべきではありません。それは、社会保障費が毎年経常的に支出するべき資金だからです。今、社会保障費に必要な資金を100を国債で調達したとします。償還期に100増税して国債を償還しても償還金が100戻ってきますから良いように見えますが、償還期にもやはり社会保障費は100必要なのです。したがってこの国債を償還するためには、償還期に増税を200するか、再び国債を発行するか、社会保障の水準を切り下げるかしかないのです。 これに対して社会資本への投資やサミュエルソンの言葉を借りれば武器や弾薬のような1回限りの支出なら償還期には資本や弾薬に関する支出は発生しませんので、調達した資金の分だけ増税すればよいことになります。この場合でも、社会資本についてはメンテナンスコストが発生しますので償還期の国民がメンテナンスコストを上回る便益を得られることが必要です。 また、「国債は後継世代の負担にならない」という主張と国債発行はいくらしてもよい(≒財政赤字はいくら膨らんでもよい)という主張は全く別物と考えるべきです。大きすぎる財政赤字はやはり問題です。国債残高が現状に至ってしまった原因はともかくとして、現にあるこの問題を避けて通ることはできないのです。現状の国債残高をどう評価し、将来どのように償還していくのかということは非常に重要です。 私は徒に危機感を煽るような「国家財政破綻論」には与しませんが、それでも年間GDPを遥かに超えるような国債残高は明らかに問題です。したがって、今後の国債発行については慎重な上にも慎重でなければならないと考えます。政府には、この国債残高をどのようにして減らすのか、長期的なビジョンを提示することを望みます。 |
▼questiontimeさん:こんにちは >このスレッドを見ていると「国債発行は後継世代の負担にならない」という主張が誤って解釈されているように思われますので、もう一度この主張の意味を考えてみたいと思います。 > >だからこそ野口氏もサミュエルソンの言葉として「戦時国債を発行しても、戦費を将来世代の負担に転嫁することはできない。武器や弾薬は、現在世代の消費や投資を削減することによってしか生産できない」という言葉を引いているのです。 > >サミュエルソンをはじめとした「新正統派」がいう「負担」とは「(国債発行によって)国民が使えるお金が減る」という意味です。ただ、先に紹介したとおり、国債発行が後継世代の負担となるか否かに関しては多くの主張があります。これは「負担」の考え方の相違によるものです。(詳しくは先に紹介したURLをご覧ください。) > 私はそのように読み取りませんでした。 新正統派が言う負担とは、国民が使える資源の量が減少するという意味だと思います。 例えば、100の資源のうち、通常なら、20対80の割合で政府と国民が資源を消費するところを、赤字国債を発行して、政府が使える資源量を30にしたとすると国民の使用量は70に減少します。 80→70、この10の減少量のことを現役世代の負担といっているのではないでしょうか? >また、「国債は後継世代の負担にならない」という主張と国債発行はいくらしてもよい(≒財政赤字はいくら膨らんでもよい)という主張は全く別物と考えるべきです。大きすぎる財政赤字はやはり問題です。国債残高が現状に至ってしまった原因はともかくとして、現にあるこの問題を避けて通ることはできないのです。現状の国債残高をどう評価し、将来どのように償還していくのかということは非常に重要です。 > >私は徒に危機感を煽るような「国家財政破綻論」には与しませんが、それでも年間GDPを遥かに超えるような国債残高は明らかに問題です。したがって、今後の国債発行については慎重な上にも慎重でなければならないと考えます。政府には、この国債残高をどのようにして減らすのか、長期的なビジョンを提示することを望みます。 私は国債残高の増加が日本経済に悪い影響を与えるとは考えません。 むしろ、国債残高の増加を恐れる政策が日本経済の苦境の原因の一つになっています。 他の板で、下記のような投稿をしています。よろしければご覧下さい。 http://www.asyura2.com/0411/hasan38/msg/618.html http://www.asyura2.com/0411/hasan38/msg/453.html |
