Page 2591 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼財政健全主義は正しいのか(2) questiontime 05/3/8(火) 3:19 ┣Re(1):財政健全主義は正しいのか(2) 佐藤 圭 05/3/8(火) 11:59 ┃ ┗Re(2):インフレ防止のために Gokai Sezutomo 05/3/8(火) 20:53 ┣Re(1):財政健全主義は正しいのか(2) Gokai Sezutomo 05/3/9(水) 0:35 ┃ ┗Re(2):財政健全主義は正しいのか(2) questiontime 05/3/12(土) 21:54 ┃ ┗Re(3):財政健全主義は正しいのか(2) Gokai Sezutomo 05/3/13(日) 11:11 ┣Re(1):健全財政主義は、イワオさんへ Gokai Sezutomo 05/3/9(水) 21:50 ┃ ┣Re(2):健全財政主義は、イワオさんへ questiontime 05/3/12(土) 22:20 ┃ ┃ ┣Re(3):やはり、資源とお金は別物 Gokai Sezutomo 05/3/13(日) 13:01 ┃ ┃ ┗Re(3):国債価格と金利は連動 Gokai Sezutomo 05/3/13(日) 15:38 ┃ ┃ ┗Re(4):国債価格と金利は連動 questiontime 05/3/13(日) 17:32 ┃ ┃ ┗Re(5):国債価格と金利は連動 Gokai Sezutomo 05/3/13(日) 19:39 ┃ ┃ ┗Re(6):国債価格と金利は連動 questiontime 05/3/13(日) 23:04 ┃ ┃ ┗Re(7):国債価格と金利は連動 Gokai Sezutomo 05/3/13(日) 23:31 ┃ ┃ ┗Re(8):国債価格と金利は連動 questiontime 05/3/26(土) 16:14 ┃ ┃ ┗Re(9):国債価格と金利は連動 Gokai Sezutomo 05/3/27(日) 11:41 ┃ ┗Re(2):健全財政主義は、イワオさんへ イワオ 05/3/14(月) 2:45 ┃ ┗Re(3):健全財政主義は、イワオさんへ Gokai Sezutomo 05/3/14(月) 8:00 ┃ ┗Re(4):健全財政主義は、イワオさんへ イワオ 05/3/17(木) 1:11 ┃ ┗Re(5):健全財政主義は、イワオさんへ Gokai Sezutomo 05/3/17(木) 21:40 ┃ ┗Re(6):健全財政主義は、イワオさんへ rerere 05/3/18(金) 6:49 ┃ ┣Re(7):健全財政主義は不幸への道筋 Gokai Sezutomo 05/3/18(金) 21:14 ┃ ┣Re(7):健全財政主義は、イワオさんへ イワオ 05/3/20(日) 11:55 ┃ ┃ ┣Re(8):健全財政主義は、イワオさんへ Gokai Sezutomo 05/3/20(日) 12:24 ┃ ┃ ┗Re(8):健全財政主義は、イワオさんへ 遍巳亭 05/3/20(日) 12:33 ┃ ┗Re(7):健全財政主義は ぎみゆら 05/3/22(火) 20:31 ┗Re(1):財政健全主義は正しいのか(2) あおばびと 05/3/21(月) 22:14 ┣Re(2):財政健全主義は正しいのか(2) イワオ 05/3/23(水) 0:17 ┃ ┗Re(3):財政健全主義は正しいのか(2) あおばびと 05/3/23(水) 20:13 ┣Re(2):財政健全主義は正しいのか(2) Gokai Sezutomo 05/3/23(水) 12:53 ┃ ┗Re(3):財政健全主義は正しいのか(2) あおばびと 05/3/23(水) 20:35 ┃ ┗Re(4):財政健全主義は正しいのか(2) Gokai Sezutomo 05/3/23(水) 21:54 ┃ ┣Re(5):財政健全主義は正しいのか(2) あおばびと 05/3/23(水) 22:24 ┃ ┗Re(5):財政健全主義は正しいのか(2) あおばびと 05/3/25(金) 22:18 ┃ ┗Re(6):財政健全主義は正しいのか(2) Gokai Sezutomo 05/3/27(日) 10:53 ┗Re(2):財政健全主義は正しいのか(2) questiontime 05/3/24(木) 0:46 ┣よく理解できました。 ステディ ベア 05/3/24(木) 1:26 ┣Re(3):財政健全主義は正しいのか(2) あおばびと 05/3/24(木) 10:52 ┗Re(3):財政健全主義は正しいのか(2) Gokai Sezutomo 05/3/24(木) 22:08 ┣Re(4):財政健全主義は正しいのか(2) イワオ 05/3/24(木) 22:49 ┃ ┣Re(5):財政健全主義は正しいのか(2) Gokai Sezutomo 05/3/24(木) 23:52 ┃ ┃ ┗Re(6):財政健全主義は正しいのか(2) questiontime 05/3/26(土) 19:21 ┃ ┃ ┗Re(7):はじめに不遜なのは Gokai Sezutomo 05/3/26(土) 23:37 ┃ ┗Re(5):財政健全主義は正しいのか(2) peace 05/3/25(金) 16:13 ┃ ┣花見酒 ステディ ベア 05/3/25(金) 22:30 ┃ ┃ ┗花の季節の酒 沈黙の初夏 05/3/27(日) 12:35 ┃ ┗Re(6):福祉大国の夢 Gokai Sezutomo 05/3/25(金) 22:54 ┣Re(4):財政健全主義は正しいのか(2) questiontime 05/3/26(土) 18:31 ┃ ┗Re(5):常識という色眼鏡 Gokai Sezutomo 05/3/27(日) 12:46 ┃ ┗色眼鏡でみれば常識は非常識 questiontime 05/3/27(日) 16:41 ┗Re(4):財政健全主義は正しいのか(2) questiontime 05/3/26(土) 18:44 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 財政健全主義は正しいのか(2) ■名前 : questiontime ■日付 : 05/3/8(火) 3:19 -------------------------------------------------------------------------
前スレッドが規制投稿数を超えましたが、もう少し議論を継続したいと思いますので、僭越ながら新しいスレッドをたてます。 前スレッドのURL http://www.6410.jp/bbs/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=43567;id=sougou#43639 |
GokaiSezutomoさんへ 親切かつ解りやすい回答、解説を2度にわたり、ありがとうございました。 (45019、45072) 質問(1)について 小林慶一郎氏は「財政が悪化し続けると、2010年には90年代イタリア並 みに金利が上昇すると想定されている。〜」と記述しています。 Gokai先生の「貿易収支に配慮する必要がないなら金利は日銀が自由自在に調節できるものであるので、小林慶一郎氏の解説は誤りということになります。」 また関連のコメントよくわかりました。(45019) 質問(2)について たしかに小林慶一郎氏は「財政悪化が進むと、その国の通貨に対する信頼感が失われ、金利高と悪性のインフレが発生する〜」と書いています。 Gokai先生の「財政悪化ー信用不安ー資本逃避ー円安ーインフレ、、という構図は誤り」とのこと及び関連コメントもよくわかりました。 質問(3)について Gokai先生の「インフレ防止に必要なことは世界に比して、高い技術力と販売力を持ち、製品競争力を持つことだとおもいます。つまり、外貨を獲得して、それによって十分な資源を輸入し国内で充分に供給出来れば悪性インフレは起こらないと思います。」は全く同感です。 私は技術やとして50数年(今も)このことをモットーとしてビジネス社会実務に生きてきました。 このことさえ、しっかりやれば 日本の平和は確保できると確信しています。また日本の技術は大丈夫ですみんな頑張っています。(販売力は少々?) またもう少し43567の議論も再度見ながら勉強してみます。 questiontimeさんも含め是非前向きの議論をみせてください。専門的でわかり難いのですが、また 現在の生き方に係わる重要な問題についてはROMし、質問もさせていただきますのでよろしく お願いします。 有難うございました。 |
▼佐藤 圭さん:こんにちは >質問(3)について >Gokai先生の「インフレ防止に必要なことは世界に比して、高い技術力と販売力を持ち、製品競争力を持つことだとおもいます。つまり、外貨を獲得して、それによって十分な資源を輸入し国内で充分に供給出来れば悪性インフレは起こらないと思います。」は全く同感です。 >私は技術やとして50数年(今も)このことをモットーとしてビジネス社会実務に生きてきました。 >このことさえ、しっかりやれば 日本の平和は確保できると確信しています。また日本の技術は大丈夫ですみんな頑張っています。(販売力は少々?) > ご丁寧なレスを下されたおかげでインフレ防止についての重要事の言い忘れを思い出しました。 それは輸出入どちらにかかわらず、本来は日本人の支配下にあった、主要な銀行・企業の支配権を外国資本から取り戻すことです。 でなければ高い輸出競争力にて稼いだ外貨が日本人に何の益をもたらすことなく、そのまま外国資本に持ち帰られてしまうこともあります。 そしてまた、インフレを故意に起こされることもあるかも知れません。 なお、私は先生と呼ばれる程の者でもありませんので、その点、ご容赦くだされば幸いです。 有難うございました。 |
▼questiontimeさん:良い資料のご教示、有難うございます。 >つまり国債の現物市場の主体はこの短期金融市場であると思っていたのですが、この認識は誤りですか? ............................... >>誤りです。国債市場と短期金融市場は別物です。詳しくはこちらをどうぞ。 http://www.boj.or.jp/ronbun/04/ron0404b.htm ...................................... 確かに私の誤りです。 それと、日銀の市場への現金の供給手段のことでも、誤っていました。 先に日銀の現金供給手段について短期金融市場のみのような発言をしましたが、そうではなくあらゆる市場において資金の供給を行っているということなのですね。 つまり日銀の現金供給手段は、公開市場操作、相対取引、外為取引が主な手段というのが正解のようで、私の記憶に混乱が生じていました。 けれども、どのような市場であっても現金を供給できるのは、日本銀行だけであって、他の金融機関は出来ません。・・僅かに大蔵省造幣局が出来るのですが?・・ 従って、やはり、日銀が大量の国債の買いオペを実施すれば、市中(市場)に現金が大量にあふれ出ることになりますが、この現金は人々の手に渡ることなく、金融機関が保有することになりませんか? ならば、金融機関は現金を持ったままで運用しないのであれば損失になりますが、このとき、金融機関はどうすればよいのでしょうか?国債は国内では最も安全な運用資産ではなかったのでしょうか? だからキャピタルフライトというのでしょうか? それを金融機関そのもの自身が行うのでしょうか? ところでどういうマネーの形態でキャピタルフライトを行うのでしょう? 円のままですか?それとも外貨に換えてでしょうか? .................................... >>国債への信任の失墜は金融機関の資産劣化にも直結します。金融機関が国債売却によって資金を得たとしても、資産劣化した金融機関に預金が留まることはないでしょう。実物資産に置き換わるか海外流出するかです。 ........................................... 国債売却によって、金融機関は現金を手にしますが預金ではないと思います。 預金も預けたほうから見れば現金に近いマネーで、ほぼ、預金=現金ですが 預けられた銀行のほうから見ればあくまで現金という資産であって、預金ではないですね。 だから、「預金が留まることが無い」という言い方は、預金者が解約する行為ということになりますが、そういう解釈でよろしいのでしょうか? なんだか私には現実と矛盾した架空の現象のように思うのですが? 如何でしょうか? |
▼Gokai Sezutomoさん: questiontime(45080) >>>国債への信任の失墜は金融機関の資産劣化にも直結します。金融機関が国債売却によって資金を得たとしても、資産劣化した金融機関に預金が留まることはないでしょう。実物資産に置き換わるか海外流出するかです。 Gokai Sezutomoさん >国債売却によって、金融機関は現金を手にしますが預金ではないと思います。 >預金も預けたほうから見れば現金に近いマネーで、ほぼ、預金=現金ですが >預けられた銀行のほうから見ればあくまで現金という資産であって、預金ではないですね。 >だから、「預金が留まることが無い」という言い方は、預金者が解約する行為ということになりますが、そういう解釈でよろしいのでしょうか? 金融機関から預金が流出するということです。 不良債権処理の遅れが大きな問題となり個人預金を大幅に減らしたとされるUFJ銀行の総与信に対する不良債権比率は約10%でした。 今、銀行の総資産に対する国債の比率は約10%とされています。ここで、総資産>総与信であることは間違いないので、国債に償還不安が生じれば、全国の銀行が一斉に去年のUFJ銀行以上の不安にさらされることになります。 このような状態では、預金は外貨に振り替わるか、実物資産に向かうと考えるほうが自然だと思います。 したがって、 >なんだか私には現実と矛盾した架空の現象のように思うのですが? >如何でしょうか? 現実と矛盾した架空の現象だとは全く考えておりません。 |