▼Gokai Sezutomoさん(44567): Ray@スタッフです。 この書き込みは、 >他の板で、下記のような投稿をしています。よろしければご覧下さい。 以下の部分が掲示板のルール(投稿内容、転載、引用その他/ 字種、文字数の制限)のうち 7. この掲示板の設置目的から著しく逸脱した書き込み、または無関係なサイト等の宣伝、勧誘は禁止 の「無関係なサイト等の宣伝、勧誘」に 該当する可能性がありますのでご注意申し上げます。 なお、この件に関するご意見は、私の書き込みへの 返信としてではなく、スタッフ連絡板にお書きください (総合掲示板に書かれたご意見には原則としてレスいたしません)。 よろしくお願いいたします。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >私はそのように読み取りませんでした。 >新正統派が言う負担とは、国民が使える資源の量が減少するという意味だと思います。 >例えば、100の資源のうち、通常なら、20対80の割合で政府と国民が資源を消費するところを、赤字国債を発行して、政府が使える資源量を30にしたとすると国民の使用量は70に減少します。 >80→70、この10の減少量のことを現役世代の負担といっているのではないでしょうか? > 私も同じことを言っています。貴方の主張と私の主張の双方で、「お金」と「資源」を入れ替えても同じ意味になります。したがって、議論する上で「お金」と「資源」の意味にこだわることが有意義だとは考えません。 何なら、私の主張の中で「お金」としているところを「資源」と読み替えていただいても一向に構いません。 >私は国債残高の増加が日本経済に悪い影響を与えるとは考えません。 >むしろ、国債残高の増加を恐れる政策が日本経済の苦境の原因の一つになっています。 >他の板で、下記のような投稿をしています。よろしければご覧下さい。 > >http://www.asyura2.com/0411/hasan38/msg/618.html > >http://www.asyura2.com/0411/hasan38/msg/453.html 上記のリンクの投稿は読ませていただきました。私は国債を今後一切発行してはならないとは考えていませんが、あなたが仰るように国債を濫発することには反対です。社会保障費のような毎期必要なお金は毎期の税収で賄うべきです。そうでなければ国債発行残高が累増することになるからです。 今、国債が買われているのは「国は必ず返してくれる」という信頼があるからです。国債の返済原資は将来の税収増しかありません。国債発行残高が限度を超え、非現実的な増税策や超高度成長がなければ返済不可能という段階になれば、国債への信用は失われ、国債価格の下落は避けられません。さもなければ、通貨への信用が失われて悲惨なインフレが起こるかです。 私は、すぐにそのような状態が起こるとは認識していませんが、国債残高の累増が続くならば、将来上記のようなことが起こる懸念は払拭できないのです。 今こそ、社会保障など毎期必ず必要となるお金をどのように調達していくのか、国のお金の使い方に無駄はないのかを徹底的に追究していかなければなりません。 本当に必要なら増税や社会保障水準の切り下げも止むを得ないかもしれません。 |
▼questiontimeさん: >>私はそのように読み取りませんでした。 >>新正統派が言う負担とは、国民が使える資源の量が減少するという意味だと思います。 >>例えば、100の資源のうち、通常なら、20対80の割合で政府と国民が資源を消費するところを、赤字国債を発行して、政府が使える資源量を30にしたとすると国民の使用量は70に減少します。 >>80→70、この10の減少量のことを現役世代の負担といっているのではないでしょうか? >> >私も同じことを言っています。貴方の主張と私の主張の双方で、「お金」と「資源」を入れ替えても同じ意味になります。したがって、議論する上で「お金」と「資源」の意味にこだわることが有意義だとは考えません。 >何なら、私の主張の中で「お金」としているところを「資源」と読み替えていただいても一向に構いません。 > お金と資源とは別の概念だと思います。 例えば戦争をするとき、お金ばかり持っていても周りの国が資源を売ってやらないといえば戦争は出来ません。 反対に、借金をさせてやるし資源も売ってやるといえば、その国は戦争が出来ます。 資源があれば、武器も作れるし腹も満たされますが、 お金が資源に交換できないことにはそれが出来ません。 (蛇足ですが、自国通貨は国内資源の支配は出来ても、他国所属の資源は支配できない事にも留意して下さい。) 従って、資源とお金の概念の違いにこだわる必要がありますし、 そうでなくては新正統派の主張を取り違えるのではないでしょうか? |
▼Gokai Sezutomoさん: >お金と資源とは別の概念だと思います。 >例えば戦争をするとき、お金ばかり持っていても周りの国が資源を売ってやらないといえば戦争は出来ません。 >反対に、借金をさせてやるし資源も売ってやるといえば、その国は戦争が出来ます。 >資源があれば、武器も作れるし腹も満たされますが、 >お金が資源に交換できないことにはそれが出来ません。 >(蛇足ですが、自国通貨は国内資源の支配は出来ても、他国所属の資源は支配できない事にも留意して下さい。) > >従って、資源とお金の概念の違いにこだわる必要がありますし、 >そうでなくては新正統派の主張を取り違えるのではないでしょうか? 経済学上の「資源」の定義は財の生産に資する労働と資本(物的資本)です。そこに天然資源がいくらあっても、そこに労働と資本が加わらなければ財として効用をもたらすことはありません。 この議論の出発点は「国債の発行は将来世代の負担となるか否か」でした。そして貴方の主張は、今国債を発行しても(国債が償還される)将来世代にその償還金が戻ってくるので将来世代の負担とはならないというものだと理解しております。 ここで将来世代に戻るのは「お金」以外の何物でもありませんね。ですから、この議論の中では「資源」と「お金」を同義だとしても問題は起こらないはずです。 もし、この議論の中で「資源」と「お金」が違う概念だと仰るなら、国債発行時に減少する「資源」とは具体的には何で、国債償還時に戻ってくる「資源」とは具体的には何とお考えなのでしょうか。 お答えをお待ちしております。 |