▼questiontimeさん:こんにちは >>だから、「預金が留まることが無い」という言い方は、預金者が解約する行為ということになりますが、そういう解釈でよろしいのでしょうか? > >今、銀行の総資産に対する国債の比率は約10%とされています。ここで、総資産>総与信であることは間違いないので、国債に償還不安が生じれば、全国の銀行が一斉に去年のUFJ銀行以上の不安にさらされることになります。 UFJの問題と国債償還についての議論とは別問題ではないですか? 貴方もイワオさんとの議論の中で言われていた通り、国債は国内では円に次ぐ安全資産の筈では無かったのですか? >このような状態では、預金は外貨に振り替わるか、実物資産に向かうと考えるほうが自然だと思います。 > 国債の償還不安について議論しているのですね。 それはつまり、 新正統派経済学の言い分を肯定するか、否定するかですね。 ところで、預金が外貨に換わるか、或いは実物資産に換わるかと言うのは、 換える行為を行なうのは、預金者なのですか金融機関なのですか? そこら辺りに混同があり、架空の論理展開をしているようにも思えます。如何でしょうか? >したがって、 >>なんだか私には現実と矛盾した架空の現象のように思うのですが? >>如何でしょうか? >現実と矛盾した架空の現象だとは全く考えておりません。 |
イワオさん、こんにちは。 ........................................ >>どこかで、日銀は国債相場をコントロールできるともおっしゃって いたような。 ..................................... その通りです。日銀は国債相場をコントロール出来ます。 ........................................ >>ざっとこれ読むと日銀が有るのでもう大船に乗っていればOKと読 めますが。 ................................. そうではなく、日銀が日本人のためのコメントを出さない事を訝しんでいます。 赤字国債の増発なぞ、何の問題も無いことぐらい金融の究極のプロには明らかなことの筈ですから。 >国債がハイリスクであると貴方が主張するなら、 >それより、リスクが少ない投資を示しては如何か? .................................... >>1000兆円近くのマイナス抱える国の国債が、ローリスクである はず有りません。 ...................................... 政府や地方行政が借金しているのであって、 日本国自体は債権国(世界にお金を貸している側)ですから、ローリスクなのです。 .............................. >>リスク少なくて儲かる投資先は、今まで収益あげている中小企業、 個人向けです。商工ローン、サラ金、闇金すべて大もうけでしょ。 .................................. 儲けているかもしれませんがリスクが低いとはいえないのではないですか? ....................................... >>国債のような顔の見えない、暴落したらだれも責任とれないしとれ ないものを購入するのではなく、少なくともまだ正直な日本庶民を 信用することから銀行仕事始めたら? ............................................ 日本庶民を信用してて長期不況になって、担保価値が下がる、返済金が滞るなどで、不良債権が増え、銀行は倒産と合併の嵐じゃないのですか? 土地投機や株投機にお金を貸しただけで今の銀行の苦境があるのとは違うと思っているのですが? それと、北海道拓殖銀行が倒産した前後だったと思いますが、銀行の資産が公表されたなかで、最も、優良な資産内容の銀行の資産には60%近くの国債で占められていたとの報道があったと思いますし、日本で最も資産内容の良い生保はソニー生命らしくて、何故かと言うと運用先が国債中心だという事らしいです。 ........................................ >>国債買うことが投資と考えるような銀行家、いらないです。ほとん どの庶民の銀行のつきあい、コンビニでまず済むでしょ。 カネ貸してくれないなら、ほとんどの人銀行に用がないです。 >>最近思うのですが、日々銀行員どんな仕事しています。 ほとんどの手数料仕事コンビニで済むでしょ。時給850円の主婦 フリーターでさばけます。 >>今の日本の銀行、郵貯も含めて、金預かる資格まず無いに等しいで す。その人たちが投資先がないと言われても、私解りません。 ....................................... お怒りの気持ちが解からないわけではありません。 しかし、真実とは違って、無実の者を攻め立てているのかもしれませんよ。 同士討ちをしないように用心が必要です。 なお、私は銀行関係者ではありません。 |
▼Gokai Sezutomoさん: 「資源」と「お金」の問題は議論の本質ではないので余り深入りしたくはないのですが、事実だけは指摘します。 Gokai Sezutomoさんは(45088)でこのように仰っています。 (引用開始) ご再読有難うございました。 けれども下記のご質問に該当する内容の文面が新正統派の論の中で、どこに記述されているのでしょうか? もしかして、資源=資産として捉えられているということではないですよね? 私は国債発行時に「資源」が減少するとは考えていませんし、国債償還時に資源が戻ってくると言った覚えもありませんので説明の仕様が無いのです。 (引用終わり) これはGokai Sezutomoさんが(44567)でなさった下記の発言と矛盾します。 (引用開始) 私はそのように読み取りませんでした。 新正統派が言う負担とは、国民が使える資源の量が減少するという意味だと思います。 例えば、100の資源のうち、通常なら、20対80の割合で政府と国民が資源を消費するところを、赤字国債を発行して、政府が使える資源量を30にしたとすると国民の使用量は70に減少します。 80→70、この10の減少量のことを現役世代の負担といっているのではないでしょうか? (引用終わり) さらに貴方は確かに「国債償還時に資源が戻ってくると言ってはいませんが」国債償還時に「資源」が戻ってこないとすれば、負担は国債償還時の世代に先送りされることになりますので、貴方の主張と矛盾することとなります。 さて、このスレッドはGokai Sezutomoさんのイワオさんに対する返信ですので私が答えるのはおかしいのですが、重要な論点が述べられていますので、敢えて使わせていただきます。イワオさん申し訳ありません。 Gokai Sezutomoさん >その通りです。日銀は国債相場をコントロール出来ます。 日銀は国債相場をコントロールすることはできません。 日銀が大きな影響力を持つのは短期金融市場においてです。貴方がこれまであげられてきたコントロール手法も、すべて短期金融市場におけるものです。 しかし短期金融市場と長期金融市場に分類される国債市場は別物です。国債は長期金利の代表的な指標とされています。短期金利と長期金利の変動要因が異なることに注意しなくてはなりません。 (参考) http://www.boj.or.jp/wakaru/seisaku/wlterm.htm 長期金利は、期待インフレ率、期待潜在成長率、リスクプレミアムの予測によって 変動します。もし、日銀が国債相場をコントロールできるなら、これらの要因すべてをコントロールすることができることになりますが、それは現実と明らかに異なります。 私は以前述べたとおり、景気の回復により期待潜在成長率が上昇して長期金利が上昇するのなら、それは税収の増加を同時に伴うでしょうから、あまり問題にはならないと考えています。 しかし、国債残高の増加によって、本来無リスク資産であるはずの国債にリスクプレミアムが認識されて長期金利が上昇(国債相場の下落)が起こるようなら、経済の大混乱を引き起こす恐れがあると考えています。と、いうわけで、 >そうではなく、日銀が日本人のためのコメントを出さない事を訝しんでいます。 >赤字国債の増発なぞ、何の問題も無いことぐらい金融の究極のプロには明らかなことの筈ですから。 赤字国債の増発はやはり問題なのです。 |
▼questiontimeさん:こんにちは >「資源」と「お金」の問題は議論の本質ではないので余り深入りしたくはないのですが、事実だけは指摘します。 正しい事実の認識の共有が無ければ議論は食い違うものなので当然だと思います。 >Gokai Sezutomoさんは(45088)でこのように仰っています。 >私は国債発行時に「資源」が減少するとは考えていませんし、国債償還時に資源が戻ってくると言った覚えもありませんので説明の仕様が無いのです。 > >これはGokai Sezutomoさんが(44567)でなさった下記の発言と矛盾します。 >私はそのように読み取りませんでした。 >新正統派が言う負担とは、国民が使える資源の量が減少するという意味だと思います。 >例えば、100の資源のうち、通常なら、20対80の割合で政府と国民が資源を消費するところを、赤字国債を発行して、政府が使える資源量を30にしたとすると国民の使用量は70に減少します。 >80→70、この10の減少量のことを現役世代の負担といっているのではないでしょうか? 上記は、国債発行によって、資源の分配比率が変わり、国民の使用する資源の量は減少するが、 換わりに、政府の使用する資源量は増加するといっており、 トータルすると現在世代での資源量が変化すると言っておりません。 >さらに貴方は確かに「国債償還時に資源が戻ってくると言ってはいませんが」国債償還時に「資源」が戻ってこないとすれば、負担は国債償還時の世代に先送りされることになりますので、貴方の主張と矛盾することとなります。 > 現在世代の使用できる資源量と将来の世代の使用できる資源量との関係は、 閉ざされた空間という条件だけで考えれば、 現在のような景気の低迷状態では資源の消費量は比較して少なく、従って、その分の資源を将来に贈る(残す)訳ですから、 将来世代にとっては良いことです。 ただ景気が悪いから、良くするために政府が使ってやるということはその資源の減少に繋がりますので将来世代にとっては悪いことです。 ただこれらのことは国債の償還とは無関係で、 国債の発行や償還は資源の分配比率にかかわる問題と景気にかかわる問題ですが、 誤解の無いように、念のため申し上げると、 「国債の発行と償還が景気にかかわる」問題は、世間で信じられている常識と、事実とはかけ離れて違うものだということです。 そのことを新正統派経済学は指摘しています。 ただし、サミュエルソン氏、野口悠紀夫氏、井上健吾氏は、財政赤字に関しては、意見を同じうすると思いますが、その学派ではないと思います。 国債相場についてはスレッドを改めますのでよろしくお願いします。 |
▼questiontimeさん: またも、良い資料を有難うございます。 けれども貴方のご主張が正しいことの証明にはなっていませんよ。 結論だけを見れば確かに日銀はコントーロールが出来ないような表現をしていますが、内容をよく読解すればそうではない事が解かります。 そのためにはデジタル思考をアナログ思考に切り替える必要がありましたのですがね。 >(参考) >http://www.boj.or.jp/wakaru/seisaku/wlterm.htm > >長期金利は、期待インフレ率、期待潜在成長率、リスクプレミアムの予測によって まず、長期金利は国債と連動します。このことは お示しのURLの中の「長期金利と短期金利の決まり方の違い」から、下記に転載します。 転載開始 「なお、新聞等で長期金利の動きが報じられる時は、債券、特に長期国債(満期までの期間が10年弱のもの)の値動きがしばしば取上げられます。これは、債券を売る(供給する)ということは長期資金を調達(需要)する、債券を買う(需要する)ということは運用(供給)するということなので、債券「相場」の動きが、長期金利の動きをそのまま表すからです。債券「相場」が値上がりすれば長期金利は低下、値下がりすれば長期金利は上昇というように、長期金利も「相場」として動くということです。」転載終了 つまり、上記転載文より、金利をコントロールできるなら国債相場は、細部は別として、大きな流れはコントロールできることになります。 過去、日銀は公定歩合という目安に従って、金利をコントロールしてきました。 それに失敗したことは一度も無いはずです。 そして、金利のコントロールは日銀の専管事項でもあったのです。 それが今更出来ないというのはおかしな話です。 そして、今、問題にしているのは「国債の暴落」についてです。 「国債の暴落=金利の急騰の図式が成り立つ」・・と日銀のホームページにも書かれているのですから、 金利がコントロールできるのなら、 国債価格も概ねコントロールできる。・・・ということになりませんか? >変動します。もし、日銀が国債相場をコントロールできるなら、これらの要因すべてをコントロールすることができることになりますが、それは現実と明らかに異なります。 これらの要因の中で重要なものは、インフレ予測です。 日銀の政策決定会合の後のコメントで、 景気予測やインフレ予測に従って、金利を何%上げるやら、下げるやらのコメントがあった筈です。一昔前まではこれが主体であったのです。そして、2000年ごろから、量的金融調節に主体が移っています。 つまり、日銀が今後どのような金融調節を行なうかを予測して、日銀の目標とする金利を予測して、市場は国債を売買もします。しかし予測だけでは「暴落」は継続しません。日銀が予測とは反対行動を取れば、「暴落」はたちまちに「急騰」に変わります。 このときの日銀の反対行動とは、 つまり、国債の買いオペによる現金の供給です。 この過去に供給した分も含めての現金の供給総量が国債も含めての債券価格の決定要因(需給バランス)というのが現実で、日銀のHPの強調した(?)結論とは異なります。 というよりも日銀はこのことに言及していないと読解するべきなのです。 そしてこの現金の総量、 つまり、マネタリーベース=(発行済み日銀券+日銀当座預金残高)は日銀の行動だけによって、変動するものであって、 金融機関や個人・企業の資本逃避や実物資産の購入等の行為によって変動するものではないのです。 くれぐれも日銀のHPの結論だけで、事実を判断することの無いようにお願いします。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >過去、日銀は公定歩合という目安に従って、金利をコントロールしてきました。 >それに失敗したことは一度も無いはずです。 >そして、金利のコントロールは日銀の専管事項でもあったのです。 >それが今更出来ないというのはおかしな話です。 かつて、預金金利や貸出金利が公定歩合と連動して一斉に動いた規制金利の時代ならともかく金利が自由化された現在、公定歩合の役割は「コールレートの上限を画す」ものになっていることは前にもご紹介したとおりです。 したがって、「公定歩合操作ができるから日銀は市中金利のコントロールができる」というのは、かつては正しかったかもしれませんが、現在では明らかに誤りです。 >そして、今、問題にしているのは「国債の暴落」についてです。 >「国債の暴落=金利の急騰の図式が成り立つ」・・と日銀のホームページにも書かれているのですから、 >金利がコントロールできるのなら、 >国債価格も概ねコントロールできる。・・・ということになりませんか? 私は、日銀は長期金利をコントロールすることができないから国債価格もコントロールすることはできないと申し上げています。短期金利が日銀の金融調整の大きな影響下にあることは間違いありませんが、長期金利と短期金利では変動要因が異なるのです。そして、長期金利の変動要因を日銀がコントロールできないことは明らかです。 >これらの要因の中で重要なものは、インフレ予測です。 >日銀の政策決定会合の後のコメントで、 >景気予測やインフレ予測に従って、金利を何%上げるやら、下げるやらのコメントがあった筈です。一昔前まではこれが主体であったのです。そして、2000年ごろから、量的金融調節に主体が移っています。 > >つまり、日銀が今後どのような金融調節を行なうかを予測して、日銀の目標とする金利を予測して、市場は国債を売買もします。しかし予測だけでは「暴落」は継続しません。日銀が予測とは反対行動を取れば、「暴落」はたちまちに「急騰」に変わります。 >このときの日銀の反対行動とは、 >つまり、国債の買いオペによる現金の供給です。 >この過去に供給した分も含めての現金の供給総量が国債も含めての債券価格の決定要因(需給バランス)というのが現実で、日銀のHPの強調した(?)結論とは異なります。 >というよりも日銀はこのことに言及していないと読解するべきなのです。 > >そしてこの現金の総量、 >つまり、マネタリーベース=(発行済み日銀券+日銀当座預金残高)は日銀の行動だけによって、変動するものであって、 >金融機関や個人・企業の資本逃避や実物資産の購入等の行為によって変動するものではないのです。 オペレーションなどの金融調整も直接的には短期金融市場に対するものです。短期金利水準が長期金利に影響を与えることを否定はしませんが、長期金利の「予測」については、要因の持続可能性が問題になります。貴方が挙げられた例で言えば、「日銀はいつまで量的緩和政策を続けるのか」あるいは「デフレはいつまで続くのか」を市場がどのように判断するか問題です。今後、名目物価上昇率が0%を上回った場合でも日銀は量的緩和を続けるでしょうか?もしそんなことをすれば、即インフレを招くことになります。今は市場が「当面はデフレが続く」と見ているから長期金利が上昇していないと見るべきです。 そして、私が最も心配しているのは「国債残高がこれだけ大きくなったが、国は本当に国債を償還することができるのか」という疑念が生じることです。実際に償還が続いていたとしても、この疑念だけで長期金利は上昇するでしょう。そしてその時は、国債が金利のベースになっているだけに、経済の混乱は避けられないのです。 >くれぐれも日銀のHPの結論だけで、事実を判断することの無いようにお願いします。 日銀HPは、最もわかりやすい解説を載せているから選んだまでです。短期金利の変動要因と長期金利の変動要因が異なることは、日銀だけが主張していることではありません。 |
▼questiontimeさん: >かつて、預金金利や貸出金利が公定歩合と連動して一斉に動いた規制金利の時代ならともかく金利が自由化された現在、公定歩合の役割は「コールレートの上限を画す」ものになっていることは前にもご紹介したとおりです。 「コールレートの上限を画す。」・・という意味は、短期金融市場においての金利の自由な上昇を許さないという意味なのではないのですか? 確かに下限については言及していないですね。 そういう意味では金利下落においてはコントロールしていませんという意思表示ですね。 でも今は金利上昇のことを話しているのではないのですか? 「「上限を画す。」ということは金利上昇をコントロールしていることだと思うのですが。つまり、国債の下落をコントロールしていることでしょう。 >私は、日銀は長期金利をコントロールすることができないから国債価格もコントロールすることはできないと申し上げています。短期金利が日銀の金融調整の大きな影響下にあることは間違いありませんが、長期金利と短期金利では変動要因が異なるのです。そして、長期金利の変動要因を日銀がコントロールできないことは明らかです。 > マネタリーベースの量と国債価格との関連性についての考察はどうですか? この需給関係を無視しての内国債残高増大について恐れるのは、 「水鳥の羽音に怯える平家」に似ています。 想像を膨らませ、架空の現象に怯えているのです。 金融機関は有り余る現金を日銀から渡されれば国債を買うしか方策がないのです。 従って暴落などするわけがないと思います。 是非、このことを否定する知見をお願いします。 この需給関係で国債価格が決定され、そして金利が自由にコントロールされているのです。 >オペレーションなどの金融調整も直接的には短期金融市場に対するものです。短期金利水準が長期金利に影響を与えることを否定はしませんが、長期金利の「予測」については、要因の持続可能性が問題になります。貴方が挙げられた例で言えば、「日銀はいつまで量的緩和政策を続けるのか」あるいは「デフレはいつまで続くのか」を市場がどのように判断するか問題です。今後、名目物価上昇率が0%を上回った場合でも日銀は量的緩和を続けるでしょうか?もしそんなことをすれば、即インフレを招くことになります。今は市場が「当面はデフレが続く」と見ているから長期金利が上昇していないと見るべきです。 超インフレは物資の供給不足のときに起こるものという認識です。 経済の混乱を招くインフレが起こるためには、貿易赤字にならなければなりません。黒字である限りは資源の供給、製品の生産から物資の供給が可能となります。 従って混乱を招くインフレは起きません。 但し、外国資本が投資成果として、貿易黒字以上の外貨を持ち去る場合は別です。 だから、名目物価上昇率が0%を超えても量的緩和を続ければ、 即、経済的混乱を招くインフレになると決め付けるのは誤りだと思います。 >そして、私が最も心配しているのは「国債残高がこれだけ大きくなったが、国は本当に国債を償還することができるのか」という疑念が生じることです。実際に償還が続いていたとしても、この疑念だけで長期金利は上昇するでしょう。そしてその時は、国債が金利のベースになっているだけに、経済の混乱は避けられないのです。 > 上記、貴方のご心配について、新正統派経済学や野口氏、サミュエルソン氏、井上氏が否定しています。 もう一度、彼らの論を再読することをお勧めします。 尚、私も、「税収増がほしいのなら」というスレッドを立てました。 http://www.6410.jp/bbs/c-board.cgi?cmd=one;no=45432;id=sougou これは、税率を上げることなく税収を上げ、 どうしてもしたいのなら、国債を全て償還し、残高ゼロにすることも可能という意味合いも含んでいます。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >「コールレートの上限を画す。」・・という意味は、短期金融市場においての金利の自由な上昇を許さないという意味なのではないのですか? >確かに下限については言及していないですね。 >そういう意味では金利下落においてはコントロールしていませんという意思表示ですね。 >でも今は金利上昇のことを話しているのではないのですか? >「「上限を画す。」ということは金利上昇をコントロールしていることだと思うのですが。つまり、国債の下落をコントロールしていることでしょう。 コールレートは短期金利です。短期金利が日銀の強い影響下にあることは認め手います。しかし、だからといって長期金利をコントロールできることにはなりません。 もう一つ。ご存知のように現状の翌日物コールレートの金利水準はほぼゼロ。公定歩合は0.10%です。この状況で普通なら公定歩合で資金調達しようという金融機関はいません。(公定歩合による)日銀貸出は、コールレートで調達できなくなった金融機関のための最後の手段として残されているのです。どうか、以前紹介した日銀のHPを再読願います。 >マネタリーベースの量と国債価格との関連性についての考察はどうですか? >この需給関係を無視しての内国債残高増大について恐れるのは、 >「水鳥の羽音に怯える平家」に似ています。 >想像を膨らませ、架空の現象に怯えているのです。 >金融機関は有り余る現金を日銀から渡されれば国債を買うしか方策がないのです。 >従って暴落などするわけがないと思います。 >是非、このことを否定する知見をお願いします。 >この需給関係で国債価格が決定され、そして金利が自由にコントロールされているのです。 > 今、マネタリーベースを増減させることと、将来の供給がどうなるかを「予測」することはまったく異なることです。今どんなに潤沢に資金が供給されていても、将来的に資金が供給できなくなると市場が「予測」すれば長期金利は上昇し得ます。 (字数制限のため中略) >上記、貴方のご心配について、新正統派経済学や野口氏、サミュエルソン氏、井上氏が否定しています。 >もう一度、彼らの論を再読することをお勧めします。 以前から指摘しておかねばならないと思っていたことですが、貴方が挙げた野口悠紀夫氏の論文は1998年の5月に発表されたもので、橋本政権の財政均衡策を批判したものであって現在の政策を批判したものではありません。井上氏の論文については発表時期不明ですが、内容からしてやはり橋本政権の財政均衡策を批判したものと考えられます。 野口氏について言えば、彼のHPを検索しても、この論文以外に国債の積極的増発を主張している論文はありません。 彼らは、国債残高がGDPの140%を超えている今も同じ主張をするのでしょうか? 両者の論を再読しても、彼らが「いくら国債を発行しても大丈夫だ」と主張しているとは思われません。両者の論文のどこを読めばにそのような意味にとれるのか、是非ご指摘ください。 (字数制限のため一部略) >これは、税率を上げることなく税収を上げ、 >どうしてもしたいのなら、国債を全て償還し、残高ゼロにすることも可能という意味合いも含んでいます。 スレッドは拝見しました。 いったいどうしたらそんなことができるのですか?是非具体策をお示しください。 |