▼questiontimeさん: >この議論の出発点は「国債の発行は将来世代の負担となるか否か」でした。そして貴方の主張は、今国債を発行しても(国債が償還される)将来世代にその償還金が戻ってくるので将来世代の負担とはならないというものだと理解しております。 新正統派は将来世代の負担ではなく、現役世代の負担といっていると思います。 スレッド<44519>で 貴兄もそれを引用されております。 下記に再掲しますが、 ただ、ここで貴兄は資源とお金を同じに考えてよいといわれましたが、 下記の新正統派の主張から、 資源とお金は別物と読み取れませんか? もう一度の再読をお願いします。 それと貴兄は、銀行の信用創造機能をご存じないように思われるのですが如何でしょうか? 私は国債の発行は信用創造機能とほぼ同義であり、民間へマネーの供給と考えています。つまり、マネーサプライ増加要因だと。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ スレッド<44519> http://www.6410.jp/bbs/c-board.cgi?cmd=one;no=44519;id=sougou このスレッドを見ていると「国債発行は後継世代の負担にならない」という主張が誤って解釈されているように思われますので、もう一度この主張の意味を考えてみたいと思います。 「国債発行は後継世代の負担にならない」という主張は、当然のことながら「誰も負担しなくて良い」という意味ではなく「国債の負担は現役世代の負担である」という意味です。 だからこそ野口氏もサミュエルソンの言葉として「戦時国債を発行しても、戦費を将来世代の負担に転嫁することはできない。武器や弾薬は、現在世代の消費や投資を削減することによってしか生産できない」という言葉を引いているのです。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >新正統派は将来世代の負担ではなく、現役世代の負担といっていると思います。 > >スレッド<44519>で >貴兄もそれを引用されております。 >下記に再掲しますが、 >ただ、ここで貴兄は資源とお金を同じに考えてよいといわれましたが、 >下記の新正統派の主張から、 >資源とお金は別物と読み取れませんか? >もう一度の再読をお願いします。 > >それと貴兄は、銀行の信用創造機能をご存じないように思われるのですが如何でしょうか? >私は国債の発行は信用創造機能とほぼ同義であり、民間へマネーの供給と考えています。つまり、マネーサプライ増加要因だと。 銀行の信用創造機能については知っていますが、それが何故貴方と私の議論の中での「資源」と「お金」が別物という結論に結びつくかが全く理解できません。 もし国債発行による景気への影響のことを仰っているのなら、論点が違いますし、信用創造機能ではなく乗数理論の話ですね。 私は、貴方との議論の中では「資源」と「お金」を入れ替えても矛盾がないと主張していますし、新正統派の主張や公式を再読してもやはり矛盾はないと考えております。貴方からは先に行った私の質問にお答えいただけないのでしょうか?念のため再掲します。 (質問) もし、この議論の中で「資源」と「お金」が違う概念だと仰るなら、国債発行時に減少する「資源」とは具体的には何で、国債償還時に戻ってくる「資源」とは具体的には何とお考えなのでしょうか。 |
▼questiontimeさん: >> >>それと貴兄は、銀行の信用創造機能をご存じないように思われるのですが如何でしょうか? >>私は国債の発行は信用創造機能とほぼ同義であり、民間へマネーの供給と考えています。つまり、マネーサプライ増加要因だと。 > >銀行の信用創造機能については知っていますが、それが何故貴方と私の議論の中での「資源」と「お金」が別物という結論に結びつくかが全く理解できません。 >もし国債発行による景気への影響のことを仰っているのなら、論点が違いますし、信用創造機能ではなく乗数理論の話ですね。 > 乗数理論(真水額の議論)の話ではありません。 恐れ入りますが書きURLより転載しますのでご覧下さい。 http://s6410.sakura.ne.jp/log/bbs_sougou/tree_243.htm#2824 転載開始・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ >ところが、現在のように国債をどんどん増やしていくことは、かなり際どい事態をも予測しておく必要があります。