▼questiontimeさん: >今、マネタリーベースを増減させることと、将来の供給がどうなるかを「予測」することはまったく異なることです。今どんなに潤沢に資金が供給されていても、将来的に資金が供給できなくなると市場が「予測」すれば長期金利は上昇し得ます。 > 質問内容を絞ります。 上記で「将来的に資金が供給できなくなると...」・・・という意味は、 日銀が供給できなくなる場合を想定しているのですか? それは何故、資金を供給できなくなるのですか? ここらあたりが会話が食い違わないためには必要なことと思えました。 恐れ入りますがよろしくお願いします。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >▼questiontimeさん: >>今、マネタリーベースを増減させることと、将来の供給がどうなるかを「予測」することはまったく異なることです。今どんなに潤沢に資金が供給されていても、将来的に資金が供給できなくなると市場が「予測」すれば長期金利は上昇し得ます。 >> >質問内容を絞ります。 >上記で「将来的に資金が供給できなくなると...」・・・という意味は、 >日銀が供給できなくなる場合を想定しているのですか? >それは何故、資金を供給できなくなるのですか? > >ここらあたりが会話が食い違わないためには必要なことと思えました。 >恐れ入りますがよろしくお願いします。 物価上昇が始まれば資金供給を絞って金融を引き締めるのが定石です。国債価格維持のために金利上昇局面でも金融緩和を続けなければならないのなら本末転倒です。 さて、上記の私の回答は貴方の以下の質問に対してのものです。 >マネタリーベースの量と国債価格との関連性についての考察はどうですか? >この需給関係を無視しての内国債残高増大について恐れるのは、 >「水鳥の羽音に怯える平家」に似ています。 >想像を膨らませ、架空の現象に怯えているのです。 >金融機関は有り余る現金を日銀から渡されれば国債を買うしか方策がないのです。 >従って暴落などするわけがないと思います。 >是非、このことを否定する知見をお願いします。 >この需給関係で国債価格が決定され、そして金利が自由にコントロールされているのです。 > ここでもう一つ、違った側面からの回答をしておきます。 1.繰り返しになりますが、日銀の資金供給効果は直接的には短期金融市場に対する効果であって長期金利の変動要因はまた別なのです。 2.あなたは「金融機関は有り余る現金を日銀から渡されれば国債を買うしか方策がないのです。」と仰っていますが、日銀は金融機関に対して現金をただで渡すわけではなく、自らの資産を売るか担保に入れるかによって日銀から現金を引き出すのです。その現金が預金者に払い戻されるのでなければ、金融機関は現金でもちつづけるか別の資産に振り向けるわけですが、その資産がなぜ国債に限られるのでしょうか。金融機関本来の役割からすれば、国債を買い直すよりも民間への融資に回ったほうが良いのではないですか。 日銀、金融機関こぞって本来の役割を放棄しても国債の価格を維持のために働けというのは、やはり本末転倒の主張だと考えます。 |
▼questiontimeさん: >今、マネタリーベースを増減させることと、将来の供給がどうなるかを「予測」することはまったく異なることです。今どんなに潤沢に資金が供給されていても、将来的に資金が供給できなくなると市場が「予測」すれば長期金利は上昇し得ます。 > 質問内容を絞ります。 上記で「将来的に資金が供給できなくなると...」・・・という意味は、 日銀が供給できなくなる場合を想定しているのですか? それは何故、資金を供給できなくなるのですか? ここらあたりが会話が食い違わないためには必要なことと思えました。 >物価上昇が始まれば資金供給を絞って金融を引き締めるのが定石です。国債価格維持のために金利上昇局面でも金融緩和を続けなければならないのなら本末転倒です。 > ということは、 「日銀が資金供給できなくなることではなく、日銀が資金供給をしなくなる」と市場が予測する・・という言い方のほうが正しい言い方なのですね。 ーーできなくなるではありませんね。ーー >ここでもう一つ、違った側面からの回答をしておきます。 >1.繰り返しになりますが、日銀の資金供給効果は直接的には短期金融市場に対する効果であって長期金利の変動要因はまた別なのです。 日銀の資金の供給方法は 1)公開市場操作 2)相対取引 3)外為市場 の3通りと、ものの本には載っていたように思いますが、 短期金融市場における資金供給はその一部に過ぎないのではないでしょうか? それから公開市場操作については、下記URLでは、・・金利調節・・と明言しています。貴方の言い方とは異なっていますね。整合性はどうなのでしょうか? ー金融政策3つの手段ー http://www.findai.com/yogo/0051.htm >2.その現金が預金者に払い戻されるのでなければ、金融機関は現金でもちつづけるか別の資産に振り向けるわけですが、その資産がなぜ国債に限られるのでしょうか。 国債に限られるのではなく、現金の行方の最終的手段として、日銀の売りオペの手段に参加するということです。 >金融機関本来の役割からすれば、国債を買い直すよりも民間への融資に回ったほうが良いのではないですか。 民間への融資に廻したお金は、そこで消失してしまわないで、他の金融機関へ回るか、企業か個人のタンス預金になりますね。 ここでタンス預金の全国規模での量を一定とすると、他は全て金融機関に戻るわけですから、その現金は運用先を探して、公開市場に集まってくるのではないのでしょうか? そこで、日銀の資金回収操作、つまり売りオペに出会って初めて、資金(現金)は消失すると思います。 この売りオペが、銀行側から見れば、国債を買う行為となるわけです。 間違っていますか? >日銀、金融機関こぞって本来の役割を放棄しても国債の価格を維持のために働けというのは、やはり本末転倒の主張だと考えます。 私の認識では 国債価格の調節=金利の調節なのですから、 本末転倒どころか、 日銀の本来の業務であるわけです。 |
▼Gokai Sezutomoさん: 亀レス失礼 地方にどさ回りしていましたので。 >>赤字国債の増発なぞ、何の問題も無いことぐらい金融の究極のプ >>ロには明らかなことの筈ですから。 国債を増発する側にとっては当然問題ないでしょう。 暴落が始まったときの庶民側の被害は、すごく問題です。 >>>1000兆円近くのマイナス抱える国の国債が、ローリスクで >>>あるはず有りません。 >政府や地方行政が借金しているのであって、 >日本国自体は債権国(世界にお金を貸している側)ですから、ロー >リスクなのです。 教本の上だけで考えていませんか。 政府(行政)司法、立法の中で、政府だけが借金していて、その組 織の属する集合体の国家は、借金してない? で、国は外国にカネ貸しているから安心。 組織体の一部門が持つ借金は国の借金と同意語です。 それに債務は自由に出し入れできる普通預金みたいなものですか。 そうであれば、日本は安泰ですが。 表面にでている700兆円、外国への債務使って一気に減らしまし ょうよ。そうすれば、国債発行しなくとも良いわけですし。 でもこんな事簡単にできるのですか? >>>リスク少なくて儲かる投資先は、今まで収益あげている中小企 >>>業、個人向けです。商工ローン、サラ金、闇金すべて大もうけ >>>でしょ。 >儲けているかもしれませんがリスクが低いとはいえないのではな >いですか? 銀行の不良債権のように怖い方々がバックに居るわけで有りません から、リスク低いです。 >>>国債のような顔の見えない、暴落したらだれも責任とれないし >>>とれないものを購入するのではなく、少なくともまだ正直な日 >>>本庶民を信用することから銀行仕事始めたら? >日本庶民を信用してて長期不況になって、担保価値が下がる、返 >済金が滞るなどで、不良債権が増え、銀行は倒産と合併の嵐じゃ >ないのですか? 「日本庶民信用して」ですか? 銀行は庶民に金貸しましたか? 庶民の郵貯、財投で予算と同じように特殊法人につぎ込んだのは庶 民がそう望んだからですか? ひょとして、gokaiさん、すべてこの不況、庶民に責任有ると誤解 してませんか。 gokaiさん銀行の人ではないけど、お役所の方、か特殊法人所属で すか? >土地投機や株投機にお金を貸しただけで今の銀行の苦境があるの >とは違うと思っているのですが? 先ほども言ったように、担保物件とっての融資を投資と思っていた 銀行の方々の無能さがこの苦境を招いたのです。 >それと、北海道拓殖銀行が倒産した前後だったと思いますが、銀 >行の資産が公表されたなかで、最も、優良な資産内容の銀行の資 >産には60%近くの国債で占められていたとの報道があったと思い >ますし、日本で最も資産内容の良い生保はソニー生命らしくて、 >何故かと言うと運用先が国債中心だという事らしいです。 要は、銀行は国債以外有利な投資先を思いつかなかったと言うこと です。そんな仕事誰でもできるのでは。 で国債は現在のところまだ暴落してないだけで、絶対安心ではない 事は御承知ですよね。 >お怒りの気持ちが解からないわけではありません。 >しかし、真実とは違って、無実の者を攻め立てているのかもしれ >ませんよ。 怒ってはおりません、あきれているだけです。 それとどうでも良いことかもしれませんが 引用記号の「>」.....半角 と、全角の「>」は全く違う文字ですので。 混ぜると非常に読みづらくなります。 |
▼イワオさん: >組織体の一部門が持つ借金は国の借金と同意語です。 >それに債務は自由に出し入れできる普通預金みたいなものですか。 >そうであれば、日本は安泰ですが。 > 内国債の多少は日本の行く末とは無関係です。 >表面にでている700兆円、外国への債務使って一気に減らしまし >ょうよ。そうすれば、国債発行しなくとも良いわけですし。 >でもこんな事簡単にできるのですか? 貿易黒字、経常収支が黒字である限り、どうしてもしたいのであれば、政府債務をゼロにすることは可能です。但し、小学生レベルの算数の方法ではありません。 >ひょとして、gokaiさん、すべてこの不況、庶民に責任有ると誤解 >してませんか。 政府の累積債務増が大きな問題だと思い込んでいる考えが国民や国を取り返しのつかない悪いほうへ導くと思っています。 けれども、貴方にわかっていただくのは至難の技のように思えますので この件に関しては、取り敢えず貴方との会話を打ち切りにしたいと思います。 ごめんください。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >>組織体の一部門が持つ借金は国の借金と同意語です。 >>それに債務は自由に出し入れできる普通預金みたいなものですか。 >>そうであれば、日本は安泰ですが。 >内国債の多少は日本の行く末とは無関係です。 それが何回聞いてもよく解らないですが。 内国債発行して、予算不足の辻褄あわせするわけでよね。 実態経済の税金からの収入ではなく、借金の証文で水増ししている わけです。 国債がいまの発行総額でもまだ幸運にもバランスは保たれています。 今後はこの総額保ったままで大丈夫かどうかは誰も解りません。 ただ確実なのは、このまま国債を発行し続けるといつかカタストロ フが訪れると言うことです。 今年がピークで後は国債残高、発行額とも減るわけではありません。 もっと発行額が増加するのは確実です。 実態とかけ離れた借金証文(民間では手形とも言いますが)、後は 暴落しかないでしょう。 >>表面にでている700兆円、外国への債務使って一気に減らしま >>しょうよ。そうすれば、国債発行しなくとも良いわけですし。 >>でもこんな事簡単にできるのですか? >貿易黒字、経常収支が黒字である限り、どうしてもしたいのであ >れば、政府債務をゼロにすることは可能です。但し、小学生レベ >ルの算数の方法ではありません。 日本経済は日本だけで生きているわけではありません。実体経済で 国内債と貿易収支を相殺することなど不可能です。それが書類の上 での操作であっても世界経済への影響考えたらできるはずないじゃ ないですか。小学生レベルの社会科でも解ることです >>ひょとして、gokaiさん、すべてこの不況、庶民に責任有ると誤 >>解してませんか。 >政府の累積債務増が大きな問題だと思い込んでいる考えが国民や >国を取り返しのつかない悪いほうへ導くと思っています。 国債が一番安全な投資だと信じている考え方がすべてを誤らせてい ます。 確かに「北海道拓殖銀行が倒産した前後だったと思いますが、優良 な資産内容の銀行の資産には60%近くの国債で占」なのかもしれま せんが、逆に、銀行の投資先国債ですべて間に合うなら銀行の投資 部門不要ではないですか。 預金集める→国債購入→国債運用(ただそのまま置いておく) →運用益、預金者の利子と銀行員の給料固定費等の経費と利益出し た上、株主への配当を 上記のようなこと国債購入だけでできますか? >けれども、貴方にわかっていただくのは至難の技のように思えま >すので たぶん、私以外のこの掲示板ROMしてる方々もわからないと思い ます。 >この件に関しては、取り敢えず貴方との会話を打ち切りにしたい >と思います。 >ごめんください。 誰にでもわかるように、わかりやすく簡潔に説明できないなら仕方 有りませんね。 ごめんください。 |
▼イワオさん: >誰にでもわかるように、わかりやすく簡潔に説明できないなら仕方 >有りませんね。 >ごめんください。 このレスにて、貴方がまじめに議論されようとしていたのが良くわかりました。 けれども、この度はひとまず休憩にしたいと思います。 有難うございました。 それから、内国債の件に同意してくださった方のお名前を揚げさせていただきますと、順不同ですがpeaceさん、rerereさん、沈黙の初夏さんです。 誰もいないわけではありませんでした。 念のため申し添えます。 |
▼Gokai Sezutomoさん:こんにちは。お久しぶりです。 >それから、内国債の件に同意してくださった方のお名前を揚げさせていただきますと、順不同ですがpeaceさん、rerereさん、沈黙の初夏さんです。 >誰もいないわけではありませんでした。 >念のため申し添えます。 国債の問題などについては、Gokai Sezutomoさんの意見に全面的に 賛成しておりますが、賛成意見を投稿できなくて申し訳ありませんでした。 最近はモデムが壊れてしまい、一ヶ月近くもネットにつなげない上 に書き込む時間もなくなってしまいました。これからはほとんど書き込め なくなります。 財政の問題を知るのに良い本は、リチャードベルナー氏の本がわかり 易いと思います。関心のある方は一度読まれることをお勧めします。 ライブドア問題、竹島や海洋資源問題、人権法案など日本はいよいよ 外国勢力に蝕まれようとしています。大手メディアがそれらの手先と なって国民に本当のことを知らせないようにしていることに本当に 憤りを感じています。 |