国債の発行限度は、国民の金融資産が限度といってもいいでしょう。つまり、1,400兆円程度までだ、ということです。なぜかというと、国は国民の金融資産を担保にして借金していることになるからです。 (拙の返答) 私はここで殆んどの人が誤解をしているのだと思います。下記の式をご覧下さい。(三度目の記載ですので既にご覧になっておられるかもしれません。) 民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支・・伊藤元重著「マクロ経済学」より引用 つまり、この式によると右辺政府財政赤字が増えると、左辺民間貯蓄が増加するという世間常識から言うと実に違和感を感じる結論が出ます。しかしながらこれは事実のようです。 具体的にどういう図式でお金が流れるのかを検証しましょう。 まず、(1)民間が金融機関の口座に現金Aを入金します。 次に(2)金融機関が(1)の現金を使って国債を購入します。 このとき大事な事実があります。それは民間預金が金融機関によって元金を保証されていることです。つまり、口座上の預金金額の減少が無い。また、金融機関の金庫に現金の代わりに国債が保管された。 さらに(3)現金の行方は(2)の結果、日銀の政府口座に入金されています。 (4)政府はこの現金Aを例えば、公共事業費の報酬Aとして民間に支払う。 おかげで(5)金融機関における民間名義の口座には、(1)での金額Aと(4)での金額Aの合計額が通帳に記入され民間貯蓄は増加します。 つまり、民間貯蓄はAからA+Aに増加した。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・転載終了 上記転載のように、国債の発行は銀行の信用創造機能とほぼ同義なのです。 スレッド<44858>で国債増発に否定的見解を述べておられましたので、国債発行は信用創造とほぼ同義であるのですが、もしかしたら信用創造機能についてご存じないのかと思いお伺いしました。マクロ経済についてかなりお詳しい方なのですね。 失礼しました。 >私は、貴方との議論の中では「資源」と「お金」を入れ替えても矛盾がないと主張していますし、新正統派の主張や公式を再読してもやはり矛盾はないと考えております。貴方からは先に行った私の質問にお答えいただけないのでしょうか?念のため再掲します。 > ご再読有難うございました。 けれども下記のご質問に該当する内容の文面が新正統派の論の中で、どこに記述されているのでしょうか? もしかして、資源=資産として捉えられているということではないですよね? 私は国債発行時に「資源」が減少するとは考えていませんし、国債償還時に資源が戻ってくると言った覚えもありませんので説明の仕様が無いのです。 >(質問) >もし、この議論の中で「資源」と「お金」が違う概念だと仰るなら、国債発行時に減少する「資源」とは具体的には何で、国債償還時に戻ってくる「資源」とは具体的には何とお考えなのでしょうか。 |
▼イワオさん:はじめまして ご意見の一部についてレスさせていただきます。 >だって買ってメリットのない日本の国債誰が買います? >日本の金融機関は三菱銀行以外国有銀行とほとんど同意義ではない >ですか。そこが買う国債は、損したら政府が保証する条件でしょ。 >となると、連帯保証人は国民です。 メリットがあるから買っているということでしょうね。元利金が償還されない可能性はほとんどゼロですから(ただし保有期間内に国債の評価がどうなるかは別)仮に国債の元利金が償還されないような事態では、他の事業債や貸付はすべてアウトでしょうから。ちなみに銀行が実質国有化されているとしても、銀行が買った国債に損失が発生したら政府が保証しているなどということはないでしょう。 >ついでに言えば、日本の銀行金を貸すとき >1)不動産担保 >2)連帯保証人 >を取った後に金貸します。 >なのに不良債権がぼろぼろ出てくるのおかしくありませんか。 > >一言で言って「無能」 >中小企業、個人向けでは多大な利益あげて、大企業、お役所(主に >第三セクター)裏社会、向けにはせっかく個人中小企業でもうけた >利益はき出してなお大きなマイナス。 >そんな銀行が国にカネかすのは(国債引き受けるのは)失敗しても >誰も責任取らなくて良いから。 >いま日本国債受けるのは「ハイリスク・ノーリターン」ではないで >すか? 上にのべたような理由で国債投資が「ハイリスク・ノーリターン」だとは思いませんが、国債以外の(もっと金利が取れる)投資先に投資できないことについては「無能」とのそしりを受けても仕方がないかもしれません。少なくとも、バブル期の銀行の行動には大きな問題あったことは事実です。(BIS規制などいろいろな事情はあるのですが) >Gokaisezutomoさんが引用なさった、野口氏の文章ですが、将来の >主計局、は「将来世代」と同じ時代ですよね。違いますか。 >この辺りの時空間よく解らないのですが。 > 野口氏や井上氏は「負担」を民間が使えるお金が減ることと考えています。したがって、その原因が国債(現役世代が使えるお金が減る)であろうと税金(将来世代の使えるお金が減る)であろうと関係ないと言っているわけです。ただ、感覚的には国債による「負担」と増税による「負担」は大きな違いがあります。この点を問題にして、国債発行はやはり将来世代への負担先送りであると主張している学者もいます。(詳しくはこのスレッド内で私が提示した資料をご覧ください) |
▼questiontimeさん: >>だって買ってメリットのない日本の国債誰が買います? >>日本の金融機関は三菱銀行以外国有銀行とほとんど同意義ではな >>いですか。そこが買う国債は、損したら政府が保証する条件でし >>ょ。となると、連帯保証人は国民です。 >メリットがあるから買っているということでしょうね。 と言うより、他に運用ができないから、他の方法考えつきもしない し、不動産担保以外に融資した経験がないので選択の余地がないの じゃないでしょうか。 >元利金が償還されない可能性はほとんどゼロですから(ただし保 >有期間内に国債の評価がどうなるかは別)仮に国債の元利金が償 >還されないような事態では、他の事業債や貸付はすべてアウトで >しょうから。 国債が暴落しない限り、元利金は償還されると言うことですよね、 国債が暴落する可能性を考慮すると元利金が償還されない可能性 はかなり増えるのではないでしょうか。 >ちなみに銀行が実質国有化されているとしても、銀行が買った国 >債に損失が発生したら政府が保証しているなどということはない >でしょう。 国債を買ってくれる銀行は、お役所のおぼえめでたいでしょう。直 接国債に対しての損益に補償はなくとも、そこはそれ「越後屋さ ん」の世界有りませんか? >国債投資が「ハイリスク・ノーリターン」だとは思いませんが、 >国債以外の(もっと金利が取れる)投資先に投資できないことに >ついては「無能」とのそしりを受けても仕方がないかもしれませ 700兆円、一説には1000兆円を越えるマイナス抱えた国の、水ぶく れでぱんぱんになった官僚機構の発行する、国債が「ノーリスク・ ハイリターン」だとはどうしても思えません。 |
▼イワオさん: >>メリットがあるから買っているということでしょうね。 > >と言うより、他に運用ができないから、他の方法考えつきもしない >し、不動産担保以外に融資した経験がないので選択の余地がないの >じゃないでしょうか。 2月にある企業が発行した10年物劣後債(格付BBB+)の表面利率は1.7%、一方、今月募集された10年物国債の表面利率は1.5%でした。 投資家が国債の代わりにBBB+の債券を買うというリスクをとっても、それによって得られるプレミアムはごくわずかです。。 これはゼロ金利政策の副作用だと思いますが、現状の金融市場では、リスクに対する金利差が縮小してしまっています。このような条件下ではとりあえず安全策を取ろうという判断を一概に非難することはできません。 >国債が暴落しない限り、元利金は償還されると言うことですよね、 >国債が暴落する可能性を考慮すると元利金が償還されない可能性 >はかなり増えるのではないでしょうか。 国債の「暴落」と元利金の支払の確実性は直接関係ありません。市中金利の上昇や、国債に対する不安感が高まれば国債の価格が下がることは間違いありません。ただ、国債の場合それだけで元利金が償還できなくなるわけではありません。 最悪の場合でも、国は(日銀法を改正して)日銀に借換え債を直接引き受けさせるという方法で現在流通している国債の元利金を償還することができます。 もっとも、万が一国が上記のような手法をとれば経済は大混乱を起こすでしょうし、その時には一般の事業債や貸し出しもただではすまないでしょう。 > >国債を買ってくれる銀行は、お役所のおぼえめでたいでしょう。直 >接国債に対しての損益に補償はなくとも、そこはそれ「越後屋さ >ん」の世界有りませんか? > これはまずないでしょう。投資家が国債に傾斜している理由は上記したとおりで、一定の合理性が認められます。それに、国債と一般企業への貸出や一般企業の債券のほうがリスクが低いとも思えません。 銀行側の事情をもう少しのべると、BIS規制上の自己資本比率の分母となるリスクアセットの計算上、中小企業貸出は貸出額×100%、一方、自国の国債は0%です。つまり、自己資本比率の計算をする上では国債をいくら買っても分母が増えないので自己資本比率維持に有利に働きます。 >700兆円、一説には1000兆円を越えるマイナス抱えた国の、水ぶく >れでぱんぱんになった官僚機構の発行する、国債が「ノーリスク・ >ハイリターン」だとはどうしても思えません。 国債が「ノーリスク・ハイリターン」とは言っていません。ただ、他の国内企業への融資や国内企業への債券に比べてリスクが高いとは言えないということです。 |