▼rerereさん:ほんとにお久しぶりです。 >最近はモデムが壊れてしまい、一ヶ月近くもネットにつなげない上 >に書き込む時間もなくなってしまいました。これからはほとんど書き込め >なくなります。 そうですか、 事の重大さが良くわかっておられる、 rerereさんの投稿が減少するのはものすごく痛いです。 >ライブドア問題、竹島や海洋資源問題、人権法案など日本はいよいよ >外国勢力に蝕まれようとしています。大手メディアがそれらの手先と >なって国民に本当のことを知らせないようにしていることに本当に >憤りを感じています。 はい、 世界の歴史は庶民の常識の範疇を超えて、きっと動き出しているのでしょう。 起こってしまったこと、済んでしまったことであれば、 奇怪であろうとも 我々はそれをも、事後の認識として、何も違和感を感じないのかもしれません。 小泉首相やマスメディアのわき目もふらない様子は、何者かに、 目標を定められて、それをなぞる行動と理解すれば、解かりやすいし、 韓国大統領の不可解な言動や政策も、シナリオがあると思えば納得もいくが、 平時の常識では説明のつかないことなど、 疑いを持つには困らないのですが、日本人は本当に枠からはみ出しません。 などなど、いろんな意味で rerereさんのお力が必要なのですが仕方がありませんね。 お時間のあいたときに覗いてご助力くださればと思います。 |
▼rerereさん: >国債の問題などについては、Gokai Sezutomoさんの意見に全面的 >に賛成しておりますが、賛成意見を投稿できなくて申し訳ありま gokaiさんの説明わかりやすかったですか? >国債は国内ではもっとも安全な投資物件だと思います。 >もしこれが暴落するならそれは日本銀行の責任です。 >国債価格は日本銀行が自由にコントロールできるのですから。 >国債を暴落させたら、それは日銀の故意によるもので、日本国へ >の背信行為なのです。こんなあからさまな事はしないと思います >ので、暴落は無いといえますし、安全です。 要約すると 1)国債価格は日本銀行が自由にコントロールできるから安全。 そして、さらに 2)国債を暴落させたら、それは日銀の故意によるもので、日本国 への背信行為なので、暴落は無いといえますし、安全です。 以上二つの理由によって、結論(3)は 3)国債は国内ではもっとも安全な投資物件だと思います そこに(注)が付いて >比較して最も安全かどうかの話をしていたのでしょう。 >絶対安全かどうかの話ではない筈です。 (3)の<注> もっとも安全な投資物件の意味は、比較して最も安全と言うことで 「絶対安全」ではありません。 gokaiさんが意味するところよく解りません。 私は誤解おそれず言えば、こう解釈しました。 「日銀がコントロールできる状態なら国債は暴落しないので国内で は、比較して最も安全な投資です。」 うむ、「比較して」、「最も」二つの言葉は、位置で言えば180 度とは言いませんが、480度くらいの違いはあります。 でも二つ組み合わせるとそれなりの意味にとれますね。 今後参考にします。 一つ質問、 日本の中央銀行はここ100年の間、どんな状態であっても国債を コントロール、暴落は一回もなかったですか? 答えがノーであったなら、gokaiさんの考えは、比較的(便利な言 葉ですね)平穏な時代の話でしか有りません。 「日銀が」コントロールしきれない事態になったら、日本全体の貨 幣経済がダメになったときだから、考えてもしょうがないですか? 日本経済が崩壊しても、一億前後の日本人日々生活しなければなり ませんが? >ライブドア問題、竹島や海洋資源問題、人権法案など日本はいよ >いよ外国勢力に蝕まれようとしています。大手メディアがそれら >の手先となって国民に本当のことを知らせないようにしているこ >とに本当に憤りを感じています。 これはかなり違うように思います。 個々の問題、わけて考えた方が。 「ライブドア」 何百億も稼げる(投資によって)チャンスなのに日本の証券会社、 銀行何していたのですか。国債だけ抱え込んでそれしか投資じゃな いと思いこんで動かなかったのではないですか。 それを、外国勢力が!ですか。 日本の民族資本の証券会社、銀行の投資部門の人たち、情報さえも らえなかったのじゃないですか。 このケースでもまだ日本国債安全でベストな投資だと思いますか? 日本の企業家(ホリエモン)が外資系の融資受けたこと自体日本の 証券会社、銀行がその役割をはたしてない事実の証明です。 「リーマン・ブラザーズ」が日露戦争の戦費調達にも関連した、歴 史と実績ある会社だとしてもです。 (参考URL) http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1245427 日本も日本の会社も確か、歴史は一応あるのではないかと思います が、どうでしょう。 「竹島や海洋資源問題」 韓国や中国が相手ですが、長年自民党政権がほったらかしにしてい た問題でしょ。外国勢力がと恨むより、まず対応してこなかったし これからも無能そうな、外務省、自民政権に怒った方が近道。 いまの日本の経済力なら、韓国ともめることぐらい心配なしダメー ジは相手が大きい、中国へは日本はブラフ聞かせるくらいの力有り ます。 「人権法案」 大手メディア記者クラブ制と自主規制でコントロールできたが、雑 誌、フリーのジャーナリストがコントロールできないので、与党の 議員が必要と思った法案です。外国勢力云々は二の次三の次の話。 rerereさん、モデムが壊れたそうで、残念です。 できたらレス欲しいのですが、不可能ならgokaiさん、どうですか。 |
▼イワオさん:こんにちは >rerereさん、モデムが壊れたそうで、残念です。 >できたらレス欲しいのですが、不可能ならgokaiさん、どうですか。 私は今ちょっと疲れ気味なので、沈黙の初夏氏のご意見を貼り付けておきます。 引用開始 ><沈黙の初夏> >おつかれさま。 >通常使われている借金とは対等な系の間でのみ成立する概念ではないのか。 >だから、 >ある系aが系Aに属するとき、系Aは自分の内側の要素である系aへ >借金しても、いわゆる通常の借金とは意味が異なる。 >国という単位に我々個人と同じ意味で借金という概念を用いる時があるとすれば、 >それは国際収支(国債のこととは異なる)だけである。 >もちろん国債などを借金という名詞で呼ぶのも慣用としては >アリだろうが無用な混乱を作ってしまった。 >学問的立脚点に沿うなら、違う現象のものを同じ単語で呼んではいけないのである。 >このあたりの違いをうまく表現できる言葉があれば、ぐっと理解はしやすくなると思う。 >・・・ >古い経済学の権威にしがみついて、 >貴殿の説明するところを検証しようとしないヒトがいるようだ。 >経済学など発展途上、未完の学問の最たるものだ。 >この学問の完成度が、 >もうちょっとましであれば世界はここまで混乱すまいに。 >こういう事実があるにもかかわらず、 >どうして庶民は検証に入るまえに権威を求めてしまうのだろうか。 >困ったものだ。 >やや私の守備範囲外だが、 >槌田環境経済論によれば従来の経済学では貿易商の存在が隠蔽されてきた。 >貿易商の存在を経済学に組み込むと、 >貿易でもうけるのは(豊かになるのは)貿易商だけであるらしい。 >私もまだ自分の中で咀嚼が終わってないので断じることはできない。 >が、 >現在の地球が国際流通機構(主に米国)の食い物にされている事実がある。 >つまり自由貿易というのは全然自由ではなかったのである。 >賢いものに善意のアホウども(愚民)が食い物にされるのは今後も続くであろう。 >最近の民営化論・・・このスレッドがよく物語っている。 >参考URLは賢いヒトだけが目を通せばよい。 http://env01.cool.ne.jp/ss02/ss021/tsutida002.htm#014 引用終了 |
▼イワオさん: >「人権法案」 > >大手メディア記者クラブ制と自主規制でコントロールできたが、雑 >誌、フリーのジャーナリストがコントロールできないので、与党の >議員が必要と思った法案です。外国勢力云々は二の次三の次の話。 人権擁護法案・憲法改正国民投票法案に反対する日本ペンクラブ記者会見 (2005年3月15日) 次のサイトで視聴できます。(無料) http://www.videonews.com/ 護憲の方々には、憲法の根本原則の一つである、精神の自由、その表現の自由について、それはいつか起こるかもしれない危機ではなく、身近な、切迫した危険なのですから、より多くの関心と訴えをしていただきたいものです。 文書配布問題もしかり。ひとつひとつの憲法問題について、ささやかながら意見を言うことが憲法を本当に地に足をつけて考える、守るのなら守ることになるのではないでしょうか。 |
rerere さん、こんにちは。 > 財政の問題を知るのに良い本は、リチャードベルナー氏の本が > わかり易いと思います。関心のある方は一度読まれることをお勧め > します。 たとえば、こういうのですね。 『なぜ日本経済は殺されたか』 (リチャード・A・ヴェルナー、吉川元忠著、講談社、2003年) http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_list.jsp とても面白そうな本ですね。ご紹介、ありがとうございます。 > 最近はモデムが壊れてしまい、一ヶ月近くもネットにつなげない上 > に書き込む時間もなくなってしまいました。これからはほとんど > 書き込めなくなります。 どういったご事情かわかりませんが、またお会いできるときを、 ずっと、お待ちしています。それまで、どうかお元気で。 |
questiontimeさん、Gokai Sezutomo さん、イワオさん、こんばんは。 「財政健全主義は正しいのか」と言うテーマは今の日本にとって、非常に重要なテーマでもあり、老人党が議論すべきテーマだと思います。しかし、素人には解かり難いテーマでもあります。そこで、素人のために、今までの皆様の議論を纏めるとどうなりますか。すこしずつ纏めてもれえませんか。よろしくお願いします。 |
▼あおばびとさん: >「財政健全主義は正しいのか」と言うテーマは今の日本にとって、 >非常に重要なテーマでもあり、老人党が議論すべきテーマだと思 >います。しかし、素人には解かり難いテーマでもあります。そこ >で、素人のために、今までの皆様の議論を纏めるとどうなります >か。すこしずつ纏めてもれえませんか。よろしくお願いします。 私もマクロ経済に関しては素人です。 ミクロ経済に関しては、ずぶずぶの体験者です。 gokaiさんが仰ることは、 「国債は発行されても、その額は何らかの形で使われるのだから無 駄ではない、結局国民全体に返ってくるものだから、将来の負担に はならない。」 ではないかと思うのですが 1兆、2兆(それでも大きな金額ですが)ならまだ気楽に発行して もOKでしょうが、20兆、30兆を毎年なら国債暴落の危険性が どんどん増していきます。しかも700から1000兆の赤字があ る日本です。 常に、gokaiさんは「国債が暴落しないなら」という前提で話が始 まっています。 理由は、日本銀行がコントロールできるから。 で絶対国債は暴落しませんかとお聞きしたところ、絶対ではありま せん比較的ですと、トーンダウン。 しかし国債以外に安全な投資はないとおっしゃる。 「投資」を広辞苑で引くと 1)利益を得る目的で事業に資金を投下すること 2)元本の保全とそれに対する一定の利回りを目的として貨幣資本 を証券化すること。 通常の皆さんのイメージは(1)です。そのイメージを利用してgo kaiさんは(2)で話を語ります。 (2)でも銀行を運営していくことはできますが、日本の大手銀行 のサイズを国債使って(2)の方法では不可能です。一定の利回り では経費が不足します。(短期的には、国の補助金が何らかの形で あれば可能) 要は国債は、日本の大手銀行の企業活動にそれだけでは十分ではあ り得ません。安楽死目指すなら悪くはありませんが。 結果、国債は銀行の投資対象としてはベストではありません。 別の意味でgokaiさんの言い分は 「人間死ぬまで、絶対死にません。だから安全です。」 「国債暴落は、ほぼ無いけども、もし暴落するときは日本経済が全 体的にだめになっているからそう言う前提は考えません。」 ではないかと思います。 間違ってませんけどもね。 |
イワオさん、こんばんは。ご返事、ありがとうございました。 解からない点がいくつかありますので、いくつか質問をさせて下さい。 >私もマクロ経済に関しては素人です。 >ミクロ経済に関しては、ずぶずぶの体験者です。 マクロ経済とは、「経済を捉える際に、一国の経済全体をみるもの。経済の三態(政府・企業・家計)を総体としてみる。」 ミクロ経済とは、「経済を捉える際に、経済の基本単位である、企業や家計など個別の主体をみるもの。」でいいですか。もし、これでいいなら、大抵の人は私を含めて、ミクロ経済に関しては『ずぶずぶの体験者』と言うことでよろしいですか? >gokaiさんが仰ることは、 >「国債は発行されても、その額は何らかの形で使われるのだから無 >駄ではない、結局国民全体に返ってくるものだから、将来の負担に >はならない。」 >ではないかと思うのですが 実は「国債がいくら発行されても将来の負担にはならない。」と言うことが理解できないのです。この点は、gokaiさんに聞いてみます。 >常に、gokaiさんは「国債が暴落しないなら」という前提で話が始 >まっています。 >理由は、日本銀行がコントロールできるから。 >で絶対国債は暴落しませんかとお聞きしたところ、絶対ではありま >せん比較的ですと、トーンダウン。 >しかし国債以外に安全な投資はないとおっしゃる。 イワオさんは、国債は暴落するとお考えですか?どういう時に暴落しますか? 私は、国債は国家が保証しているので、めったに暴落しないと単純に素人的に考えています。暴落するときは、国家が破産して、超インフレになった時位ではないでしょうか? |