赤字国債は将来のツケではありません。 だから今でも財政の自由度は十分にあり、 社会保障にもっと多くのお金が使えます。 >http://www.asahi-net.or.jp/~yu9t-nkmr/takumi/takumi_profile3.html > >上記URLをご覧下さい。 下記URLもご覧下さい。 http://www.avis.ne.jp/~cho/zsho.html 大衆心理をうまくついて、財政構造改革、郵貯改革が正しいのだと錯覚させた、 小泉−竹中の政策の基礎部分が如何にいい加減なものだったかを出来るだけ大勢の方々に知って頂きたいと願っています。 社民党、共産党、民主党の皆さん、 「真実」とは、 多数の意見の中にあるとは限らないのです。 財務省、日銀、御用学者、御用新聞の主張が正しいとは限りません。 >今までに比べ、より現実に近い財政論が述べられるようになってきたようです。 >私にはまだ不満な部分があるのですが。 > >ともあれ、 >財政構造改革を唱える政権には早く交代してほしい。 >そして、これらの政策のおかげで多くの人々が苦汁をなめ、 >また、自殺した多くの人々に対して、心より謝罪して欲しい・・と思う。 |
Gokai Sezutomoさん:こんにちわ! >赤字国債は将来のツケではありません。 >だから今でも財政の自由度は十分にあり、 >社会保障にもっと多くのお金が使えます。 その通りです。 但しお金を使うにしても無駄は排除されるべきです。 政治、行政が公正であり、国民から信用されることが大前提で あると・・思います。 国民が老若男女共々に安心して暮らせるようになること・・ 社会保障の充実を図ることが、本来の政治が受け持つ役目です。 それ以外の政策は優先順位としては低いはずです。 > >財務省、日銀、御用学者、御用新聞の主張が正しいとは限りません。 > >>また、自殺した多くの人々に対して、心より謝罪して欲しい・・と思う。 |
▼珍 源斎さん:こんにちは >>赤字国債は将来のツケではありません。 >>だから今でも財政の自由度は十分にあり、 >>社会保障にもっと多くのお金が使えます。 >国民が老若男女共々に安心して暮らせるようになること・・ >社会保障の充実を図ることが、本来の政治が受け持つ役目です。 > >それ以外の政策は優先順位としては低いはずです。 これらのことに 累積赤字国債が通常の借金ではなく、民間へのマネーの供給(マネーサプライ増加方法の一種)であることに、 民主党、共産党、社民党も気付いていません。 与党、野党政治家も 常識以外の意見に対して、聞く耳を持ちません。愚かです。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >▼珍 源斎さん:こんにちは > >>>赤字国債は将来のツケではありません。 >>>だから今でも財政の自由度は十分にあり、 >>>社会保障にもっと多くのお金が使えます。 >Gokai sezutomoさん、珍 源斎さん、今晩は・というか おはようございます・というか・ 赤字国債に関して・・の解説ありがとうございました。 私、常々政府・というか経済評論家が言い募る財政赤字 ・・に疑念を持っていました・「それ」を口実にして・福祉 予算や・まあ言ってみれば非生産的?な予算を削減するという 政府・・ 国債がその大きな部分を外国に買ってもらっているのなら 兎も角、国内での部分・(私もたまには証券会社を通して買って いるようですから・証券会社まかせなんで)が大部分なら 国内でお金が循環?・まあ・誰かさんの「余禄」分で消えちゃった 分もあるとしても、外国には大して流出していないなら・・ >>社会保障の充実を図ることが、本来の政治が受け持つ役目です。 ・・であってもらいたいです。 > >これらのことに >累積赤字国債が通常の借金ではなく、民間へのマネーの供給(マネーサプライ増加方法の一種)であることに、 >民主党、共産党、社民党も気付いていません。 気付いていないのでは無くて・自分たちにも都合悪いから目をつぶっているのかも >与党、野党政治家も >常識以外の意見に対して、聞く耳を持ちません。愚かです。 ですね・でもそう言う政治家を「選出」してしまった国民・・・ |
▼J.Iさん:こんにちは、レス有難うございます。 > 赤字国債に関して・・の解説ありがとうございました。 > 私、常々政府・というか経済評論家が言い募る財政赤字 >・・に疑念を持っていました・「それ」を口実にして・福祉 >予算や・まあ言ってみれば非生産的?な予算を削減するという >政府・・ > >>社会保障の充実を図ることが、本来の政治が受け持つ役目です。 > >・・であってもらいたいです。 >> >>これらのことに >>累積赤字国債が通常の借金ではなく、民間へのマネーの供給(マネーサプライ増加方法の一種)であることに、 >>民主党、共産党、社民党も気付いていません。 > 気付いていないのでは無くて・自分たちにも都合悪いから目をつぶっているのかも > いや、そうではなく気付いていないようです。 何故かというと、この考えを持って、 何人かの政治家にお願いに上がりましたが、狂人に近い扱いの気分でした。 >>与党、野党政治家も >>常識以外の意見に対して、聞く耳を持ちません。愚かです。 > > ですね・でもそう言う政治家を「選出」してしまった国民・・・ しかし国民は扇動もされますし、洗脳もされます。まして子供のころからの知識詰め込み教育や、反論のしにくい学校教育や、議論を煙たがり、とにかく素直が喜ばれる日本の社会体質の中で育った日本の国民では、 そういう政治家を選出するのも「むべなるかな」という気分です。 |
▼Gokai Sezutomoさん:こんばんは 国債発行が将来世代への負担のツケ回しになるか否かに関しては、財政学上議論となっており、様々な意見があります。 http://pf.econ.kobe-u.ac.jp/zaisei/public_debt.html 野口氏は、「国債発行は将来世代へのツケ回し」ではないことが定説のように述べられていますが、上記したように多くの反論があります。 このスレッドが立って以来、この件についていろいろと考えてきましたが私自身の意見はまだ未確定です。 ただ、「将来世代へのツケ回しではない」という主張は、「国債の負担は現役世代が担っている」という主張であり、国債で調達した資金の使途を問わないという主張ではないことは間違いないところでしょう。野口氏にしても井上氏にしても国債で賄った資金は「社会資本の充実」に充てるべきだという文脈から「国債発行は将来世代へのツケ回しではない」と主張しています。確かに、国債発行によって社会資本の充実が図れるなら、その社会資本は将来世代にも効用をもたらしますから、一方的なツケ回しではなくなります。 一方、国債で調達した資金を現役世代の社会保障のような基本的に現役世代で使い切ってしまう使途に回すことについてはどうなのか?これについては現在勉強中です。考えがまとまりましたらまたお邪魔します。 |
▼questiontimeさん:こんにちは レス有難うございます。 また、資料のご紹介、有難うございます。 >国債発行が将来世代への負担のツケ回しになるか否かに関しては、財政学上議論となっており、様々な意見があります。 > >http://pf.econ.kobe-u.ac.jp/zaisei/public_debt.html > >野口氏は、「国債発行は将来世代へのツケ回し」ではないことが定説のように述べられていますが、上記したように多くの反論があります。 > ところがマスメディアで野口氏や、井上氏、その他新正統派、の意見を聞くことがまるで、ありませんでした。 これでは、人々がこういうの意見が対極にあることに思いもよらなかったのは仕方が無いことですね。 そして、おそらく殆んどの政治家もそのことを知らないのだと思います。 >一方、国債で調達した資金を現役世代の社会保障のような基本的に現役世代で使い切ってしまう使途に回すことについてはどうなのか?これについては現在勉強中です。考えがまとまりましたらまたお邪魔します。 資源や環境は使い切ることは可能ですが、 現金や預金は使えば、誰かの手に必ず渡るわけですから、民間でのマネーの総量は、お金を使うことでは変化がない.......との様に 分けて、考えるのは如何でしょうか? |
GokaiSezutomoさん 先日は有難うございました。また 質問させてください。 今日の朝日新聞で小林慶一郎氏が次の趣旨の解説をしていました。 ・財政悪化、公的債務残高が他の先進国に比較して突出している。 ・このまま財政悪化が進むと金利が上昇し悪性インフレが発生する。 ・大幅な歳出削減と増税を考える要がある。構造改革、財政再建。 (少し私の解釈で書きましたが) 教示願いたい質問 (1)債務残高(国債のことですか)が多くなると金利上昇するのですか。 (2)金利上昇するとインフレになるのですか。何故ですか。 (3)インフレ防止には財政再建(国債残高小)が必要ですか。 私はこれまで小泉内閣の構造改革、財政再建、小さな政府、民営化等については原則的には国民の税負担を軽くすることとなり良い事と思っていました。しかし どうも このスレッドをちょっと覗いたところ私自身わからなくなりました。 所見を教示してください。 |
▼佐藤 圭さん:こんにちは、ご質問有難うございます。 貴方のように、 専門家、権威者の意見を何の疑いも持たずそのまま受け入れることなく、 疑問を持ち、ご自分で検証しようとされるご姿勢に対して、 期待とともに敬意を表したく思います。 なお、私の考えに対しても、 疑問点や辻褄の合わぬところに気付かれましたらご遠慮なくご指摘ください。 さて件の(1)ですが、 公的債務残高(国債・地方債・財投債等)が多くなると金利が上昇するという主張は誤りだと思います。 金利の管理は日本に限らず各国の中央銀行の専管事項であるはずで、日本では日銀が公定歩合を設定し、その金利に整合性が取れるように、 金融機関同士での現金の貸し借り市場である短期金融市場において、債券の売りオペレーション(操作)や買いオペによって、日本銀行が現金の総量の調節を行っています。 