▼あおばびとさん:こんにちは >「財政健全主義は正しいのか」と言うテーマは今の日本にとって、非常に重要なテーマでもあり、老人党が議論すべきテーマだと思います。しかし、素人には解かり難いテーマでもあります。そこで、素人のために、今までの皆様の議論を纏めるとどうなりますか。すこしずつ纏めてもれえませんか。よろしくお願いします。 有難うございます。 仰るとおり大変重要なテーマです。 これを如何に理解するかによって、将来の日本が再び浮かび上がれるか?或いは沈んだままなのかが日本人自身で決定できなくなる可能性を秘めています。 イワオさんやquestiontimeさんのご主張は微妙に温度差はありますが、健全財政主義です。それでなければなければ、およそ次のことが起こるだろうとの事です。 財政悪化→信用不安→資本逃避→円安→超インフレ・・・ざっとこんなところだと思います。 これについては佐藤圭さんが良い新聞記事を紹介してくださっています。 時々TVにも出られるどこかの大学の教授である小林慶一郎氏の解説です。 http://www.6410.jp/bbs/c-board.cgi?cmd=one;no=45004;id=sougou 小林氏のご主張はいわゆる、「破滅本」と同じで、健全財政にしないと日本は破滅するぞ・・との脅しです。 イワオさん、questiontimeさんのお二人もほぼ同様のご見解のようです。 私はそのような誤った解釈が日本を取り返しのつかない国の形態にしてしまうのだから、健全財政主義は誤りだといっています。 そしてそれと同様の意見を持つ方に、サミュエルソン氏、野口悠紀夫氏、井上謙吾氏、そして新正統派経済学のラーナー氏がいるとご紹介させていただきました。 http://www.6410.jp/bbs/c-board.cgi?cmd=one;no=43921;id=sougou 尚その後は 国債は安全か?危険か?の議論です。 つづきはイワオさんが面白い(微妙に異なる解釈)レスを返されましたのでそちらで述べたいと思います。 |
Gokai Sezutomoさん、こんばんは。ご返事ありがとうございました。 >イワオさんやquestiontimeさんのご主張は微妙に温度差はありますが、健全財政主義です。それでなければなければ、およそ次のことが起こるだろうとの事です。 >財政悪化→信用不安→資本逃避→円安→超インフレ・・・ざっとこんなところだと思います。 私もどちらかと言うと、健全財政主義の方です。その観点から質問をさせてもらいます。 Gokai Sezutomoさんは「国債がいくら発行されても将来の負担にはならない。」とお考えですか、それは、国際収支が黒字のうちだけと考えて良いですか? 将来の負担にならないとは、国債を償還する時は、新たな国債を発行して、それで償還すれば良いと言うことですか? それから、どれ位まで国債が発行されても、将来の負担にならないのですか?無限大ですか? |
▼あおばびとさん:こんにちは。 >私もどちらかと言うと、健全財政主義の方です。その観点から質問をさせてもらいます。 > >Gokai Sezutomoさんは「国債がいくら発行されても将来の負担にはならない。」とお考えですか、それは、国際収支が黒字のうちだけと考えて良いですか? 経常、貿易収支が赤字になるのに国債を発行し続けるとインフレが起こります。 この場合、将来負担の云々とは無関係です。 >将来の負担にならないとは、国債を償還する時は、新たな国債を発行して、それで償還すれば良いと言うことですか? 政府からみた国債の発行というのは民間へのマネーの供給と解釈したほうが正しいと思います。しかし、こんな事を言っても、ちんぷんかんぷんですよね。 じつは、現代貨幣システムには一般の人々に知られていない重大な事実が多々あります。 国債についても、ただの借金という目で見るのではなく、貨幣システムという観点から見る必要があります。 恐れ入りますが、国債発行が何故、民間へのマネーの供給になるのかのメカニズムについて現実をなぞって説明した投稿文があります。 下記URLより転載しますのでご覧下さい。 http://s6410.sakura.ne.jp/log/bbs_sougou/tree_243.htm#2824 転載開始・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ >ところが、現在のように国債をどんどん増やしていくことは、かなり際どい事態をも予測しておく必要があります。国債の発行限度は、国民の金融資産が限度といってもいいでしょう。つまり、1,400兆円程度までだ、ということです。なぜかというと、国は国民の金融資産を担保にして借金していることになるからです。 (Gokaiの返答) 私はここで殆んどの人が誤解をしているのだと思います。下記の式をご覧下さい。(三度目の記載ですので既にご覧になっておられるかもしれません。) 民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支・・伊藤元重著「マクロ経済学」より引用 つまり、この式によると右辺政府財政赤字が増えると、左辺民間貯蓄が増加するという世間常識から言うと実に違和感を感じる結論が出ます。しかしながらこれは事実のようです。 具体的にどういう図式でお金が流れるのかを検証しましょう。 まず、(1)民間が金融機関の口座に現金Aを入金します。 次に(2)金融機関が(1)の現金を使って国債を購入します。 このとき大事な事実があります。それは民間預金が金融機関によって元金を保証されていることです。つまり、口座上の預金金額の減少が無い。また、金融機関の金庫に現金の代わりに国債が保管された。 さらに(3)現金の行方は(2)の結果、日銀の政府口座に入金されています。 (4)政府はこの現金Aを例えば、公共事業費の報酬Aとして民間に支払う。 おかげで(5)金融機関における民間名義の口座には、(1)での金額Aと(4)での金額Aの合計額が通帳に記入され民間貯蓄は増加します。 つまり、民間貯蓄はAからA+Aに増加した。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・転載終了 上記転載のように、国債の発行は銀行の信用創造機能とほぼ同義なのです。 つまり、国債発行は単なる民間へのマネーの供給と考えたほうが適切で、将来負担になるとの発想は全くの的外れです。 ただし、思い通りの国債を発行することはその時点での日本国が使える資源(鉱物や人的な資源・・・お金のことではない。)の分配において、民間より政府のほうが割合が増えることを意味します。その意味で、現役世代が我慢しているという意味での現役世代の負担ではあります。 >それから、どれ位まで国債が発行されても、将来の負担にならないのですか?無限大ですか? マネーの民間への供給という観点から考えると、大量に国債を発行し続け、正しい分配が行われますと民間は皆がお金持ちとなり、大量の消費が始まります。 つまり輸入が増え始めます。そして、輸出より輸入が上回り始めますと、 もう民間へのマネーの供給は止めなくてはなりません。 でなければ円安やインフレが始まります。 つまり、日本国の実力以上の輸入(贅沢)は出来ないのが必然なのだと思います。 これが国債発行額の限度だと思います。但し、他のマネーとの総量を考慮する必要もあります。 ご質問有難うございました。 |
Gokai Sezutomoさん、こんばんは。早速のレス、ありがとうございました。 なんとか、光明が見えてきたような気がしますが、じっくり読まさせてもらって、それから、ご質問したいと思います。よろしく、お願いいたします。 |
Gokai Sezutomoさん、こんばんは。引き続きいくつか質問させていただきます。 >>Gokai Sezutomoさんは「国債がいくら発行されても将来の負担にはならない。」とお考えですか、それは、国際収支が黒字のうちだけと考えて良いですか? > >経常、貿易収支が赤字になるのに国債を発行し続けるとインフレが起こります。 >この場合、将来負担の云々とは無関係です。 この点は理解いたしました。 >>将来の負担にならないとは、国債を償還する時は、新たな国債を発行して、それで償還すれば良いと言うことですか? > >つまり、国債発行は単なる民間へのマネーの供給と考えたほうが適切で、将来負担になるとの発想は全くの的外れです。 重ねて質問します。国債を償還する時は、新たな国債を発行して、それで償還すれば良いと言うことですか?償還の財源はどうするのですか? >>それから、どれ位まで国債が発行されても、将来の負担にならないのですか?無限大ですか? > >マネーの民間への供給という観点から考えると、大量に国債を発行し続け、正しい分配が行われますと民間は皆がお金持ちとなり、大量の消費が始まります。 >つまり輸入が増え始めます。そして、輸出より輸入が上回り始めますと、 >もう民間へのマネーの供給は止めなくてはなりません。 >でなければ円安やインフレが始まります。 >つまり、日本国の実力以上の輸入(贅沢)は出来ないのが必然なのだと思います。 >これが国債発行額の限度だと思います。但し、他のマネーとの総量を考慮する必要もあります。 国債を発行し続けると、円安やインフレが始まる。その円安やインフレが始まるまで国債を発行しても良いと解釈して良いですか? Gokai Sezutomoさんは、現時点で、後いくら位国債を発行してもよいと考えていますか? それから、Gokai Sezutomoとquestiontimeさんの違いがよく解かりません。Gokai Sezutomoさんは、「もっと国債を発行しても良い」。questiontimeさんは、「これ以上国債を発行してはいけない」。この点だけ異なって、他は基本的には同じと考えてよいのですか? ご回答をよろしく、お願いいたします。 。 |
▼あおばびとさん:こんにちは >>つまり、国債発行は単なる民間へのマネーの供給と考えたほうが適切で、将来負担になるとの発想は全くの的外れです。 > >重ねて質問します。国債を償還する時は、新たな国債を発行して、それで償還すれば良いと言うことですか?償還の財源はどうするのですか? > 技術的には税収が少なければ新規国債の発行でよろしいですし何の問題もありません。償還財源のために、税率を上げることは、はっきり間違いです。 新規国債を発行し続ければ発行額と同じ額のマネーが民間に供給されているわけですから、そのうちに国民はお金持ちとなり、税収が増え始めます。 税率を上げないで、税収を増やそうと思えば国民がお金持ちにならなければならない理屈です。(ただ、国債発行の累積増以外にも、民間にお金を増やす方法もあります。) それから、念のために申し上げますが、 国債の償還財源に新規国債の発行増と聞いて、あきれないで下さいね。 国債の累積増など、経常貿易赤字にならない限りは何の問題もないばかりで無く、国民にお金持ちが増えるのですから、大勢の人々がえびす顔になり、心豊かに暮らせます。 但しどんなにお金持ちになろうとお金の価値が下落しては無意味なわけですから、経常貿易赤字になるほどの消費となるまでお金を配る必要はありません。 そのときは税率を上げて、民間からマネーを吸い上げる必要が出てきます。 >それから、どれ位まで国債が発行されても、将来の負担にならないのですか?無限大ですか? 誤解されやすい部分ですので、私のほうも何度でも言います。 私を含めて、野口氏等は、 『累積国債発行量と将来の負担とは無関係』だといっています。 野々口氏、サミュエルソン氏、井上氏、新正統派と私が違うところは、 それほどに国債発行量をゼロにしたいのなら、その方法の明示です。 彼らはそれに言及していません。 >国債を発行し続けると、円安やインフレが始まる。その円安やインフレが始まるまで国債を発行しても良いと解釈して良いですか? > 国債発行増→民間がお金持ちへ→民間がえびす顔→消費を増やす→輸入増→貿易赤字→円安・インフレ→民間からお金の回収=(累積国債の減少操作のための税率増や資産価格の下落誘導)....となります。 >Gokai Sezutomoさんは、現時点で、後いくら位国債を発行してもよいと考えていますか? 大体ですが、3000兆円ぐらいでは経常貿易赤字にならないと思っています。但し他のマネーの増減がない場合です。 >それから、Gokai Sezutomoとquestiontimeさんの違いがよく解かりません。 私は社会保障にもっと財政を使うべきと思っています。 それから、現政権が出来る前から、健全財政主義は国を滅ぼすと思っています。 従って、イデオロギーとは無関係に、当然、現政権を否定しています。 questiontimeさんは現政権の肯定のようだし、社会保障費増に反対のようです。 但し、非人道主義ということではないと思います。 >Gokai Sezutomoさんは、「もっと国債を発行しても良い」。questiontimeさんは、「これ以上国債を発行してはいけない」。この点だけ異なって、他は基本的には同じと考えてよいのですか? > 違うところは、多数あると思います。 |
▼あおばびとさん: >questiontimeさん、Gokai Sezutomo さん、イワオさん、こんばんは。 はじめまして、ご指名ありがとうございます。 >「財政健全主義は正しいのか」と言うテーマは今の日本にとって、非常に重要なテーマでもあり、老人党が議論すべきテーマだと思います。しかし、素人には解かり難いテーマでもあります。そこで、素人のために、今までの皆様の議論を纏めるとどうなりますか。すこしずつ纏めてもれえませんか。よろしくお願いします。 所用で当スレッドへの書き込みが滞ってしまいましたが、お勧めに従い私の主張をまとめてみます。 1.国債への認識について 私は国債発行が「悪」であるとは考えていません。したがって、調達した資金が正しく使われるなら国債発行をゼロにする必要はないし、一定限度の範囲内なら国債残高があっても問題はないと考えています。しかし、国債残高が一定限度を超え「国債は償還されないかもしれない」との疑念が生じた時、経済は大混乱を起こすと考えます。では、国債発行限度額はどの程度か?これについては諸説あります。既に限度を超えているとする説から、Gokai Sezutomoさんのように、まだ大量に発行しても問題ないという説までです。 私が考える発行限度は、常識的な増税策や経済回復による税収増では国債償還ができなくなる額です。それは上記したように「国債は償還されないかもしれない」という疑念を生じさせないぎりぎりの額でもあります。具体的な限度額については「判らない」としか答えられません。現在の残高でも上記の「疑念」が生じれば即経済の混乱は始まるでしょうし、1400兆円といわれる個人金融資産額程度までは持つかもしれません。 破局は突然訪れます。破局が起こった後ではいくらでも理屈がつけられます。しかし、地震が何の前触れもなく起こるように破局もいつ起こるかわかりません。現在GDPの140%を超え、なお増加し続ける国債残高は地中の断層が歪をためているようなものです。破局が起こる前に歪を少しずつでも解消していくことが必要です。 なお、通貨危機に陥ったロシアで通貨危機当時でも貿易収支が黒字だったという事実をもって、貿易収支と国債発行限度に必ずしも関連性はないことを指摘しておきます。 2.日銀の「コントロール」について 日銀は短期金融市場には絶大な影響力を持っていますが、長期金利の変動要因が短期金利の変動要因と異なる以上、日銀が長期金利、したがって国債相場を完全にコントロールできるとは考えられません。 日銀は長らく「ゼロ金利政策」を続けています。量的緩和も含め、金利低下へのアクセルをベタ踏みしている状態です。ですから短期金融市場においても金利上昇方向へのコントロールは可能かもしれませんが、これ以上の金利低下策は取りようがありません。ましてや、長期金利においておやです。日銀の国債直接引受とか、国債の市場価格を無視した買いオペなどが行われれば話は別ですが、こうなると日銀は国債管理機関に堕してしまい、日銀の本来の機能である通貨価値の維持(=インフレのコントロール)機能は全く失われてしまいます。こんな愚策は本末転倒というべきでしょう。 3.野口悠紀夫氏他の議論について 彼らの主張は「国債は将来世代への負担の先送りではない」ことであって、国債をいくら発行してもよいというものではありません。そして彼らは将来の増税にも言及しています。彼らが言うように国債の負担は私たち自身の負担なのですが増税と異なり私たち自身が負担を感じにくいのです。 ですから、国債で調達した資金の使いみちは厳しく監視しなくてはなりません。私は、社会保障費など経常的に必要な資金は国債で調達すべきではないと考えます。経常的に必要な資金には経常的な歳入の途が必要です。 4.今後どうすべきか まず、徹底的に歳出の無駄を省くことです。それを前提にある程度の負担増は止むを得ないでしょう。今、既に国債償還に対する不安は芽生えはじめていると考えます。この不安が危機を招かないうちに、長期的な国債残高削減策を明確に打ち出すべきです。 |
question timeさん、僭越ではありますが、横レス失礼いたします。 今回のお話が一番得心ができました。 私の懸念はどうやら当たらずとも遠からずだったようで、今まで胸につかえていたものがやっとストンと落ちる心地がいたしました。 わかりやすく、的確なご説明、有難うございました。 この趣旨をよく念頭に置きながら、これからの政府の政策をしっかりと監視してまいりたいと思います。 |
questiontimeさん、おはようございます。ご返事、ありがとうございました。 questiontimeさんのご意見を纏めると、 『国債発行の意義は認めるが、これ以上の発行はおかしい。ある程度の負担増は止むを得ないが、徹底的に歳出の無駄を省くことが最重要である。』 でよろしいですか? 解かり易いご説明、ありがとうございました。 |
▼questiontimeさん: > なお、通貨危機に陥ったロシアで通貨危機当時でも貿易収支が黒字だったという事実をもって、貿易収支と国債発行限度に必ずしも関連性はないことを指摘しておきます。 > ロシアは対外債務が多く、貿易で幾ら稼ごうが間に合わなかったのであろう。従って、1998年、エリツィンは債務不履行を宣言したのである。 これがロシアの金融危機だとの認識ですが、 こういう事実がどうして、「貿易収支と国債発行限度との関連性」の否定に繋がるのでしょうか?・・的外れだが、紛らわしい指摘ですね。 >2.日銀の「コントロール」について > 日銀は長らく「ゼロ金利政策」を続けています。量的緩和も含め、金利低下へのアクセルをベタ踏みしている状態です。ですから短期金融市場においても金利上昇方向へのコントロールは可能かもしれませんが、 上記のように金利上昇へのコントロールは可能との指摘をしながら、 どうして国債の暴落の可能性があるのでしょうか? 金利上昇=国債の下落・・の筈では? >ましてや、長期金利においておやです。日銀の国債直接引受とか、国債の市場価格を無視した買いオペなどが行われれば話は別ですが、こうなると日銀は国債管理機関に堕してしまい、日銀の本来の機能である通貨価値の維持(=インフレのコントロール)機能は全く失われてしまいます。こんな愚策は本末転倒というべきでしょう。 国債の直接引き受けがどうして、 日銀の通貨価値の維持機能を失える行動となるのでしょうか? このあたりの論理的証明が全くありませんが一体どうなっているのでしょうか? 単なる思い込みなのではありませんか? >3.野口悠紀夫氏他の議論について > 彼らの主張は「国債は将来世代への負担の先送りではない」ことであって、国債をいくら発行してもよいというものではありません。そして彼らは将来の増税にも言及しています。 将来の増税に言及しているのは財務省だと思います。野口氏はその気持ちを代弁したに過ぎません。もう一度論文をよく読みましょう。 > ですから、国債で調達した資金の使いみちは厳しく監視しなくてはなりません。私は、社会保障費など経常的に必要な資金は国債で調達すべきではないと考えます。経常的に必要な資金には経常的な歳入の途が必要です。 > 「経常的に必要な資金には経常的な歳入の道」 もっともらしく聞こえますが、論理的根拠を示さなくては正当でないと思います。 今でも国債での資金調達は、国家予算の約半分なのですから、必然、、社会保障費にも回っているのではないのですか? >4.今後どうすべきか > まず、徹底的に歳出の無駄を省くことです。それを前提にある程度の負担増は止むを得ないでしょう。今、既に国債償還に対する不安は芽生えはじめていると考えます。この不安が危機を招かないうちに、長期的な国債残高削減策を明確に打ち出すべきです。 やはり今の、小泉政権の財政政策を単に、賞賛しているだけなのでしょうか? それから、スレッド、<45564>での質問のご回答を要求するのは無理なのですか? http://www.6410.jp/bbs/c-board.cgi?cmd=one;no=45564;id=sougou |
▼Gokai Sezutomoさん: questiontimeさんのレス、ものすごくわかりやすいです。 反面、gokaiさんのはよく解りません。文章と項目が多いだけで。 「ステディ ベア」さんの投稿がこの掲示板の最大公約数の意見 のように思います。 誤解を恐れずに言えば経済理論の羅列のような。 もう不毛だと思うので、 questiontimeさんのレスで最後にしませんか。 |
▼イワオさん: >questiontimeさんのレス、ものすごくわかりやすいです。 > 誤りをわかりやすいと思える思考を疑いますが、 貴方との議論をおくことに異議はありません。 >反面、gokaiさんのはよく解りません。文章と項目が多いだけで。 >「ステディ ベア」さんの投稿がこの掲示板の最大公約数の意見 >のように思います。 はじめから、この掲示板では私のような意見は他にありません。 阿修羅掲示板では見かけますけれど。 私をコペルニクスになぞらえる気はありませんが、少数意見だからといって否定していたら、真実の発見はありませんよ。地動説のようにね。 >誤解を恐れずに言えば経済理論の羅列のような。 >もう不毛だと思うので、 questiontimeさんのレスで最後にしませんか。 貴方には不毛だったのですね。 私も貴方の反論内容や論理にはがっかりし、疲労感を覚えていました。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >▼イワオさん: >>questiontimeさんのレス、ものすごくわかりやすいです。 >> >誤りをわかりやすいと思える思考を疑いますが、 >貴方との議論をおくことに異議はありません。 > >>反面、gokaiさんのはよく解りません。文章と項目が多いだけで。 >>「ステディ ベア」さんの投稿がこの掲示板の最大公約数の意見 >>のように思います。 > >はじめから、この掲示板では私のような意見は他にありません。 >阿修羅掲示板では見かけますけれど。 >私をコペルニクスになぞらえる気はありませんが、少数意見だからといって否定していたら、真実の発見はありませんよ。地動説のようにね。 > >>誤解を恐れずに言えば経済理論の羅列のような。 >>もう不毛だと思うので、 questiontimeさんのレスで最後にしませんか。 > >貴方には不毛だったのですね。 >私も貴方の反論内容や論理にはがっかりし、疲労感を覚えていました。 横レス失礼します。 Gokai Sezutomoさんが私の主張を誤りと断じようが、自らをコペルニクスになぞらえようがそれ自体何の問題もありませんが、一言申しておきたいことがあります。 貴方は私がしているような主張を「国の行く末を誤らせるもの」として批判しています。もし本気でそう考えているのなら、貴方は自分の主張を多くの人にわかりやすく伝える必要があります。 私の自分の常識や経験に基づく知見と今回いろいろと調べてみた結果、貴方と主張が対立することになってしまいました。 一方で私は、貴方の主張のプロセスはともかくとして、貴方のいう結論がもし正しければ非常に結構なことだと考えています。 ところが、仮に私の主張が理論的に誤っており貴方の主張が理論的に正しいものであっても、貴方の主張が多くの人に受け入れられ、多くの人々が抱える国債への不安を解消することができなければ、やはり経済混乱の可能性は消えません。国債を買うのも売るのも人間ですから、国債が「(まともな方法では)償還されないかもしれない」という疑念を多くの人々が抱けば、経済混乱は避けられないのです。この問題は、放って置けばいずれの主張が正しいか自ずと明らかになるといった性格のものではありません。どちらかを選択しなければならないのです。 自分の主張が受け入れられない原因を相手方の知識不足に求めるようなことは、貴方の主張を広く受け入れてもらう上で明らかにマイナスです。自らを少数派と自認しているならなおのことです。どうかご一考ください。 |
▼questiontimeさん: >>>誤解を恐れずに言えば経済理論の羅列のような。 >>>もう不毛だと思うので、 questiontimeさんのレスで最後にしませんか。 >Gokai Sezutomoさんが私の主張を誤りと断じようが、自らをコペルニクスになぞらえようがそれ自体何の問題もありませんが、一言申しておきたいことがあります。 > >自分の主張が受け入れられない原因を相手方の知識不足に求めるようなことは、貴方の主張を広く受け入れてもらう上で明らかにマイナスです。自らを少数派と自認しているならなおのことです。どうかご一考ください。 上記のような不遜な言い方をしてきたのは、イワオさんからではないのですか? 私は感情的になって、感情的な物言いを返したのではありません。必要だと思ったからです。 このような言い方が私の意見を広める為の良し悪しも含めていったつもりです。 貴方は不遜な言い方をされても我慢していたほうが主張が伝わると思われるのですか? それから、イワオさんは正しいこと=解かりやすく言える。・・・と思っておられる節があるように思えます。 天動説と地動説の例を出したように、 真実であっても、常識とかけ離れていれば解かり難いものではないのですか。 論点のブレが無く、真摯な態度が続いてさえいれば、説明や議論は惜しみなくしているつもりです。 |
私はGokai Sezutomoさんの意見に賛同いたします。 questiontimeさんのご意見も大変勉強になりますがちょと無理があるよな気がします。 ステディ ベアさんとイワオさんにはもう少し概念にとらわれない議論をお願いしたいと思いました。 失礼しました |
▼peaceさん: >私はGokai Sezutomoさんの意見に賛同いたします。 >questiontimeさんのご意見も大変勉強になりますがちょと無理があるよな気がし >ます。 >ステディ ベアさんとイワオさんにはもう少し概念にとらわれない議論をお願い >したいと思いました。 ・・・花見に先着したはっつぁんと熊さんが、酒樽の番をしている。我慢できないはっつぁんが持っている懐の小銭を熊さんにやって一杯飲む。熊さんは今受け取った金を、再びはっつぁんに渡して自分も一杯飲む、こうして互いに同じ金をやったりとったりしているうちに、たるの中の酒はいつの間にか無くなる・・・ 一般庶民というのは、机上の理論を理解できる力はない(ずばり頭は悪い)が、こうした馬鹿馬鹿しさを直感的に見抜く力は持っていると思います。 庶民の貯金で公共事業をやり、現金で土建業者に支払う、そして、赤字国債が1000兆円って、・・・ やはり、おかしい(納得できないという意味)事はおかしいのでしょう。 |