この現金の総量と売りに出される債権(国債)の総量との関係が需給であって、 現金の量が多いと金利は下がり、現金の量が比較して少なければ金利が上がる傾向となります。 そして、この現金の総量調節は日銀のみが行える行為で、当然他の金融機関は行えません。従って現金の増減は自然発生的なものでなく、全て日銀の意思によって行っています。 つまり、貿易収支に配慮する必要が無いなら、 金利は日銀が自由自在に調節できるものであるので、 小林慶一郎氏の解説は誤りということになります。 何故、専門家の彼らがこのような誤りを述べるのか私には不思議です。 健全財政主義者は催眠術にでもかかっているのではないかと思えます。 ところで、「健全財政主義は正しくない」と主張する新正統派のラーナー氏、新正統派ではないが、サミュエルソン氏、野口悠紀夫氏、井上謙吾氏も経済専門家なのですね。 また、マスメディアは情報の発信には偏りがあってはならないと思いますが、 いままで、或いは、今でもですが、 健全財政主義者の主張ばかりが報道されています。これも何故なのでしょう? マスメディアが対極にある意見を公平に扱い、議論させさえしていれば、日本の今日の苦境は無いものだったように思いますし、 年金や介護などの社会保障に不安を持つことも無かったように思います。 2)、3)につきましては次回ということで失礼します。 >今日の朝日新聞で小林慶一郎氏が次の趣旨の解説をしていました。 >・財政悪化、公的債務残高が他の先進国に比較して突出している。 >・このまま財政悪化が進むと金利が上昇し悪性インフレが発生する。 >・大幅な歳出削減と増税を考える要がある。構造改革、財政再建。 >(少し私の解釈で書きましたが) > >教示願いたい質問 >(1)債務残高(国債のことですか)が多くなると金利上昇するのですか。 >(2)金利上昇するとインフレになるのですか。何故ですか。 >(3)インフレ防止には財政再建(国債残高小)が必要ですか。 > >私はこれまで小泉内閣の構造改革、財政再建、小さな政府、民営化等については原則的には国民の税負担を軽くすることとなり良い事と思っていました。しかし >どうも このスレッドをちょっと覗いたところ私自身わからなくなりました。 >所見を教示してください。 |
GokaiSezutomoさん 即答を有難うございました。 よくわかりました。 続報はどうぞ お時間のあるときに お願いします。 どうしても私たちは 会社経営、実務、競争の社会で動いていますのでミクロの見方から効率化、民営化は正義の論理と速断しがちです。 競争のまずい点も気になりますが 実務者として もっとも わかり難い問題です。ご面倒をお掛けしますがよろしく お願いします。 |
▼佐藤 圭さん:こんにちは、スレッド<45019>からのつづきです。 >今日の朝日新聞で小林慶一郎氏が次の趣旨の解説をしていました。 >・財政悪化、公的債務残高が他の先進国に比較して突出している。 >・このまま財政悪化が進むと金利が上昇し悪性インフレが発生する。 >・大幅な歳出削減と増税を考える要がある。構造改革、財政再建。 >(少し私の解釈で書きましたが) > >教示願いたい質問 >(2)金利上昇するとインフレになるのですか。何故ですか。 >(3)インフレ防止には財政再建(国債残高小)が必要ですか。 2)についてですが ご存知の通り、金利上げはインフレ退治の手段ですから、疑問に思われるのは当然です。おそらく小林慶一郎氏は次のように言いたかったのではないでしょうか? 「財政悪化が進むと多大な債務への信用不安から金利は上昇するし、またやはり信用不安から悪性インフレも発生する。」・・との言説ではないでしょうか? これだと、questiontimeさんやイワオさんのご主張と同じだということになりますが、健全財政主義者の常套句ではないでしょうか。 取り違えやすい文章で、私もはっきりしませんでした。 3)については、 2)が正しければ、悪性インフレがいやなら、健全財政にすべきだろうという脅しに繋がります。 しかし、通常、日常品の悪性インフレというものは、 幾ら、国民皆がお金持ちになろうとも買占めなど行う訳がありませんから、供給不足による物価高騰も起こりません。 では、円の信用不安によって、日常品を買い占めるかといえば、これもNOです。 なぜなら円の信用不安ということは、イコール円安でもありますから、 それは、益々輸出にドライブが掛かってしまいます。そうなるとこれは円高要因です。 ということは、論理にジレンマが起こっていますから、 必然、財政悪化→信用不安→資本逃避(キャピタルフライト)→円安→インフレ・・・という構図は誤りとの結論を出すことが出来ると思います。 インフレ防止に必要なことは 世界に比して、高い技術力と販売力を持ち、製品競争力を持つことと、 資源の輸入先を確保することの出来る政治力を持つことだと思います。 つまり、外貨を獲得して、それによって十分な資源を輸入し国内で日常品を充分に供給出来れば悪性インフレは起こらないと思います。 公的債務の増減(財政再建)とインフレとの関係はこじつけです。 |