庶民には直感はあってもそれを展開するイマジネーションがない。 樽の中の酒が、どの系から持ち込まれ、どこへゆくはずだったかまでを見とおす力だ。 たとえば、 樽の中が水で、ふたりがどこか無料の井戸で汲んできたのなら、 水という資源は系の内側部で消費されたにすぎず、結局誰も損していないことになる。 この話しは経済活動という行為に対し、とても重要な示唆を含んでいる。 もうすこし掘り下げれば、 我々を悩ますものの正体をうまく表現できる言葉が見つかるかもしれない。 |
▼peaceさん:こんにちは >私はGokai Sezutomoさんの意見に賛同いたします。 > 深く感謝です。 >ステディ ベアさんとイワオさんにはもう少し概念にとらわれない議論をお願いしたいと思いました。 > 私もそう思いました。 私の主張が奇をてらった説とのお疑いを待っておられるのではないかと思われますが、それでも、 何とか、真実に気付いていただけないかと願っています。 ところで、ゴールドマンサックスが「西武」の買収に名乗りを上げたそうですね。 このようにして、資産価格を大幅に下落させて、日本民族が生存していくための大事な資産が、外資に安く買い占められていくのを見ると歯がゆくてなりません。 我々日本人は、外資がオーナーの農地を耕して、命の火をともし続けなければならぬ日が本当にやってきそうです。 これでは何時までたっても、『福祉大国』など遠のくばかりで、夢のまた夢ということになります。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >> なお、通貨危機に陥ったロシアで通貨危機当時でも貿易収支が黒字だったという事実をもって、貿易収支と国債発行限度に必ずしも関連性はないことを指摘しておきます。 >> >ロシアは対外債務が多く、貿易で幾ら稼ごうが間に合わなかったのであろう。従って、1998年、エリツィンは債務不履行を宣言したのである。 >これがロシアの金融危機だとの認識ですが、 >こういう事実がどうして、「貿易収支と国債発行限度との関連性」の否定に繋がるのでしょうか?・・的外れだが、紛らわしい指摘ですね。 > 貴方は46686で以下のように述べています。 (引用開始) マネーの民間への供給という観点から考えると、大量に国債を発行し続け、正しい分配が行われますと民間は皆がお金持ちとなり、大量の消費が始まります。 つまり輸入が増え始めます。そして、輸出より輸入が上回り始めますと、 もう民間へのマネーの供給は止めなくてはなりません。 でなければ円安やインフレが始まります。 つまり、日本国の実力以上の輸入(贅沢)は出来ないのが必然なのだと思います。 これが国債発行額の限度だと思います。但し、他のマネーとの総量を考慮する必要もあります。 (引用終了) これだけ見ると、経常収支が赤字になるまでは国債発行をしても良いと取れますが、それは違いますよという指摘です。 > >>2.日銀の「コントロール」について >> 日銀は長らく「ゼロ金利政策」を続けています。量的緩和も含め、金利低下へのアクセルをベタ踏みしている状態です。ですから短期金融市場においても金利上昇方向へのコントロールは可能かもしれませんが、 > >上記のように金利上昇へのコントロールは可能との指摘をしながら、 >どうして国債の暴落の可能性があるのでしょうか? >金利上昇=国債の下落・・の筈では? > 現状が「ゼロ金利」なのですから、金利上昇方向へのコントロールは可能でも金利低下方向へのコントロールは不可能ですね。貴方の仰るとおり市中金利上昇=債券価格の下落なのですが、その事実を挙げている貴方がなぜ「上記のように金利上昇へのコントロールは可能との指摘をしながら、どうして国債の暴落の可能性があるのでしょうか?」などという疑問を呈されるのでしょう? >>ましてや、長期金利においておやです。日銀の国債直接引受とか、国債の市場価格を無視した買いオペなどが行われれば話は別ですが、こうなると日銀は国債管理機関に堕してしまい、日銀の本来の機能である通貨価値の維持(=インフレのコントロール)機能は全く失われてしまいます。こんな愚策は本末転倒というべきでしょう。 > >国債の直接引き受けがどうして、 >日銀の通貨価値の維持機能を失える行動となるのでしょうか? >このあたりの論理的証明が全くありませんが一体どうなっているのでしょうか? >単なる思い込みなのではありませんか? > 日銀による国債直接引受を原則禁じている財政法第5条の規定はご存知だと思います。別に法律で決まっているからすべて正しいというものでもないし、貴方は「都合の悪い法律は変えればよい」と言われるかもしれないが、財政法に上記のような規定が盛り込まれたことについては歴史的な経緯があるのです。このあたりは自分でお調べになることをお勧めします。 字数制限のため次に続きます。 |
▼questiontimeさん: > なお、通貨危機に陥ったロシアで通貨危機当時でも貿易収支が黒字だったという事実をもって、貿易収支と国債発行限度に必ずしも関連性はないことを指摘しておきます。 >>> 「ロシアは対外債務が多く、貿易で幾ら稼ごうが間に合わなかったのであろう。従って、1998年、エリツィンは債務不履行を宣言したのである。」 これがロシアの金融危機だとの認識ですが、 こういう事実がどうして、「貿易収支と国債発行限度との関連性」の否定に繋がるのでしょうか? >貴方は46686で以下のように述べています。 >(引用開始) >これだけ見ると、経常収支が赤字になるまでは国債発行をしても良いと取れますが、それは違いますよという指摘です。 確かに経常収支の赤字との関連を述べていますが、 ロシア政府が政府財政において、過去に経常赤字を大量に作ったから、対外債務が多いのであって、 「経常貿易収支と国債発行の限度との関連性」の是非について考察するならば、 過去の経常収支の累積赤字というものも当然考察した上での結論なのですから、 その命題の是非では、否定とはならない筈ですよ。 >2.日銀の「コントロール」について 上記のように金利上昇へのコントロールは可能との指摘をしながら、 どうして国債の暴落の可能性があるのでしょうか? 金利上昇=国債の下落・・の筈では? >現状が「ゼロ金利」なのですから、金利上昇方向へのコントロールは可能でも金利低下方向へのコントロールは不可能ですね。貴方の仰るとおり市中金利上昇=債券価格の下落なのですが、その事実を挙げている貴方がなぜ「上記のように金利上昇へのコントロールは可能との指摘をしながら、どうして国債の暴落の可能性があるのでしょうか?」などという疑問を呈されるのでしょう? > だからね、金利が0以下の部分においてはコントロール不可能かもしれませんが、 0以上でありさえすれば、コントロールが可能ということは、 金利を上げない操作も可能ということでは、ないのですか? だから、金利上昇=国債暴落は日銀の思惑の範疇にある。...だと思います。 常識からすると考えられないような現実ですがね。 >ましてや、長期金利においておやです。日銀の国債直接引受とか、国債の市場価格を無視した買いオペなどが行われれば話は別ですが、こうなると日銀は国債管理機関に堕してしまい、日銀の本来の機能である通貨価値の維持(=インフレのコントロール)機能は全く失われてしまいます。こんな愚策は本末転倒というべきでしょう。 国債の直接引き受けがどうして、 日銀の通貨価値の維持機能を失える行動となるのでしょうか? このあたりの論理的証明が全くありませんが一体どうなっているのでしょうか? 単なる思い込みなのではありませんか? >日銀による国債直接引受を原則禁じている財政法第5条の規定はご存知だと思います。別に法律で決まっているからすべて正しいというものでもないし、貴方は「都合の悪い法律は変えればよい」と言われるかもしれないが、財政法に上記のような規定が盛り込まれたことについては歴史的な経緯があるのです。このあたりは自分でお調べになることをお勧めします。 > 無駄な労力を使わせないで下さい。 私はそういった考えが誤りか、あるいは現経済状況をを見るにおいて不適切かもしれないと思っているのですから、 貴方がそこから判断して私の考えが誤りだというのなら、貴方の結論の出し方をご披露なさればよいのではないですか? 貴方のお考えには、 常識とされているものを肯定しようと、躍起になって証拠を見たり、理論を組み立てようとしていると感じています。 そのお気持ちをまるで解からない訳ではありませんが、 しかし、真実とは人の心の中(常識)にあるのではなく、 事実を現出させるところ、つまり、事実の背後にあるのではないのですか? 真実や真理を知ろうとすれば、『常識という色眼鏡』に惑わされないようにすることも大切だと思います。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >だからね、金利が0以下の部分においてはコントロール不可能かもしれませんが、 >0以上でありさえすれば、コントロールが可能ということは、 >金利を上げない操作も可能ということでは、ないのですか? >だから、金利上昇=国債暴落は日銀の思惑の範疇にある。...だと思います。 >常識からすると考えられないような現実ですがね。 > まず、何度でも言いますが、日銀がコントロールできるのは短期金利です。したがって国債の価格には直接関係ありません。 それから貴方の論によれば、これから先、他にどのような要因が発生しても日銀は短期金利のゼロ金利を継続することになります。これは「日銀は金利をコントロールできる」と言いながら、実質的にはコントロールの手を縛っているのと同じです。 >>日銀による国債直接引受を原則禁じている財政法第5条の規定はご存知だと思います。別に法律で決まっているからすべて正しいというものでもないし、貴方は「都合の悪い法律は変えればよい」と言われるかもしれないが、財政法に上記のような規定が盛り込まれたことについては歴史的な経緯があるのです。このあたりは自分でお調べになることをお勧めします。 >> >無駄な労力を使わせないで下さい。 >私はそういった考えが誤りか、あるいは現経済状況をを見るにおいて不適切かもしれないと思っているのですから、 >貴方がそこから判断して私の考えが誤りだというのなら、貴方の結論の出し方をご披露なさればよいのではないですか? あなたにとって無駄な労力とは思いません。国債の中央銀行直接引受が誤りだというのは、それこそ「常識中の常識」です。逆にそれは全く害がないのだという論理的証明をいただきたい。 ところで、あなたは本当に日銀に直接引き受けさせてでも国債を増発すべきだと考えているのですか? >貴方のお考えには、 >常識とされているものを肯定しようと、躍起になって証拠を見たり、理論を組み立てようとしていると感じています。 >そのお気持ちをまるで解からない訳ではありませんが、 >しかし、真実とは人の心の中(常識)にあるのではなく、 >事実を現出させるところ、つまり、事実の背後にあるのではないのですか? >真実や真理を知ろうとすれば、『常識という色眼鏡』に惑わされないようにすることも大切だと思います。 貴方の答え方をそっくりいただいてお答えしましょう。 貴方のお考えには、常識とされているものを否定しようと、躍起になって証拠を見たり、理論を組み立てようとしていると感じています。そのお気持ちをまるで解からない訳ではありません。 しかし、仮に真実が人の心の中(常識)にないとしても、人の心を動かすことができなければ、現実は常識のとおりになってしまうのです。 自然科学と異なり社会科学における事実は人によって作られるからです。 事実を自分の主張どおりに動かそうとするなら、今の常識を『常識という色眼鏡』などと軽視せず、あなたの主張を新たな常識とするために多数派形成努力をすることが大切だと思います。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >> ですから、国債で調達した資金の使いみちは厳しく監視しなくてはなりません。私は、社会保障費など経常的に必要な資金は国債で調達すべきではないと考えます。経常的に必要な資金には経常的な歳入の途が必要です。 >> > >「経常的に必要な資金には経常的な歳入の道」 >もっともらしく聞こえますが、論理的根拠を示さなくては正当でないと思います。 >今でも国債での資金調達は、国家予算の約半分なのですから、必然、、社会保障費にも回っているのではないのですか? 現在現実に経常的な資金が国債で調達されているからといって、それが正しいとは限りません。 逆に問いましょう。例えば社会保障費を国債で調達した場合、国債償還時にも「国債償還のため今年の社会保障を削減します」というわけにはいきませんよね。 経常的な歳入の道を見つけない限り、償還時にも再び国債を発行せねばならず、国債残高の累増構造がビルトインされることになります(あなたのご指摘のとおり、すでにそうなっているかもしれません)そのような国債の償還原資はどのように調達するのでしょうか? >>4.今後どうすべきか >> まず、徹底的に歳出の無駄を省くことです。それを前提にある程度の負担増は止むを得ないでしょう。今、既に国債償還に対する不安は芽生えはじめていると考えます。この不安が危機を招かないうちに、長期的な国債残高削減策を明確に打ち出すべきです。 > >やはり今の、小泉政権の財政政策を単に、賞賛しているだけなのでしょうか? > 私の主張が小泉政権を賞賛しているようにみえるんですかねぇ。私からみると、小泉政権も長期的な国債残高削減策を明確に打ち出してはいないという意味で批判の対象なのですが。 >それから、スレッド、<45564>での質問のご回答を要求するのは無理なのですか? 回答が遅れて済みませんでしたが、本日回答しております。 |